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デュエルマスターズ 掲示板

掲示板DM総合雑談板 ≫ スレッド : DMオリカスレ連動 オリジナルデュエルストーリースレ
名前 コメント
2018-02-07 01:33
>第2話「復讐終了」→「町に行こう」
ゴッドスレイヤーなのに色々と悲しすぎる…ま、まあまだまだ成長の見込みはあるし仲間だって増えるだろうし…とにかく頑張れヘンジ!
>光矢VS朔 導入パート
俺の書いたデュエルのせいで転成間の繰儡のイメージがどんどん落ちていく…ごめんよ繰儡…。そしてラストバトル感ある描写で俺は忘れていた…この戦いが"準"決勝であることを…。
>第3話「ソーズチェイン」
シザーソーほどの戦闘能力があれば警備員くらい簡単に倒せそうだけどやっぱ騒ぎは避けたかったか。二つ名クラスでもないのにかなり強かったしそう考えると二つ名クラスは相当なんだなあと。
>「新たな世界の動き」
フルダイブ型デュエマシステムってナーヴギアみたいな感じだろうか。本編では真のデュエマが多くなりそうだから多用されるかはともかく。

さてお待たせしました。リジェネの方は3分の2は書き終わってますのでもうちょっとお待ちを。

D・D・D編プロローグ2話
ガンドー「…さて、どうするかだが…。どうせ町長共が口止めしてやがるだろうからな…。」
サトリ「今度こそ私の出番ですね。大丈夫、今度は迷いませんから。」
ガンドー「よし。頼むぜサトリ=サン。」
サトリ「…………成る程。心を読んだところ"いい情報と悪い情報"が分かりました。」
ガンドー「…いい情報から頼むぜ。」
サトリ「スカルミリオーネは町長の邸宅に潜んでいます。また、町長の邸宅は村の北側にあるみたいですね。…そして、悪い情報ですが……逢魔は"二人"います。」
ガンドー「…オイオイオイ…マジか?…コイツは大王様に伝えるべきだな。」
コイシ「お姉ちゃーん!ガンドーおじさーん!」
サトリ「あらコイシ。どこ行ってたのかしら?」
コイシ「町長さんの家見てきたんだけどね、警備の人がたくさんいてさー。まあ私は見つからないんだけど。」
ガンドー「俺達を警戒してやがンのか…?」
サトリ「その可能性が高いですね…。町長と逢魔が繋がっているのは明確ですし。…とにかく今は大王様と合流するのが望ましいかと。」
ガンドー「ああ、そうだな。」
________________________
D・D・D「ここに逢魔がいるのだな…。お前達、準備はいいな?」
ガンドー「ああ。…敵は2体と来たもんだ。大王様とムメイ=サンは大丈夫だろうが俺達はそこまで実戦経験はねえからな…。…ん?オ、オイオイ大王様!あンたの帽子動いてるぜ!?」
D・D・D「何?………お前か。マホロアにでも無理矢理送られたか?」
「す、すいません大王さん…アドさんとメタナイトさんに頼まれまして…。」
D・D・Dの帽子の中から大きなクリスタルを持ったピンク色の小さな妖精が飛び出した。
D・D・D「あー…気にするな。正直転生側がワシしかいなかったから丁度いい。」
ムメイ「…妖精…か?サニー達とは姿が違うようだが…。」
D・D・D「うむ。こやつの名前はリボン。転生の妖精だ。ワシの古くからの友人でもある。」
リボン「よ、よろしくお願いします!戦闘は得意ではありませんが…サポートなら出来ると思います!」
ムメイ「ふむ、サポート役は足りなかったから丁度いいな。では、先程のチームに俺達の方にリボンを入れた形で行こうか、大王様。」
D・D・D「よし。それで行くか。お前達、異論は?」
ガンドー「ねえな。」
サトリ「ないですね。」
コイシ「ないよ。」
ムメイ「よし、それでは皆、健闘を祈る。」
________________________
ガンドー「ハッハー!チームで手分けして探す前に見つかるたァ運がいいぜ!」
エリザ「ちょっとアンタ!拐った人達はどこにやったのよ!」
スカルミリオーネ「ああ、存分に愛でて…喰ってやったさ。」
ガンドー「喰ったあ!?ブッダ!最悪のケースだぜ。どうするよ、大王様。」
D・D・D「決まっているだろう。この外道を叩き潰すまで!」
スカルミリオーネ「貴様ら…面倒な…ファルファレルロ!」
スカルミリオーネが叫ぶと、D・D・D達の前に軽快なステップで踊る幽霊の逢魔が現れる。
ファルファレルロ「ケケケッ、テメェらが過去の遺物、D・D・D軍か!老害共が邪魔をするんじゃねえよ!」
D・D・D「…やはり貴様ら…"ワシらを知っている"な?」
ファルファレルロ「あ、やべっ!」
スカルミリオーネ「…馬鹿め。」
ムメイ「これで分かった。今回の一件、コイツらが絡んでいることに間違いないな。」
スカルミリオーネ「…一旦退くぞ。」
ファルファレルロ「おう!」
エリザ「あ!アイツら二手に逃げたわよ!」
サトリ「私とコイシとガンドーさんはファルファレルロを追いかけます!大王様達はスカルミリオーネを!」
D・D・D「分かった!頼んだぞ!」
________________________
屋上へと逃げたファルファレルロは民家の屋根を飛び渡る。ニンジャ脚力に自信のあるガンドーがサトリを背負いそれを追いかけていく。
ガンドー「クソッ、待ちやがれ!」
ファルファレルロ「ケケケッ、誰が待つかよ!」
KABOOM!ガンドーの銃弾とサトリの弾幕をファルファレルロの使い魔達が防ぎ、爆発する!
サトリ「ガンドーさん、右から来ます!」
ガンドー「ッ!?危ねえ!」
サツバツ!先程ガンドーのいた場所に集中放火が浴びせられた!サトリの指示がなければ二人まとめてネギトロと化していただろう!
ガンドー「…‼マズイ、サトリ=サン、実弾がほとんど残ってねえ!」
サトリ「…では私が指示を出します!ガンドーさんは指示通り避けて下さい!」
ガンドー「おう、分かった!(俺としたことが…確かに別に迎撃する必要はねえな。避けりゃいいんだ!)」
サトリ「右から来ます!さらに左に防壁が展開されます!右からの攻撃を交わしたらすぐに右に戻って撃って下さい!」
ガンドー「おうよ!」
ファルファレルロの召喚した使い魔がガンドー達の右から襲いかかる。だがその事を既に分かっていた二人は瞬時にかわし、ファルファレルロに銃弾を叩き込む。実際見事なワザマエ!
ファルファレルロ「グゲェッ!?(コ、コイツら、俺の動きを見切ってやがる!だったら…!)」
ファルファレルロは前方を除く全方位に障壁を展開し、逃げることに徹する。…おお、ゴウランガ!ファルファレルロの目の前には、いつの間にかいなくなっていたコイシが立っていたのだ!
ファルファレルロ「なっ!?」
コイシ「もしもーし、今、貴方の目の前にいまーす。…あ、知ってるよねー。」
コイシはメリーさんの真似をしつつ、突っ込んできたファルファレルロに蒼い薔薇を模した弾幕を撃ち込んだ!KABOOOOM!ここまでの弾幕を真正面から撃ち込まれればファルファレルロと言えど無惨なネギトロと化すだろう!さらに、追い討ちに手に持つ包丁をケバブめいて突き刺した!
ファルファレルロ「グガァッ!グゲェッ!」
ガンドー「ハッハー!ナイスだぜコイシ=サン!どうやらチェックメイトのようだな、ファルファレルロ=サン!」
サトリ「(…?)ガンドーさん!何かが変です!この状況なのに動揺一つないんです!」
ファルファレルロ「ククッ…ケッケッケ…。ギェハハハHAHAHA!!」
サトリ「自爆!?」
ガンドー「何がしてえンだ!?コイツは!」
おお、何たることか!ファルファレルロは自分自身に使い魔を特攻させ、跡形もなく消えたのだ!…いや!消えてなどいない!それどころか彼の体の傷は全て癒えているのだ!何たる生命への冒涜的な力か!
ファルファレルロ「ヘッヘッヘ…これが、"逢魔ヶ刻"だ。」
ガンドー「復…活…しやがった…?」
________________________
~少し時間は戻りD・D・Dサイド~
スカルミリオーネ「ケッケッケ…お前達…この世界の事情を知らない奴らが干渉などとは感心せんな。」
ムメイ「お前の言うとおりこの世界のことはまだよく知らないさ。だが、お前達がこの世界を脅かす存在であることは確かだ。」
エリザベート「とりあえずアンタ達ウザイしムカつくのよ!アタシ達の手でぶっ潰してやるわ!」
エリザベートの槍とムメイの剣がスカルミリオーネを攻撃する。だが、身体中の毛を鋼のように硬化させたスカルミリオーネはそれを防いだ。
D・D・D「貴様に聞きたいことがある…"コミッカー"は生きているか?」
スカルミリオーネ「ケケ…とっくの昔にほとんど滅んじまってる…。…まあ、それを知ろうと貴様らはここで死ぬがな!」
D・D・D「リボン!」
リボン「はい!」
スカルミリオーネの硬化した毛が、針のようになり射出された。だが、リボンの持つクリスタルの力がD・D・D達を守る。
スカルミリオーネ「チィー…。」
エリザベート「バカね!隙アリよ!」
エリザベートの持つ魔槍、監獄城チェイテがスカルミリオーネの唯一毛に覆われていない箇所、顔を刺し貫いた。
スカルミリオーネ「ガハッ…(ファルファレルロも死にかけてやがるな…今こそ発動すべきか…!)」
スカルミリオーネは傷口を無理矢理広げ、大量の血を噴き出す。…鮮血の霧が晴れた先には、無傷のスカルミリオーネが立っていた。
スカルミリオーネ「貴様らは逢魔ヶ刻を知らなかったようだな…この戦い、俺達の勝ちだ。」
ムメイ「何だコイツは…?不死身なのか…!?」
~To be continued~

プロローグはあと一話くらいかな。
2018-02-08 20:32
>導入パート
バレなきゃよかろうなのだ!…ところでサファは世界がやばい事は知っているのだろうか…
>第3話「ソーズチェイン」
5号!?どんだけ作ったんだ!?(そこじゃない)本題:かなり強そうだった。…どっちが強いのやら…
>「新たな世界の動き」
VRデュエルか…なんか将来出てきそう(こなみ)…ってラストラストォ!?
>D・D・D編プロローグ2話
この時代の逢魔っていつぞやの裏切みたい…(存在知ってる、滅ぼしたい)…途中でifストーリーとして777混ぜたりしたいです

逢魔編-777ver その1-
あらすじ
裏切電専対D・D・D軍の対決、当初、裏切電専の方が有利であった、が勝者は裏切電専側でもD・
D・D側でも無かった。
そんな中、裏切の力も電専としての力も失った7900こと777は…何故か逢魔の世界に居た。

777「システム…修理完了…プログラムビルド…ノーエラー…ノーワーニング…再起動処理完了…」
777→スリーセブン(以下セブン)「いたたた…流石にリミッター解除してぶん殴るのはって…なんじゃこりゃぁあ!?」
彼が目覚めた時、最初に見た光景は傷つき、倒れている仲間たちであった。
セブン「お、おい、大丈夫か!?」
そう彼は問いかける。だが返事は無いようだ…
セブン「なんてこった…一体何が…?」
???「全くうるさいですね…」
セブン「…誰だ!」
???「全く…部下の顔くらい覚えておくべきじゃありませんかね?」
セブン「敵かと思ってしまったのだ…すまない、アビス・ソウヤ」
???→ソウヤ「…もうあの頃の話はしないでください…結構キツかったんですよ?」
セブン「まあまあ…あの頃はあれだったし…」
ソウヤ「あとこのボディですが損傷が激しいのでなんとかしてもらえませんかね?」
セブン「…待て、そのボディって結構頑丈だったはずじゃ…」
ソウヤ「もういいです」
そう彼女だったものが爆破四散した。
セブン「え…」
ソウヤ「まあ、分離機能付けてて良かったんですけどね…」
セブン「頼むからもう脅かさないでくれ…」
封印された…もとい損傷していた身体を離れ、ソウヤはただ1人の味方と共に行動することになった。
セブン「これからどうしようか…」
ソウヤ「とりあえず東の方に向かいましょう」
セブン「…何かあるのか?」
ソウヤ「自信は無いですけど…多分なにかがあります」
セブン「それじゃ行きますか…捕まってろよ」
ソウヤ「…え?」
そう彼が言うとソウヤを掴んで東へと飛んでいった。
ソウヤ「ちょっとぉぉぉ!?」

???「にゃ?あれは何にゃ?」
To be continued…?
2018-02-10 00:57
>逢魔編-777ver その1-
裏切り電専達の身に何があったんだろうか。そういえばスナイパーっぽい猫がいたよね。
>D・D・D編プロローグ2話
逢魔達の狡猾さと不死身っぷりが厄介な印象。コミッカー達は無事逢魔達を倒せるのだろうか。
>デュエル物語(仮)第2章第13話「新たな世界の動き」
フルダイブデュエマ…あったら自分もやってみたい。最後に描写された子がサイレントスキル持ちのドリメ使いなのかな。
>第3話「ソーズチェイン」
シザーソーの描写で思ったけど、デンジャー・ウェイスターって大体はウエスタンのような風貌なのだろうか。シザーソーでこれぐらい強いのだから、二つ名持ちは一体どれだけ強いのだろうか。

大変お待たせしました。光矢VS朔の本編を投稿します。
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            《掴め希望!ミライ・Future!!》VS《TIME:Reverse 暁月のツクヨミ》
 全国大会準決勝戦。二人はエリア代表戦以来の再戦となる。試合は光矢の先攻で始まったが、朔の手札次第で瞬殺されかねない光矢は、朔の行動に目を離せないでいた。
「―俺のターン、ドロー」
 後攻1ターン目。朔はそう言って最初の1枚を引いた。
 《ルナティック・コア》、そして《赤月の凶華 ツクヨミ・エンシャント》が朔の手札にない事を、光矢は祈るしかなかった。
「―マナチャージしてターンエンドだ」
「月読転成が来ない…」
 観戦席のミナは朔の行動を見て呟く。朔さんがこの調子なら止められるかもしれないと、彼女はそう考えていた。
 目の前で見た光矢も、朔が2ターンキルを決められる状態で無い事がわかり安心するが、一筋縄で行ける相手でもない事も光矢は理解していた。

 先攻2ターン目。そんな朔に対し、光矢は順調に滑り出しを決めていく。
「俺のターン、ドロー!マナチャージ!《ミライ・ドラグーン》を召喚!」
「オイラの出番か!早いな!」
 光矢が召喚したのは相棒でもあるミライ・ドラグーン。カオス・フィールドによって置いたカードに立つかのように登場した。
「ターンエンドだ!」
 ミライの登場を見届け、転成への第一歩を踏み出した光矢は余裕を持ってターンを終了した。

 後攻2ターン目。2ターンキルが不発した朔はすぐさま別のプランに向けて行動を開始した。
「―俺のターン、ドロー。マナチャージして《ルナティック・オーブ》を召喚」
 朔側の対戦台に現れたのは球状の戦闘兵器。
 ムーンの召喚コストを減らしてくれるルナティック・オーブは、朔のカオティック戦略をアシストする1枚であった。
「―ターンエンドだ」
 さらなる展開への準備を整えた所で、朔はターンを終了した。

 先攻3ターン目。光矢は転成への準備をさらに進めていく。
「俺のターン、ドロー!マナチャージ!《MIRAI疾走 ロックハート》を召喚!効果でカードを1枚引き、手札を1枚捨てる!」
 光矢が召喚したロックハートは手札交換と破壊される時にシールド1つを回収する事で生き残るエスケープを持ったクリーチャー。
 そのクリーチャーは光矢の新たな転成戦術にしっかりマッチしていた。
「ターンエンドだ!」
 転成に向けてさらに準備を整えた光矢は朔にターンを渡す。ツクヨミ・エンシャントは当面来ないと、光矢はそう考えていた。

 後攻3ターン目。転成への準備を進めていく光矢に対し、朔の第2のプランは着実に進行していた。
「―俺のターン、ドロー。マナチャージして《月の尖塔 シャード》を2コストで召喚。さらに《ルナティック・コア》を召喚」
 朔はコスト軽減を元手にクリーチャーを展開。バトルゾーンにカオティックが3枚揃った事で、出現している2体のルナティックが混沌のオーラを纏い始めた。
「―ルナティック・コアのカオティック・ソウルでカードを1枚引く。ターンエンドだ」
 消費した手札を少しながら補充した朔はターンを終了すると、目の前の対戦相手の動向を見守り始めた。

 先攻4ターン目。今こそ転成の時。
「俺のターン、ドロー!マナチャージ!ロックハートを転成エスケープ!《ミライ・ライジングロード》を2コストで召喚!」
 光矢がカードをバトルゾーンに置いた事で、対戦台に新たなミライが出現する。
 エスケープで光矢を守るシールドは減少したが光矢の手札は1枚も減っていない。
「ライジングロードの効果でカードを1枚引き、ライジングロードを破壊してさらに2枚引き、手札を1枚捨てる!」
 出したばかりのライジングロードを使い捨ててまでカードを引いた光矢は、手札を捨てた後、元から持っていたカードを朔に見せる。
「そして《ミライ・ドラグーンEX》をミライ式クライマックス・ドロン・ゴー!効果で手札を1枚捨て、カードを2枚引く!」
 ライジングロードが爆散した所にもう黒服のミライが登場し、光矢にカードを引く機会を与える。
 残った2マナで出せるカードがない光矢は、このチャンスを利用してこのターンに朔を倒せる切り札の引き込みを狙った!
「ここから先は大博打だ!ドロー!」
 光矢がそう意気込みをかけて2枚のカードを引いた。狙いのカードを引けていれば光矢の勝率はさらに高まる。
 果たして、光矢はそんな切り札を引けているのだろうか!?
「…来たぁ!ミライEXを転成墓地進化!《MIRAI戦帝 ギラギラ・フレアード》を2コストで召喚だ!」
「ギラギッラァァァ!」
 より大きな竜の姿へと転成したミライEXの叫びが会場中に響き渡る。この雄叫びは仲間達の士気を高めるものなのか、それとも…。
「これだけじゃない!ロックハートを転成エスケープ!《超極転成 オメガミライ・レイジングソード》をウルトラ・クライマックス・ドロン・ゴー!!」
 フレアードの雄叫びと光矢の行動によって、全身に紅き光の刃を生やしたミライ、オメガミライが対戦台上に降臨した。
 オメガミライの登場により、朔の表情は無表情から一変した。
「オメガミライの効果で、このターン、コスト6以下のカードの使用を完全に封じ、ギラギラ・フレアードの効果でフレアードとシャードをバトルだ!」
 光矢の宣言を受け、フレアードは対戦台に建設された小さな塔を解体しにかかる。シャードはそうはさせないと言わんばかりに備え付けのビーム砲で迎撃するものの、フレアードは跳躍で回避。12000ものパワーを持つフレアードの一撃は、4000程度のパワーしか持たないシャードを倒壊させるにはあまりにも過剰だった。
「これがお前を倒すために考えた最高の一手だ!」
 転成とエスケープ、そしてドロン・ゴー。それらを組み合わせたコンボは、朔を劇的なまでに追い詰めていた。
「これで朔のカオティックは2枚。今ならアレを使われても全く痛くないな」
「アレって言われてもボクにはさっぱりわからないけど、この状況なら仮にワンショットを止められても巻き返すのは困難だね」
 観客席で光矢を見守っているクロウとセブロウはバトルゾーンの状況から光矢の勝利を確信していた。
 そして二人がそう呟いた頃、光矢は決着を付けるために意気揚々とアタックステップへと突入した!
「ギラギラ・フレアードでT・ブレイク!フレアードの効果でルナティック・オーブとバトルだ!」
 フレアードの効果はバトルゾーンに出た時だけではない。フレアードの放った火炎弾は、ルナティック・オーブを一瞬にして焼きつくした。
「―ブロックはしない」
 フレアードにクリーチャーを蹴散らされた朔はさらなる犠牲が出るのを嫌って攻撃をシールドで受ける事を選択。
 そんな朔の選択を受けて、フレアードは光矢の指示通り朔のシールドを3つ粉砕した。
 ブレイクされたシールドを手札に加えた朔は、オメガミライのロックを上回る1枚のカードを光矢に見せつける。
「―S・トリガー《混沌に満ちる月夜》。クリーチャーをすべてタップする」
 朔の使ったカードはコスト7の呪文。その効果によって、光矢のクリーチャーはすべて無力化された。
「ちくしょう、止められたか!ターンエンドだ!」
 惜しくもワンショットを止められたものの、このターンで戦況の優位を獲得した光矢はターンを終了。
 フレアードで場を荒らしている以上、ツクヨミでリセットなんてできないはずだと、光矢はそう考えていた。

 後攻4ターン目。追い詰められた朔はこの劣勢を打開しようとするが、朔が置かれた状況は誰がどう見ても詰みであった。
「―俺をここまで追い詰めるか。俺のターン、ドロー。マナチャージして《ルナティック・オーブ》、そして《ルナティック・コア》を召喚」
 朔はそう言って小型クリーチャーを展開するが、2体の超大型クリーチャーを擁している光矢の優位は揺るがない。
「―ルナティック・コアのカオティック・ソウルでカードを1枚引く。ターンエンドだ」
 効果処理を終えた朔はそう言って光矢にターンを渡す。朔でも打開できないこの状況は、光矢は朔を圧倒するまでに成長した事を証明していた。

 先攻5ターン目。今度こそこのターンで決着を付け、転成使いとしての因縁に決着を付ける!
「俺のターン!ドロー、マナチャージ!ミライを転成!《メガ・ミライ・ジェット・ストリーマー》!」
 対戦台のミライは高速機動形態、ジェットストリーマーへと転成。
「オメガミライでT・ブレイク!効果でもう一度コスト6以下のカードの使用を完全に封じる!」
「―ブロックはしない」
 またしても防御札を制限された朔は決して攻撃を止めたりはしない。仮にブロックしたとしても状況が悪化するだけだと、朔は理解していた。
 光矢の宣言を受け、オメガミライは全身の刃を駆使して朔の残りシールドをブレイクしていった。
「アレが不発している以上、2枚目はないはずだ!」
「お願い、通って!」
 観客席の守野兄妹はブレイクされた2枚のシールドに《混沌に満ちる月夜》が無い事を祈る。そこにあの呪文があれば、攻撃が止まるどころか、光矢の優位も覆りかねない。
 だが、そんな二人の祈りは不運にも通じなかった。
「―俺が目指すもの、それは真に最強なる存在だ!S・トリガー《混沌に満ちる月夜》!クリーチャーをすべてタップし、カオティック・ソウルで混沌の月を降臨させる!
 ―出でて時を巻き戻せ!《終焉の零(エターナル) ツクヨミ・ロスト》!」
 混沌に満ちる月夜の真価はカオティック・ソウル3による超大型クリーチャーの踏み倒し。
「オオオオオ…全ての時を巻き戻そうぞ…」
 背後で待機していたツクヨミはそう呟きながら、朔の行動を受け対戦台へと瞬間移動。同時に朔よりも一回り大きかったその背丈もミニチュアサイズへと縮小していた。
 奇跡に乗じて出したその切り札は、エリア代表戦で試合状況を初期状態にまでリセットして見せた狂気の1枚。その力は2回戦でも遺憾なく発揮し、一時は圧倒的有利な状況を作り上げていた。
「真に最強…?そんなもののために朔さんは時を戻そうとしていたの…?」
 朔から零れた自身の真の目的は、感染しているミナを激しく落胆させていた。
「マジか…だが、これなら押しきれる!ターンエンドだ!」
 ワンショットを止められるどころかこれまでの攻めを台無しにされかねない状況に追い込まれてしまった光矢は強がりを言ってターンを終了した。

 後攻5ターン目。ツクヨミ・ロストで試合のリセットを目論む朔は、最初のドローでキーカードの引き込みを狙った。
「―俺のターン。ツクヨミよ、お前の望む未来、俺に見せてみろ…!ルナティック・タイム!」
 対戦台が蒼く照らされる中、朔の山札の上1枚が浮き上がり、朔の目の前に移動。そのカードが望んだカードである事を確認した朔は、ニッと笑ってそのカードを手札に加えていった。
「―マナチャージして《真月 サツキ》を召喚。サツキはカオティック・ソウルで自分の他のクリーチャーが得た混沌能力を全て獲得する。2体のルナティック・コアのカオティック・ソウルでカードを2枚引く」
 朔が召喚したクリーチャーは真月兵と呼ばれるツクヨミ・ロスト直属の配下。その中でもサツキはツクヨミ・ロストの時戻しを強烈にアシストする能力を持っていた。
「こんな荒業ありかよ…!」
 サツキ1体の登場でルナティック・ソウルの条件を達成されてしまった光矢は、エリア代表戦でリセットした時の光景がフラッシュバックしていた。
 そうして、準備が整った朔は特に反撃を仕掛けることなくエンドステップへと突入した。
「―俺のターンの終わりに、自分のクリーチャーが獲得した混沌能力が7つ以上。よってツクヨミ・ロストのルナティック・ソウル7が成立。
―ツクヨミ・ロストよ、全ての時を巻き戻せ。超次元ゾーン以外の他のカードを全て山札に戻し、シャッフルする!」
 ツクヨミ・ロストの時戻しによってあらゆるゾーンのカードが山札へと戻っていく。だが、戻っていないカードがあった。
「―ルナティック・オーブはカオティック・ソウルでバトルゾーンから墓地以外のゾーンに移動しない。よって、サツキもバトルゾーンを離れない。そして互いにシールドを5枚追加し、カードを5枚引く」
「マジかよ…!」
 ツクヨミ・ロストによって、試合の状況は限りなく初期状態へと巻き戻った。エリア代表戦とは異なり、朔側はツクヨミ・ロストだけでなくお供にオーブとサツキを従えている。
 前に戦った時よりも強力になっている事を実感した光矢は戦慄する。
「―既に結果は見えている。それでもあがくのなら過去を辿り敗北しろ。ターンエンドだ」
 時戻しを決めて劣勢を打開した朔は決まりの文句を言ってターンを終了した。

「ぐっ…俺のターン、ドロー!マナチャージしてターンエンドだ!」
 先攻6ターン目。時戻しでこれまでの優位を失った光矢は、再び最初の一歩を踏んでターンを終了した。

 後攻6ターン目。光矢がまともに行動がとれない中、朔は駄目押しの一手を打つ。
「―俺のターン、ドロー。マナチャージして月読転成を発動」
 そう言って朔が見せたカードは《赤月の凶華 ツクヨミ・エンシャント》。この大会で初めて投入されたそのカードは、餓朗を瞬殺し、和池をも葬り去った恐るべき切り札である。
「カードだけでもなんてプレッシャーなんだ…!」
 事前に知る機会は一度あったものの、目の前でそのカードを見せられたミライはその威圧感に圧倒される。
「―その効果でサツキをタップし、ターンエンドだ」
 ゲームを終了させる切り札の使用を予告した朔はそのままターンを終了した。

 先攻7ターン目。迫る月読転成を前に、光矢は逆転への準備を整えていく。
「俺のターン、ドロー!マナチャージ!呪文《勇愛の天秤》!手札を1枚捨て、カードを2枚引く!ターンエンドだ!」
 光矢のとった行動は手札補充。パワー4000のサツキを破壊する事もままならない中、光矢はターンを終了した。

 後攻7ターン目。朔の新たな切り札が今ここに降臨する!
「―俺のターン。サツキがアンタップした事でサツキを月読転成。
―ツクヨミよ。お前の望んだ未来、俺に見せてみろ!《赤月の凶華 ツクヨミ・エンシャント》!」
「小癪な力で何度も歪めおって…ただで済むと思うな…!」
 朔の決め台詞と同時に、サツキの周囲の空間が歪み、消失する。そして、憎悪に満ちた言葉と共に歪んだ空間から現れたツクヨミは血涙を流していた。
「遂に来ちまったか…」
 これまで警戒していたツクヨミ・エンシャントの登場に、光矢は固唾をのむ。
 今の手札では押しきるのは難しいと、光矢が考えていた所でツクヨミ・エンシャントの力の一端が明らかとなる。
「―ツクヨミ・エンシャントは常に未来を把握する。手札を見せろ」
「くそっ、バレたか!」
 ツクヨミ・エンシャントの効果で光矢の手札が暴かれる。そんな光矢の手札は《ミライ・ドラグーンEX》と《MIRAI疾走 ロックハート》、《make tomorrow MIRAI》と《爆殺‼ 覇悪怒楽苦》。そして侵略ZEROを持つ《禁機闘竜 ドラグリオン・F(フューチャー)》の5枚。
 この手札構成はツクヨミ・エンシャントに対するカウンターとしては中々なものだが、侵略ZEROの仕様上、プレイング次第で対処されかねない厳しい状況だった。
「―侵略ZEROか、面白い。マナチャージして《ルナ・T・ク》を召喚。効果で山札の上から3枚を見て―《拾参の幾望 ゲッカ》を手札に」
 手札から使える防御札を回収した朔は残りのカードを墓地へと置き、特に攻撃を仕掛ける事なくエンドステップへと突入した。
「―ターンの終わりにルナ・T・クのカオティック・ソウルで墓地のカード3枚を山札の下に置き、カードを1枚引く。ターンエ―」
「このままターンを終わらせねぇ!侵略ZERO《禁機闘竜 ドラグリオン・F》!」
 手札を補充し、ターンを終わらそうとした朔に割り込んだ光矢は、1体のクリーチャーをバトルゾーンに出す。
 ツクヨミ・エンシャントに対抗するかのように現れたドラゲリオン・Fは、あの伝説のクリーチャー、ブラックアウトに匹敵する実力を持っていた。
「―お前がそう来るのは分かりきった事だ。今度こそ、ターンエンドだ」
 光矢の手札を常に把握している朔にとって、侵略ZEROも想定内。朔は余裕を持ってターンを終了した。

 先攻8ターン目。侵略ZEROから反撃を仕掛けていきたい光矢にツクヨミ・エンシャントの魔の手が迫る。
「―お前のターンのはじめに、ツクヨミ・エンシャントの効果でドラゲリオン・Fを破壊」
「ドラゲリオン・Fが破壊された事で《ミライ・ドラグーンEX》ミライ式クライマックス・ドロン・ゴー!」
 光矢は手札のミライEXで破壊をカバーするが、それも朔の想定内。朔の予想を上回るためにも、光矢は朔を倒せる切り札を追い求めていく。
「ミライEXの効果で手札を1枚捨て、カードを2枚引く!」
 手札の《make tomorrow MIRAI》を捨てた光矢は引いたカードを朔に見せる。ドローの成果は《MIRAI龍覇 ドラグブラスター》と《MIRAI導師 ダークリフレイン》の2枚と中々なものであった。
「ドラグブラスターを引けたならまだ勝ち目はある。だけどもマナが足りない」
「瀬武さん、朔さんは必ず追加ターンを与えてくるハズです。召喚なら可能では?」
 光矢がカードを引いた頃、観客席ではセブロウとミナはこの状況をどう打開するかの話題で賑っていた。
「その通りだね。でも、そうすると今度は装備したMIRAIブラスターを龍解させるマナが足りない。それをどうにかできるかはコーヤの引きとプレイング次第だね」
 セブロウがミナに考えを話していた頃、光矢も同じような事を考えていた。
「…これではあいつをぶっ倒せねぇ!俺のターン、ドロー!」
 現在進行形で追い詰められている光矢はそう言ってカードを引く。引いたカードは《ミライ・ドラグーン》と手厳しい。
 光矢は明かされた6枚の手札で逆転を狙いたい所だが、彼は意外な行動をして見せた。
「マナチャージ!《MIRAI疾走 ロックハート》を召喚!効果でカードを1枚引き、手札を1枚捨てる!」
 覇悪怒楽苦をマナゾーンに置いた光矢はこの局面でも手札を追い求めていく。その効果で光矢は《メガ・ミライ・ジェットストリーマー》を引き、《MIRAI導師 ダークリフレイン》を捨てていった。
「ちくしょう、引けねぇ!ターンエンドだ!」
 狙いのカードを引けなかった光矢はやむなくエンドステップへ突入すると、朔は自身の勝利を約束する恐るべきプレゼントを光矢に与えた。
「―お前のターンの終わりに、ツクヨミ・エンシャントの効果でお前に追加ターンを託す。追加―」
「ターン中に勝てなければお前の負けだ、だろ?次の追加ターン、俺はお前をぶっ倒す!ターンエンドだ!」
 朔の台詞を分捕った光矢は、あまりにも厳しい状況の中で改めて朔を倒すと宣言する。そして、光矢のターンは終了した。

 光矢の追加ターン。このターン中に朔を倒す事が出来なければ彼の勝利が確定する。そして前のターンと同じように、光矢のクリーチャー達に魔の手が迫り来る。
「―ならばその力、俺に見せてみろ。ツクヨミ・エンシャントの効果でミライ・ドラグーンEXとロックハートを破壊!」
「ロックハートのエスケープ発動!シールドを1つを手札に加える!」
 ロックハートを魔の手から守るべく、光矢は無作為に1つシールドの上に手を置いた。そして、そのシールドの中身に全てを賭ける!
「俺がお前に勝つにはアレを引くしかねぇ!大博打だ!ドロー!」
 光矢はもう一度そう意気込みをかけて手に置いたシールドを表向きにした。果たして、そのシールドは光矢の言うアレなのだろうか!?
「…来た!《超極転成 オメガミライ・レイジングソード》!!ロックハートを転成エスケープし、ウルトラ・クライマックス・ドロン・ゴーだ!!」
 前のターンから求めていたカードはオメガミライ。ミライEXの破壊に間一髪間に合った光矢は、表向きにしたシールドともう1つのシールドを手札に加えてオメガミライをバトルゾーンに出した。そして、光矢が手札に加えたもう1つシールドの中身は《地獄門デス・ゲート》だった。
「―土壇場で切り札を引くとはな」
「ああ!これならお前を倒せる!オメガミライの効果でコスト6以下のカードの使用を完全に封じる!」
 光矢はそう言って効果を処理すると、対戦台のオメガミライは全身を紅い光を強く発した。
 オメガミライでゲッカと大半のS・トリガーを封殺した光矢は、ようやく最初の1枚を引きにかかった。
「そして俺のターン!ドロー、マナチャージ!オメガミライを転成!《MIRAI龍覇 ドラグブラスター》を2コストで召喚!」
 山札から《ガウスブレイザー》を引き、デス・ゲートをマナゾーンに置いた光矢は、何と出したばかりのオメガミライを転成元にして見せた。
 弱体化を覚悟して転成したオメガミライことドラグブラスターは、光矢の額ぐらいの高さに時空の穴を切り開いた。
「ドラグブラスターの効果で超次元ゾーンから《MIRAI・ブラスター》を装備!」
 時空の穴からドラグブラスターが取り寄せたのは自身を模した光線銃。それを右手に持ったドラグブラスターは、それを会場の天井に向けて発砲して見せた。
「さらに、ドラグブラスターを転成する時にMIRAI・ブラスターを龍解!駆け抜けろ!《次元走破 ドラグMIRAI・ソニック》!そして《メガ・ミライ・ジェットストリーマー》!」
 光矢の宣言と同時に、ドラグブラスターは発砲したばかり銃を上に放り投げた。そうすると、投げられた銃は異なる形態をとった2体のミライへと分裂し、各々指定したカードの上に着地。
 転成と龍解を組み合わせた強烈なコンボを決めて見せた光矢だが、それでも朔の余裕を崩せない。
 3体の強力なスピードアタッカーを展開した光矢は、ここで最後の攻勢に出た。
「くっ…だが、まだ勝機はある!ドラグMIRAI・ソニックでW・ブレイク!効果でお前の手札を2枚捨てさせ、このターン、それらと同じ文明のカードの使用を封じる!」
 そう宣言して朔の手札を見ないで捨てさせた2枚は《拾参の幾望 ゲッカ》と《零の新月 ツクヨミ》。よって、光矢は朔のカードすべてを封殺する事に成功したのだ。
「―混沌に満ちる月夜を封じられたか。攻撃は通そう」
 要となるS・トリガーを封じられた朔はシールドで受ける事を選択。
 ドラグMIRAI・ソニックは光の速さで間合いに入り込み、朔を守るシールド2つをまとめて切り払った。
 特に反撃が来ない、光矢はさらに追撃を叩き込む。
「ドラグブラスターでW・ブレイク!」
「―ブロックはしない」
 ブロックは無意味だと判断した朔はこの攻撃もスルー。ドラグMIRAI・ソニックと同じように、ドラグブラスターは朔のシールド2つを叩き割った。
 これで朔のシールドは残り1つ。S・トリガーを全て封殺されてはいるものの、朔は未だに余裕を残していた。
「ロックハートでシールドブレイク!」
「―ブロックするまでもない…!」
 先程から攻撃を受け続けている朔は、ルナティック・オーブで返り討ちにできるはずのロックハートの攻撃も通す事を選択。
 そんな朔の采配の結果、彼は自身のシールドを全て失ってしまった。
 一見、奇妙に見える朔の行動の意図に気づいた光矢は、厳しい表情でトドメの一撃を叩き込もうとする。
「メガ・ミライ・ジェットストリーマーでダイレクトアタック!」
「―ルナティック・オーブでブロック!」
 朔はゲームが決するギリギリのタイミングで攻撃を阻止する事を選択。
 メガミライが攻撃態勢に入った所でルナティック・オーブは不意打ち気味にビームを放つ。不意打ちに反応したメガミライは腕に装備したキャノン砲で相殺。ルナティック・オーブが次の攻撃態勢に入った所にはメガミライの姿はない。相殺直後に光のジェットパックで飛翔していたメガミライは、空中から光のロケットランチャーを放ってルナティック・オーブを撃破した。しかし、メガミライは肝心の目的を果たせていなかった。
「―大言だったな。快進撃もここまでだ」
 朔が1ターンの間に強力なクリーチャーを複数並べられ、ありとあらゆる防御札を封殺されても猶余裕を崩さなかった理由。それは単純に打点が足りていなかったから。
 熾烈な猛攻を捌き切った朔は、そう言って光矢に残酷な現実を突きつけた。
「お、おい!ワンショットが止められちまったぞ!大丈夫なのか!?」
 観客席でこの様子を目撃していたサファは激しく動揺しながらセブロウ達に問いかけた。
 ここで光矢が負けてしまえば転成使いは全滅。誰も朔を止める事が出来なくなってしまうからだった。
「サファ、光矢を信じろ。あいつの牙はまだ残っている」
 動揺しているサファを諌めたのは同じく観戦しているクロウ。光矢と日常的に戦っているクロウは、まだ勝ち筋が残っている事を見抜いていた。
 ここまでドローバンク2回も使ってるのに本当に大丈夫なのか、とまだ心配しているサファは、とりあえずクロウを信じて光矢を見守る事にした。
「―万策尽きたなら諦めろ。俺が未来を遮ってやる」
 朔がターンの終了を強要する中、光矢は最後の賭けに出る。
「まだ終わってねぇ!メガミライの攻撃の終わりに、カードを2枚引く!」
 光矢の最後の策はドロー後の自壊を利用したドロン・ゴー。現状、手札にエグザイル・クリーチャーがない光矢は山札に望みをかけるかのようにカードを1枚ずつ引いていった。
「くっ…!」
 1枚目のカードは《希望の転成 ミライ・Future》。ここで引けなかった光矢はもう後がない。
 極限の窮地にまで追い詰められた光矢はここで引けなければ後は死んでも構わない心意気で最後の1枚を引いた。
 最後に引いたカードは一体!?
「…来たァー!メガミライを破壊!《ミライ・ドラグーンEX》にドロン・ゴー!」
「―何、だと…!」
 ダメ押しを可能にするカードを引けた光矢は嬉々としてそれをバトルゾーンに出す。この状況で後続を引けてしまった事に、朔は動揺を隠せない。
 勝利を確信した光矢は、ミライEXのカードに手をかける。
「俺は望んでいた!この未来を!ミライEXでダイレクトアタック!いっけェェェ!」
 光矢は手に置いたカードをタップすると、朔に目掛けて拳を突きつける。
「―未来を遮断されるのは俺の方だったか…!」
 拳を突きつけられた朔にはもはや打つ手はない。その事は自身の言葉からもはっきり分かる事であった。
 光の銃を朔に向けたミライEXはそのまま光弾を射出。光弾は2体のツクヨミの間をすり抜け、オメガミライとドラグMIRAI・ソニックであらゆる防御札を封殺された朔に着弾した。
 ミライEXのダイレクトアタックが決まった事で光矢の勝利が決定する。またしても最後は運頼みとなってしまったが、光矢は再び朔を打ち倒す事に成功したのであった。

                            ◇

 光矢が勝利した事でツクヨミが展開していたカオス・フィールドが解除される。
 試合の後、試合に勝利した光矢は朔を問い詰めようとしていた。
「朔!時を巻き戻すのはやめ―」
 光矢の言葉最中に朔が意識を失う。過度に展開されたカオス・フィールドは代償として朔の意識を奪っていたのだ。
「朔様!」
 周囲の人々が異様な状況にざわめく中、観客席にいる妖蟲は大きな声を上げて朔の元に向かった。
「本来のカオス・フィールドはこのような性質を持っていたのかぁ…これは貴重なデータだよ…」
 混沌の力ってそんなに危険なものだったのか、と試合を観戦していた混沌使いの大半がそう思う中、研究者の餓朗はこの様子を克明に記録し続けていた。
 大会のジャッジが朔の容態を確認していると、朔が急に意識を取り戻す。朔は遣り残した事を果たすために執念で起き上がったのだ。
「―俺にはまだやらねばならぬ事が2つある…!ツクヨミよ!世界の時を巻き戻せ!!」
「デュエマに勝つだけでは阻止できないのかよ…!」
 朔のこれまでに見たこともない叫び声でツクヨミに指示を下す。光矢は朔の企みを阻止する所か逆にその時を進めてしまったのだ。
「オオオオオ!わらわの元に集え、混沌の残滓よ!」
 それに応じたツクヨミは会場から混沌をかき集めて大きな球体を精製する。その大きさは試合の時とは比べものにならない。
 集結した混沌のせいか、観客は舞台にいるクリーチャー達を視認できるようになっていた。
「ちくしょう、どうすればいいんだ…!」
 時を巻き戻そうとするツクヨミに対し、光矢はどうすれば止められるのか見当もつかない。
 今すぐにでも時が巻き戻されそうな中、別の対戦台の方から大きな声が響き渡った。
「サルトビーム!混沌に突っ込むでゴザル!」
 その声の主は転成使いを裏切り、混沌使いとなったクラウス。彼は同じく危険なカオス・フィールドの中で砲場を倒し、ツクヨミの時戻しを阻止しようとしていた。
「クラウス!ホントは裏切ってなかったのか!」
 仲間を裏切ってでも朔の企みを阻止しようとするクラウスの姿勢に、光矢は感激する。
 そんなクラウスの掛け声と同時に、サルトビームは意気揚々とツクヨミの元へ駆けつけ始めた。
 クラウスの再度の裏切りを前にした朔は、砲場の方に目をやるが、自分と同じように対戦台で気絶している。これでは使い物にならないと、朔はそう判断した。
「―ちっ!カオスインパクト!ツクヨミを守れ!」
 意識を取り戻してから全く余裕がない朔は、ポーチから1枚のカードを取り出し実際のデュエマと同じようにカードを対戦台に置いた。
 朔がカードを置いた事で、時計塔のような装飾した人工衛星、カオスインパクトがサルトビームの前に立ちはだかった。その姿はまさに要塞。流石のサルトビームも足を止めざるを得なかった。
「嗚呼、何故裏切り者は、何度も裏切りを繰り返すようになるのだろうか…」
 現れたカオスインパクトは珍しく私情をこぼす。彼はサルトビームの裏切りを残念に思っていたようであった。
「ぐっ…忍法、invisible―」
 そんなカオスインパクトの思いなど気に留めないサルトビームは、光学迷彩装置を起動して姿を消そうとするが、カオスインパクトの放ったビームによって透明化を阻止されてしまった。
 装置の故障によって光学迷彩を封じられたサルビームはクナイビットでカオスインパクトに攻撃を仕掛けていくが、大した損傷を与える事はできない。
 カオスインパクトが足止めしている間に、ツクヨミの時戻しの準備が着実に進んでいく。妖蟲も朔の元へ向かっているこの状況は、転成使いにとって厳しい状況であった。
「俺たちもこうしちゃいられねぇ!ミライ、ツクヨミをぶっ倒せ!」
 両手で自分の頬を叩いて気合いを入れ直した光矢は、ツクヨミの時戻しを阻止するためにもミライに指示を下す。
「そうこなくっちゃ!」
 光矢の指示に賛同したミライは紅き光を放ってオメガミライへと転成。腕の刃でツクヨミを攻撃を仕掛けていった。
 光の刃がツクヨミを切り裂こうとした瞬間、カオスインパクトが攻撃をかばっていた。
「ちくしょう、止められたか!」
 オメガミライの攻撃すらも止められてしまった光矢は、ミライを信じる事しかできなかった。
「助太刀センキューネ!」
 ミライの介入で生まれた隙を、サルトビームは見逃さない。カオスインパクトの翼部の下をスライディングで潜り込んだサルトビームは、ツクヨミの背後を取る事に成功する。そして、そのままツクヨミに攻撃を仕掛けることなく、跳躍して頭上の混沌に腕を突っ込んだのであった。
「―混沌を横取りするつもりか、茶介ェ!」
 集めた混沌をサルトビームに吸収する事でツクヨミの時戻しを完全に阻止する事がクラウスの真の狙い。
 朔が狼狽する中、朔の元へ向かった妖蟲は対戦台へと迫っていた。
「朔様!障害を―」
「邪魔はさせないでゴザルよ!セェイ!」
 いつの間にかに光矢達の所まで移動していたクラウスは、妖蟲に向かって何かを投げつけた。
「また網!?朔様!」
 投げた物の正体は投網。それを食らった妖蟲は後ろに倒れ、網に絡め取られていた。
「―妖蟲も役に立たないか…!カ・O・ス、リドゥ!サルトビームを追い払え!」
 サルトビームの吸収が進む中、朔はポーチから2枚のカードを取り出して2体のクリーチャーを出現させる。
 オメガミライはカオスインパクトと戦いを繰り広げており、サルトビームを守る事はできない。
 光矢がどうしようもないと思った瞬間、2体のクリーチャーがカ・O・スとリドゥに体当たりを見舞っていた。
「世界の平和はワガハイが守るのでアール!」
「朔の横暴…許す訳にはいかないヨ!」
 カ・O・スとリドゥを止めたのは守野兄妹の相棒、ノ・アールとカオス・クルト。2体は光矢達を支援するために観客席から駆け付けて来たのだ。
「―何だと!?」
 2体の増援は朔にとって想定外。ミナにデッキを渡した事は結果として朔自身を酷く追い詰めていた。
「空飛べる奴は便利だよな…」
 一方その頃、セブロウ達と一緒に移動しているサファは空を飛べるノ・アールとカオス・クルトを羨んでいた。
「その手があったわ!カースキル、障害を呪い殺しなさい!」
「ぎゅ!」
 駆け付けた2体のクリーチャーを見てクリーチャーだけを送れば良い事に気がついた妖蟲は、相棒の燃え盛るカースキル・ワームもといリベンジキル・ワームを朔の元に向かわせる。
「Oops!」
 妖蟲のとったこの行動はクラウスも想定外。
 元々大きなムカデサイズだったリベンジキル・ワームは、会場に充満した混沌の影響を受けてみるみる巨大化していった。
「オイラが止める!」
 ようやくカオスインパクトを倒したオメガミライは、さらに混沌に染まりゆくサルトビームを守るべくリベンジキル・ワームにも攻撃を仕掛けていくが、それを察知したリベンジキル・ワームはさらに炎を噴出。噴き出た炎は、オメガミライを怯ませるには十分な威力であった。
「グラッジ・ワームを食わせたかいがあったわ!」
 リベンジキル・ワームの思わぬ活躍に妖蟲が喜ぶ。彼女はもはや網から抜ける気配すらもない。
 オメガミライを怯ませている間に、リベンジキル・ワームはサルトビームの前まで到達。追い詰められたサルトビームはクナイビットで迎撃するが、纏った怨みの炎のせいで効果が薄い。
 リベンジキル・ワームの牙がサルトビームに到達しようとした瞬間、リベンジキル・ワームは急に後ろに下がっていた。
「スペリオラ!お前の力を発揮する時だ!」
 光矢の元に駆け付けた際見が叫ぶ。リベンジキル・ワームの動きを止めたのは際見の相棒、スペリオラであった。
 スペリオラは剛腕のオーラで尾部を掴み、少しづつ後ろに引っ張っていたのだ。
「裏切ったとは言ってても、ちゃんと世界を守ろうとしてたとはね」
 到着したセブロウがクラウスに悪態をつく。同時にやってきたセブロウの相棒、セブ・ウェーブは水流を放って炎上するリベンジキル・ワームを消火。鎮火した事でリベンジキル・ワームはカースキル・ワームへと弱体化してしまった。
「グッジョブ!」
 弱体化したカースキル・ワームにサルトビームがクナイビットを射出。急所である甲殻の裏に突き刺さった事でカースキル・ワームは大きく怯んだ。
 カースキル・ワームが怯んだ所で、一緒にやってきたサファがカースキル・ワームの背中に飛びかかる。
「これがトドメのサバイバルナイフだァー!」
 どこからともなくナイフを取り出したサファは、それを甲殻の隙間に突き立てる。サファの放ったこの一撃はカースキル・ワームの抵抗の意思を奪うには十分な威力であった。
「ウォォォラァ!」
 カースキル・ワームを剛腕のオーラで引っ張っていたスペリオラは、渾身の力で観客席に投げ飛ばす。その速度は完全に実体化していれば観客に危険が迫る程の早さであった。
「俺ごと投げ飛ばすんじゃねぇ~!」
 カースキル・ワームにしがみついていたサファは一緒に観客席に叩きつけられていた。味方ごと敵を投げ飛ばしてしまったスペリオラは、本当にすまないと思っていた。

 そうして、転成使い達はツクヨミを守るクリーチャーをすべて倒し、混沌の吸収は残りわずかへと差し迫っていた。
 激しく追い詰められ、万策尽きようとしている朔はここで思わぬ一手に出た。
「―万策尽きたか。ならばツクヨミよ、全ての混沌をサルトビームに注ぎ込め!」
「What!?」
 朔の予想外の指示はクラウスを中心に転成使いに衝撃を与える。
 その指示に従ったツクヨミは世界を混沌で満たすために残していた混沌すらもサルトビームに送り込んで注ぎ込んでいった。
「うぐ…!」
 朔の奇策によって会場中の混沌全てを取り込まされたサルトビームは苦悶の声を上げる。
 その様子を見ていられなかった光矢はミライに新たな指示を下した。
「ミライ!ツクヨミを止めろ!」
「ああ!」
 光矢と同じ事を考えていたオメガミライはツクヨミを一閃したが、時すでに遅し。
 サルトビームへの混沌の注入は既に終わっていたのだ。
「ウグググググ…!」
 限界を超えて吸収した莫大な混沌によって、サルトビームは異形の姿へと変貌していく。サルトビームの持つ機械的な翼はクモの脚のように変化し、首筋に纏っていたマフラーは怨みの炎で燃え盛る。サルトビームを象徴していた多数のクナイビットは、月の兵器のような形へと変化していた。
「ジ・エンドデース…」
 形態変化を終えたサルトビームはそう呟く。そんなサルトビームの姿に、光矢達はとても正常であるとは思えなかった。
「おいおい、マジかよ…!」
 ようやく意識を取り戻した砲場は、試合でも目撃したあの姿を目撃し、驚愕の表情を見せていた。
「Oh my god…!」
 それはクラウスも同じ事。一時は混沌使いには加担したクラウスだが、世界を滅ぼすつもりなど決してなかったのだ。
「ユー達は全員、ジ・エンドなのデェェェェェェス!!」
 クラウスの試合で何度も聞かされた叫び声が会場中に響き渡る。今のサルトビームはサルトビームではない。
 世界を滅ぼす混沌の化身、ルナティック・ソーマであった。
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以上です。試合後の描写が思ったよりも長くなってしまった。夜雀さん、書きかけのストーリーを崩壊させてしまいすいませんでした。

使用カード(基本的にまくらいさん作)
ミライ・ドラグーン
http://dmvault.ath.cx/forum/read.php?FID=3&TID=33&p=921
ミライ・ドラグーンEX
http://dmvault.ath.cx/forum/read.php?FID=3&TID=33&p=1036
ミライ・ライジングロード、超極転成 オメガミライ・レイジングソード
http://dmvault.ath.cx/forum/read.php?FID=3&TID=33&p=1038
零の新月 ツクヨミ
http://dmvault.ath.cx/forum/read.php?FID=3&TID=33&p=1039
メガ・ミライ・ジェットストリーマー
http://dmvault.ath.cx/forum/read.php?FID=3&TID=33&p=1041
ルナ・T・ク
http://dmvault.ath.cx/forum/read.php?FID=3&TID=33&p=1043
混沌に満ちる月夜(haribote13さん作)
http://dmvault.ath.cx/forum/read.php?FID=3&TID=33&p=1044
拾参の幾望 ゲッカ
http://dmvault.ath.cx/forum/read.php?FID=3&TID=33&p=1053
ルナティック・コア
http://dmvault.ath.cx/forum/read.php?TID=33&p=1063
終焉の零 ツクヨミ・ロスト(訂正版)
http://dmvault.ath.cx/forum/read.php?TID=33&p=1071
ルナティック・オーブ
http://dmvault.ath.cx/forum/read.php?FID=3&TID=33&p=1083
MIRAI疾走 ロックハート、MIRAI導師 ダークリフレイン、MIRAI戦帝 ギラギラ・フレアード
http://dmvault.ath.cx/forum/read.php?TID=33&p=1103
MIRAI龍覇 ドラグブラスター
http://dmvault.ath.cx/forum/read.php?FID=3&TID=33&p=1108
MIRAI・ブラスター/次元走破 ドラグMIRAI・ソニック(訂正版)
http://dmvault.ath.cx/forum/read.php?TID=33&p=1110
月の尖塔 シャード(自作、訂正版)
http://dmvault.ath.cx/forum/read.php?FID=3&TID=33&p=1120
真月 サツキ(自作)
http://dmvault.ath.cx/forum/read.php?FID=3&TID=33&p=1128
希望の転成 ミライ・Future(コンボ人間さん作)、赤月の凶華 ツクヨミ・エンシャント(コンボ人間さん作)
http://dmvault.ath.cx/forum/read.php?FID=3&TID=33&p=1185
make tomorrow MIRAI(コンボ人間さん作)
http://dmvault.ath.cx/forum/read.php?FID=3&TID=33&p=1187
禁機闘竜 ドラグリオン・F(夜雀さん作)
http://dmvault.ath.cx/forum/read.php?TID=33&p=1192
2018-02-12 22:59
>新たな世界の動き
紫外線はお肌の天敵だから着込むのはしょうがない。フルダイブ型デュエマシステム...めっちゃやってみたい
>D・D・D編プロローグ2話
逢魔ヶ刻は2人同時に自害してるとこみないと自分のダメージリセットしてるようにしか見えないから攻略するの凄く難しそう。あと、ケバブめいて突き刺したと無惨なネギトロで吹いた。
>逢魔編-777ver その1-
分離機能ついてて身体は爆発四散したけど無事、そして喋れてるってことは今ソウヤ首だけの状態なのか?今逢魔とかに襲われたらマズくね?
>《掴め希望!ミライ・Future!!》VS《TIME:Reverse 暁月のツクヨミ》
デュエマは見ててドキドキしたし、デュエマが終わった後のクリーチャーの戦いも見てて楽しかった。クラウスは本気で裏切ったワケではなかったのね。個人的に混沌に満ちる月夜は完全に調整ミスってしまった感ある。


第4話「魔境と町」

ヘンジ「うぅぅぅ...顎が...顎が痛え...酷い目にあったぜ...」

〜~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~遡ること少し前、病院にて~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ヘンジ「いつっ!!痛っ!!いてっ!!痛い痛い痛い痛い!!!!もうちょっと!!もうちょっと優しく-!!」
看護婦「ハイハイ。まだ消毒なんだから我慢しようねー。弾取り出す時はちゃんと麻酔するから今は我慢してねー。」
ヘンジ「い゛い゛い゛っ゛だ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!染゛み゛る゛る゛う゛う゛う゛!!!」
看護婦「はーい暴れなかったねー。偉いねー。じゃあ次は麻酔の注射いきますよー。」
ヘンジ「嫌だー!!注射は嫌だ!!注射は嫌なんだー!!」
看護婦「はーい暴れないでねー。」
ヘンジ「嫌だ!嫌だー!!絶対に嫌だー!!誰か!誰かー!!!」
看護婦「そんなにイヤですか?(半ギレ」
ヘンジ「嫌だー!!注射は絶対に嫌だー!!いい思い出がねぇー!!!もう弾なんてどうでもいいから誰か!誰か助けてくれー!!」
看護婦「あぁ!そうかい!それなら飲め!!」
ヘンジ「モ!?モガゴ!!!」訳:ちょっ!?何を!!!
看護婦「ほら!飲めよ!!瓶1本丸ごと飲めよ!!嫌なんでしょ注射!!!麻酔飲めゴラァ!!栄養満点やぞゴラァ!」
ヘンジ「モゴゴ!!!モゴゴゴガ!!」訳:顎が!!!顎が痛い!!  (苦しい...やべぇ...意識が...)


                     ヘンジは めのまえが まっくらに なった!  ▼

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ヘンジ「本当に酷い目にあったぜ死ぬほど顎が痛てぇ...前みたいに注射器が刺さったまま誰かにぶつかって刺さったまま折れるよりはマシか...」

そう言いながら歩いているとどこからか声が聞こえてきた

老人A「誰かー!!た、助けてくれー!!」
ヘンジ「悲鳴!?まさか逢魔か!?助けにいかなきゃ!待ってろ逢魔ども!!」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ヘンジ「ふぅ...イノシシども大方片付けましたよ。数匹逃げられてしまいましたが...」(逢魔どもじゃなかったか...)
老人A「本当にありがとう。あんたはこの畑の恩人じゃ。」
ヘンジ「そんな、大げさでイッ...動きすぎたのは少しマズかったか...」
老人A「なっ...その脚...その包帯巻いてる脚でイノシシどもを退治してくれたのか!?とりあえずコレを!包帯と消毒液じゃ受け取ってくれ!」
ヘンジ「わざわざお気づかいありがとうございます。」

ヘンジは 包帯と 消毒液を 手に入れた!  ▼

老人A「それとこれはお礼だ受け取ってくれ。」
ヘンジ「いやいや、流石にそれはちょっと...」
老人A「危うく作物がダメになるところだったんだ。安いもんじゃよ。さぁ、受け取ってくれ!」
ヘンジ「はぁ、そこまで言うんでしたらありがたく。あと、このイノシシ達の肉持ってっていいですか?」
老人A「あぁ、勿論だとも。死体を片付ける必要がなくなってこちらとしても助かるよ。」

ヘンジは 猪肉と いくらかのお金を 手に入れた!  ▼

ヘンジ「それにしてもこんなところにイノシシなんて珍しいですね。近くの森から来たんでしょうか?」
老人A「恐らく原因はアレじゃよ。」

ヘンジの疑問に対し、老人は深刻そうな顔で森の方を指さす

ヘンジ「森?やっぱり森で何かあったんですか?」
老人A「『魔境』じゃ...」
ヘンジ「『魔境』?」
老人A「そう、近くの村や街の連中はアレをそう読んでるらしい。アレはなんというか…生きている森の生態系...といえば伝わるか?」

老人の不思議な例えにヘンジは困惑する

ヘンジ「生きていて、森で、生態系?・・・・・さっぱり理解できません。」

ヘンジの困惑した様子を見た老人は説明を始める

老人A「あの森、正確にはあの森にいる『魔境』はな、動くんじゃ。アレに生息している奴らは戦闘の時まるで1つの生命体のようなんじゃ。
統率の取れた行動、互いの隙や弱点を補いあう戦い方、作戦や戦略があるとしか思えないような行動、見たこともないような姿の虫や木
アレが近くを通った街や現在進行形で近くにいるこの町はアレを危険視しとる。
お偉いさんは特に気にしとらんかったようだが、最近貨物列車が脱線してアレに突っ込んだ後運転手含め消息を絶った事件があってな。
それ以来お偉いさん、特に商売やってる奴らも危険視しとる。最近じゃ『自然の怒りだ!!』って騒いどる奴も出るくらいじゃよ。」
ヘンジ「なるほど...もしかしてその『魔境』は逢魔だったりしますか?」

老人の話で『魔境』について気になったヘンジはそれが逢魔かどうか質問をする

老人A「さぁ...ワシには分からん。お主まさかとは思うがアレを退治しにいくなどぬかす気ではあるまいな!!ワシは絶対に行かせんぞ!!」
ヘンジ「大丈夫ですよ。倒しにいくつもりはありません。僕には他にやることがありますから。『魔境』に興味はありません。」
???「ふむ。『魔境』についての話ですか。もし、差し支えなければ我々にアレの話していただけませんか?特に今アレがどこにいるかを。」

突如聞こえてきた声の方向を振り向くヘンジと老人
そこには甲冑をつけ武器を携え馬を連れた数十名の屈強な男達がいた

ヘンジ「...誰だアンタ達。何しに来たんだ。」

自分が光の国出身なこと、この町が国境近くにあること、自分は国境を超えていること
これらを思い出したヘンジは警戒して男達に問を投げかける
その問に対しリーダーと思われる他とは装飾が少し異なる装備をした男が返事をする

兵士リーダー「失礼。まだ名乗っていませんでしたね。我々は国に『魔境』の排除を命令された兵士です。
よろしければ『魔境』の居場所を教えていただけませんか?」

リーダーと思わしき男が口にした『魔境』の排除
その言葉に反応して人々が集まってくる

町人A「『魔境』の排除だって!!??やったぞ!!これでまたあの森で山菜が採れる!!」
町人B「あのクソ森が来てから商人がこの町に来ようとしなくなったんだ!兵士さん!やっちゃってくだせえ!!」
町人C「イヤッフー!!あの森はちょっとした近道だったんだ!!これでまたあそこが使えるぞ!!」

住民達は一瞬にして活気づきお祭りのように騒がしくなっていた

兵士リーダー「みなさんに喜んでいただけるようで喜ばしい限りです。ところで、どなたかアレのいる方を教えていただけませんか?」
ヘンジ「あぁ、それならあっちの森の方にいるらしいですよ。」

老人が必死に止めていたのをもう忘れたのか兵士の問にヘンジは即答する
その様子を見た老人は困惑を越えた困惑の表情を見せながらもすぐに兵士達を止めにかかる

老人A「ダメじゃ!!!絶対に行ってはいかん!!アレは危険じゃ!!死ぬぞ!!」
兵士リーダー「ご安心を。我々は1人1人が手練。当然火器なども準備しています。ご心配は無用です。」
兵士A「隊長!馬達の休憩終わりました!」
兵士B「装備の最終点検も問題ないです!いつでも行けます!」
老人A「本当に行く気か!!??わしゃ止めたからな!!!死んでから後悔しても遅いんじゃぞ!!」

兵士達への老人の最終警告は悲しいことに他の人々の声援によってかき消されてしまった

兵士リーダー「それではお前達!行くぞ!!」
ヘンジ「待ってください!1つだけ!1つだけ聞かせてください!!」
兵士リーダー「むっ?なんだね少年?」
ヘンジ「あの『魔境』ってのは逢魔と何か関わりがあったりしますか?」

ヘンジのこの質問で群衆の中から1つの鋭い視線がヘンジに向いたことにヘンジは気づかなかった
理由は当然_

兵士リーダー「逢魔との関係ですか?いや、アレと逢魔にはこれといった繋がりはなかったはずです。
我々と同じように逢魔もアレを鬱陶しい邪魔者だと思っているでしょう。双方の敵。といったところでしょうか。」

『魔境』が自分の敵ではないということ答えに気を取られていたからである

ヘンジ「そうですか。ありがとうございます。」
兵士リーダー「お役に立てたようで何よりです。ではお前たち!行くぞ!!」
兵士達「YEEEEEAAAAARRRRRRR!!!!」

勇ましい雄叫びをあげた後、兵士達は森の方へと向かっていった

老人A「あぁ...行ってしまった...」
ヘンジ「相当ヤバそうな奴が相手だっていうのに臆することなく立ち向かう、とても勇敢な方達ですね。」
老人A「少年よ。これはあくまでもワシの考えじゃが、彼らは勇敢なのではない。慢心しておるんじゃ。」
ヘンジ「慢心...ですか?」
老人A「うむ。勝ち続けて多くの成功を収めた者ほど慢心する。慢心は自分と相手の力の差を分からなくする。慢心は油断とスキを生む。
あの兵士達は恐らく数々の修羅場をくり抜けてきたのだろう。しかし今回は自分達が勝つということをまったく疑っていない。
不死身ならそれでもいいが、ワシらは普通の生物なんじゃ。慢心で生まれたスキ1つで致命傷を負う。するとワシらは死ぬ。」

老人の説明にヘンジは小さな疑問を抱く

ヘンジ「なるほど...つまりあなたは『彼らは相手の力量を見誤っている。彼らは恐らく死ぬ。』そう言いたいんですか?」
老人A「あぁ、その通りじゃ。」
ヘンジ「では聞きますが貴方はなぜアレをそこまで警戒してるのですか?当然何か理由があるんでしょう?教えていただけますか?」

ヘンジが抱いた疑問それは何故老人がここまで『魔境』に近づかせないようにするのか

もしかしたら『魔境』の正体は老人なのでは?
そう考えての質問だった

老人A「そうか…まぁ、当然の疑問じゃな...」
ヘンジ「人に言えない理由がないなら話せますよね?」

何か怪しい動きをしたら即座に殺す
ヘンジはそう考え、剣に手にとった
そして老人はため息をついた

〜続く〜


Q&Aコーナー
シザーソー「よう皆さん方!お久しぶり!筆者が俺の設定えらく気にいったみたいなんで今回のこのコーナーの担当は俺になっちゃいました〜!
一応Q&Aの担当キャラは毎回変える方針でいくらしいぜぇ〜。そんじゃあ質問に...あ゛?何?注意事項?それいる?ハぁ〜!ダルっ!!
エ〜注意事項いきま〜す!
1.筆者は自分が面白いと思う展開を優先するので面白い展開を思いつけば容赦なく組み込んでくるので設定は変更される場合があります
2.ネタバレになりかねないものにはお答えできませんのでご了承ください
3.質問のつもりじゃなくても筆者が質問とか疑問点と認識したものは勝手に質問扱いになるのでご了承ください
4.筆者は記憶力が曖昧なので設定が消えたり復活したりするしあろうことか注意事項まで増えたり減ったりしますのでご注意ください
以上の4点の注意事項の元このQ&Aコーナーは進めさせていただきます。やっと終わったぜ…そんじゃあ質問に答えていくぜ!!」

Q1.シザーソーの戦闘力なら警備員くらい簡単に倒せたんじゃない?
A.その通り!俺が万全の状態なら警備員の1人や2人お茶の子さいさいだ!でもなぁ...あの時なぁ...弾が手に命中してたんだよねぇ...
デカいもの振り回すってのに片手負傷ってのはちょっとハンデがデカいからねぇ...ってことで撤退しました

Q2.ヘンジとシザーソー現時点でどっちが強いか
A.俺

Q3.デンウェイの風貌について
A.まぁ、それは人にもよるな。ただ、筆者がDARK SOULSやBloodborneのキャラデザが好きだから若干影響を受けているのは間違いないぜ。
ちなみに『魔女』は3の火防女とグウィンドリンを足して貴族の女性感をもうちょい足したような見た目設定、
『処刑人』は名前からしてスモウ...ではなくアルトリウスと深淵の監視者を足して騎士っぽさと処刑人っぽさを足した見た目設定らしい
ま、みんな見た目も戦い方も違うから全員が全員ウェスタンな見た目って訳じゃあねぇんだけどよ!みんな同じじゃつまんねえしな!!

Q4.二つ名持ちの強さ
A.ここだけの話「二つ名持ち=相当強い」って訳じゃあねぇんだよ。どっちかっつーと「二つ名持ち=相当ヤバい」なんだよ。
判断基準は強さよりも人々や国からどれだけ危険視されてるかだな。どんだけ強くても人々が友好的であればデンウェイにすらならない。
逆に本人の実力があまりなくて人々に対して友好的であっても人々や国がそいつを危険視してたらデンウェイ扱いされちまうってわけだ。
まぁ、haribote13が作った二つ名持ちの中で本人の強さの序列をつけると  処刑人>胃袋≧魔境>魔女  だな。
『魔女』が二つ名持ちの理由の大半は厄介な事故引き起こしたり、不老の研究してたかららしい。世間は引きこもりに対して無慈悲なんだね。
ちなみに上の本人の強さ序列に俺と『魔女』の従者の人とヘンジ君をぶち込むとこうなるらしい  処刑人>胃袋≧魔境>従者>俺>ヘンジ>魔女

ここだけの話だが、『魔境』は二つ名がつくまではそれほど危険視されてなかったんだ。
ただある時、懸賞金までついてる二つ名持ちが私情で『魔境』を潰そうとして返り討ちにあってやられちまったんだ。
そっからヤバいと話題になってそれが表の住民にも広まったってわけだ。挙句『魔境』が敵対的っぽいから晴れて二つ名持ちになったって訳だ。


シザーソー「えーと、次の質問は...ない。さっきので終わり?そんじゃあ俺から筆者への質問といくか!」

Q(シザーソー).俺の出番はまだありますか?
A(haribote13).その予定だよ

シザーソー「やったね!ってことでみなさん方!次回の第5話も楽しみに待っててくれよ!いつかは知らんが俺の再登場に乞うご期待!またな!」
2018-02-17 13:00
>《掴め希望!ミライ・Future!!》VS《TIME:Reverse 暁月のツクヨミ》
かなり熱い展開…ってこれ準決勝だったの!?これ以上熱い展開になるか、それとも汚い忍者が一瞬で蹴りをつけるか…
>第4話「魔境と町」
兵士は秒でやられそうな予感。今後の展開、気になります。

あらすじ
スリーセブン(以下セブン)は倒れている仲間の中からアビス・ソウヤことソウヤを見つける。
そんなソウヤの勘で東に向かうことになったセブンとソウヤ。果たして無事にたどり着けるのか!

セブン「うーむ…かなり飛んだはずだけどな…」
ソウヤ「飛んでも飛んでも見渡す限り一面焼け野原…一体何が…」
彼らの現在地、それはかつての戦場であったはずのD・D・D城の近くを通っている。だが、彼らはD・D・D城が動くことを知らなかったため勘違いをしているようであった。
セブン「とりあえず…あら?」
彼らの目の前にはかつての仲間に似ているクリーチャーがいた。だが…
???「止まれ…ここから先は行かせぬぞ…」
ソウヤ「はわっ!?」
何故か敵意を示しているようである。だがそんなことはお構い無しにスリーセブンは彼に問いかける。
セブン「お、お前はルーチンか?会いたかったぞ!」
???「…貴様はまず自分の名から名乗ることをしないのか?」
セブン「おっと、これは失礼した。俺の名は…スリーセブンだな、でこっちにいるちっこいのがソウヤ」
ソウヤ「だーれーがー!ちっこいんですか!」
???→ルート「…ふむ…我の名はルートヴィッヒ。貴様らは逢魔…ではなさそうだな」
セブン「…ルートヴィッヒ…どうやら勘違いをしていたようだ、すまない」
ソウヤ「…逢魔ってなんですか?」
ルート「!?…知らないのか!?」
彼は非常に慌てた様子で彼らに問いかける。
セブン「少なくとも俺らは知らないね」
ルート「…世間知らずにも程がある…まあいいだろう、ここで会ったのも何かの縁だ」
そう言うと彼はとある方角を示した。
ルート「この先に行けば逢魔が何か分かるだろう…」
セブン「…ありがとう、ではまた逢う日まで」
ルート「…会えればいいがな」

ソウヤ「にしてもなんですかさっきのおっさん!」
セブン「んー…人違いってことはルーチンは先に目覚めたのか…それとも…仲間に誘えなかったのは痛いな…」
ソウヤ「…にしても味方が少ないと敵襲の時に困る気がするのですが?」
セブン「とはいえかつての仲間の生き残りがいる可能性だって…あらら…さっそく敵襲ですか…」
彼らに立ちふさがる様にして何かは立ち塞がる。
セブン「…逢魔か?」
ソウヤ「…見た感じはキマイラですけど」
その先に立ち塞がったのはギガザインである。
ギガザイン「グルルル…」
セブン「…倒す?」
ソウヤ「どうやらそれしかなさそうですね…」

スリーセブン+ソウヤの元裏切連合vsギガザインの世紀の凡戦の幕は開いた…かに見えた。しかしその時、遠くからギガザインを撃ち抜く閃光が迸った。
???「また敵襲にゃ…今日で何件目にゃ?…うにゃ?魔物じゃなさそうかにゃ?」
セブン「スナイパーか…仲間になれば強いな…」
???「HQ、どうされますかにゃ?……マジですかにゃ…」
セブン「…そこか?」
???「!!!」
ソウヤ「見えてますよー」
???「うにゃっ!?」
セブン「とりあえず自己紹介なー俺はスリーセブンだー」
ソウヤ「私はソウヤですー」
???→ぬこ「うにゃにゃ…ニャーのにゃまえはぬこにゃ」
セブン「OKぬこ、では話し合いだ…」

この談話を通してスリーセブンは少しずつ仲間を増やしていった。少数精鋭を望むからこそそれぞれの分野に特化した仲間を集めてきた。だが全盛期に返り咲くほどの力を得るにはまだ時間がかかりそうだ。

ぬこ「…ってにゃんで勝手ににゃかまにされてるにゃ!?」
セブン「このカードのせいで時間軸がぶっ飛んだようです」
ぬこ「んにゃ?…XXI-THE WOR」
ソウヤ「それ以上はいけません」
2018-03-02 18:07
>逢魔編-777ver その2
なんかエクストラターンしそうなカードだなぁ...本題:少しずう増やしていったってことは今回の談話では出てきたぬこ以外にも仲間になったキャラがいるのかな。

第5話投稿想像以上に時間かかってしまった

第5話「敵or味方」

老人は深いため息をついた
ヘンジは身構えた

老人A「少し前の話じゃ...アレはそう2、3ヶ月前のことじゃ...」

老人は語り始めた(以下老人がお送りします)

ワシは山菜を取ろうと森の方に向かったんじゃ。あの時はまさかアレがこの森に移動していたなんて知らなかった。夢にも思わなかった。
ちょうど森に着いた時じゃった。森の外から話し声が聞こえてきてな、そちらの方を見ると見たこともないようなクリーチャー達がおったんじゃ。
最初は何か分からんかったが、会話の内容から話に聞く逢魔だというのはすぐに分かった。ワシはみんなに伝えようと町に戻ろうとした。
その時じゃった!どこからともなく声が聞こえてきたんじゃ。「出て行けー出て行けー」とな。
最初に話したが、その時のワシはその森にあんな化け物がいるなんて知らなかった。
ワシはパニックになって動けなかった。逢魔どもを見つけたと思ったら今度は森から警告のようにもとれる声が聞こえてきたんじゃからな。
すると逢魔達は急に話を始めたんじゃ。
『誰だ今のは!?この方がバフォムト様だと分かっての愚行か!?』
『バフォムト様、いかがなされましょう?』
『フォッフォッフォッ、ワシらの目的はあくまでヴァンパイアII世様への信仰を広めることじゃぞ。気にすることはないぞ。
じゃがぁ...こやつは放っておくと後々面倒なことになりそうじゃ。幸い「逢魔ヶ刻」を使える者も複数人おることじゃ。やるぞ。』
とな。
話の後、逢魔達は声のした方に向かっていった。その直後、森は騒がしくなった。
逢魔の怒声や獣の咆哮が飛び交い、血の吹き出す音や金属がぶつかる音に肉が裂ける音まで聞こえてきた。
ワシは耳を塞いで逃げた!町に向かって走った!全速力で走った!若い頃のワシといい勝負ができるほどのスピードで走った!!じゃが...

ヘンジ「『じゃが...』なんなんですか?」

老人の話し方や口調からあまり危険はないと判断し少し警戒を弱めたヘンジは老人に話を続けるよう催促した(ナレーター帰還)

老人A「...一度だけ...一度だけ振り返ってしまったんじゃ。その時見えた光景は恐ろしかった。なに、グロテスクとかそういうのではないぞ。
恐ろしい...いや、不気味じゃった。逢魔どもが動く木や虫や獣と戦っている光景にはとてもじゃないが見えなかった。
大きな化け物に逢魔どもが呑み込まれる光景
ワシにはそう見えた。ただそれだけのことじゃ。」
ヘンジ「なるほど、そうでしたか…怖がらしてしまいすみませんでした。」

ヘンジは柄から手を離し非礼を詫びた

老人A「なぁに、構わんよ。ワシがお主の立場なら同じことをしたじゃろう。...兵士達のように無謀なことはするんじゃないぞ。」
ヘンジ「分かりました。肝に銘じておきます。それでは。」
老人A「あぁ、達者でな。お若いの。」


???「アイツだな。さっき兵士に逢魔のこと尋ねてた奴は。」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ヘンジ「はぁ...店で買い物したり猪肉の保存処理とかしてたりすっかり暗くなっちまったな。爺さんから貰った金で宿かなんかを__」
???「お前だな。さっき兵士に『逢魔』がどうたら話してた奴は。」

夜道を歩くヘンジの前に謎の男が立ちはだかった

ヘンジ「(このタイミングでこの質問、こいつまさか...)お前こそ誰だ。何のためにそんなことを聞く。」
???「...俺の質問は2つある。1つ目はさっきの。もう1つは『逢魔に恨みがあるかどうか』だ。お前の答えによっては俺も答える。」
ヘンジ「だから先に名乗って聞く理由言えつってんだろ!!!」
???「だからそっちが答えたら答えるつってるだろうが!!」
ヘンジ「(こいつ...)あぁそうだ俺だ。逢魔にはかなりの恨みがある。さぁお前の番だ!早く答えろ!!」
タンク「ふぅ...逢魔の仲間じゃないようで安心したぜ…俺は《タンク》。所属は《ディメンション・ギルド》。お前に用がある。ついてこい。」

そう言うとタンクと名乗る男はいきなりヘンジの腕を掴みどこかへと向かいだした

ヘンジ「なっ!?急に何すんだ!どこに連れて行く気だ!」
タンク「いいから黙ってついてこい!これはお前にもメリットがあるはずだ!」
ヘンジ「内容詳しく聞かされてないのにメリットもクソもあるか!!!」
タンク「暴れるなよ!!こっちは雇った奴ら待たせてんだよ!ほら店ついたぞ!!もう少ししたら話してやるから暴れるな!!」

上を向いたヘンジの視界に写ったものはごく普通の見た目をした酒場だった

ヘンジ「へ?酒場?」
タンク「マスター、ブドウビールのワイン抜きを3つ」
ヘンジ(何言ってんだこいつ。まさか言語野やられてるのか?)

タンクはヘンジの冷たい視線を気にせず何かを受け取り、そのままヘンジを連れて表へ出る

ヘンジ「お、お前、俺はいったい何処に連れていこうとしてるんだ...!まさか廃人製造工場とかじゃないだろうな!!??」
タンク「はぁ...ホント想像力豊かだなお前。ほら、ここだ。ちょっとそこで待ってろ。」
ヘンジ「なんだよその言い...ん?ここってさっきの店の裏口?」
タンク「ほら開けたぞ。さっきもいったが、待ってる奴がいるんだ。さっさと入れ。」
ヘンジ「なっ...!ここは...!!」

~続く~

第5話終わり
文章にミスがないか心配
2018-03-02 22:33
>第5話「敵or味方」
魔境は逢魔とは異なるこれまた恐るべき存在なのか…。それはそれとしてブドウビールのワイン抜きとは一体…。
>逢魔編-777ver その2-
単なる出オチかもしれないけど、これからルートヴィッヒがどんな行動をとってくれるのかが楽しみ。オチはやっぱりメタい。
>第4話「魔境と町」
老人は生態系と言ってるけど、兵士たちは魔境を1体のクリーチャーかのように認識している。どっちが正しいのだろうか。

大変お待たせしました。リジェネストーリー投稿します。
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                       《終焉に導く者》
 ルナティック・ソーマのいつもの殲滅宣言が終わると同時に、会場中に一陣の風が吹きすさむ。
 サルトビームの変貌に身の危険を感じたミライ達は、ルナティック・ソーマから距離を取った。
 会場に強風が吹く中、転成使い達は世界の危機がまだ過ぎ去っていない事を肌で感じていた。
「―最強である事を証明できず、時戻しも阻止された。だが、俺の野望はまだ潰えていない…!」
 額に汗を滲ませながら光矢に語る朔。ミライが負わせたツクヨミの傷もみるみる回復していく。
 朔達の執念は未だに折れていなかった。
「―世界を混沌で満たす。そうすればまた時を戻すのも―」
 言葉の途中で轟音が響き渡り、会場の空気が一瞬にして止まる。
 音の発生源はルナティック・ソーマ。節足のような翼の一部から変化した、混沌の武装龍を彷彿とさせる主砲でツクヨミを背後から撃ち抜いていたのだ。
「オオオオォ…」
 砲撃を受けたツクヨミは塵となって消滅し、《赤月の凶華 ツクヨミ・エンシャント》のカードが風の影響を受けずに落下していく。ツクヨミだった粒子は会場に吹く風と共に消えていった。
「ジ・エンドォ!!」
 狂った笑みを浮かべるルナティック・ソーマだが、サルトビームの頃の精神は未だに不滅。
 サルトビームは混沌と狂気に侵されながらも朔の時戻しを根本から阻止して見せたのだ。
「―ツクヨミ…!」
 音で事態を察した朔は後ろを振り向くが、そこにあったのはツクヨミのカード。それを拾い上げた朔は、表情を変えずにポーチの中にしまっていった。共に最強となるとまで誓ったツクヨミを失った彼の心中は想像に難くなかった。
「朔殿…いや、朔!YouのplanもこれでThe endでゴザル!」
 そんな朔に追い討ちをかけるかのようにクラウスが畳み掛ける。ツクヨミを失った以上、朔の計画は破綻しているのも同然。
 そんな状態でも尚、朔にはまだ破綻していない計画が1つだけ存在していた。
「―集結した混沌はそれだけでクリーチャー世界へのゲートを形成する…」
「何だって…!」
 受け売りの混沌理論に驚愕した光矢は奥のルナティック・ソーマに目線を移す。
 体を張ってまで朔の企みを阻止してくれたのに報われないのかと、光矢は彼を心配していた。
「―赤斬光矢そして蔵臼茶介。お前達は世界を混沌で満たされるのを阻止できるかな?」
 そう言って朔は対戦台から立ち去ろうとするが、その足取りはおぼつかない。
「朔様…肩をお貸しします」
 いつの間にか網から脱出していた妖蟲の肩を借りてそのまま退場していく朔。
 クリーチャー世界を繋ぐなんて事は絶対にさせないと心を1つにする光矢達だが、朔の残した禍根が戦いをさらに危険な領域へと突入する事になるとは思ってもいなかった。

                            ◇

 一時的に意識不明になる者が現れたにも関わらず、開催者の選択は続行。決勝戦と3位決定戦は予定通り同時に行われる事となった。 
 対戦台に向かい合う光矢とクラウス。クラウスの背後にはルナティック・ソーマが不気味に佇んでいた。
「クラウス、どうして裏切ったんだ?」
「すまなかったでゴザルな。セッシャの目的はカオティックのdominate。そのためにも内部に入り込む必要があったのでゴザル」
 カオティックを再び裏切った事で目的を隠す必要もなくなったクラウスは惜しげもなく答える。
「ドミネート…朔様のカオティックを乗っ取るつもりだったのね…許せないわ」
 観客席でクラウスの目的を聞いた妖蟲は激怒するが一回戦で敗退した身。この場において彼女に対戦の機会は一部たりともない。
「カオス・フィールドは展開しないでゴザル。これ以上危険なデュエマを行う必要はないでゴザルからな」
 そう言うクラウスに対し、3位決定戦が行われる対戦台では相も変わらずカオス・フィールドが展開される。
 時戻しの要であるツクヨミ亡き今、朔と砲場の行動は自らを危険に晒すだけであった。
「ウググググ…!」
「サルトビーム!」
 その時、ルナティック・ソーマが胸をすくめて苦悶の声を上げる。
 注ぎ込まれた過剰な混沌がカオス・フィールドに共鳴し、ルナティック・ソーマもといサルトビームをさらに混沌に染め上げているのだ。
「グググクックックック…!」
 苦悶の声が次第に狂喜へと変化していく。大量の混沌で体を変えられようとも辛うじて精神は維持してきたサルトビームだが、ここにきて遂に限界が来てしまったのだ。
「ジ・エェェェェンド!」
 クラウスの意思に反し、ルナティック・ソーマがカオス・フィールドを展開。その広さは会場全域にも及んだ。
 展開されたフィールドの混沌は準決勝戦よりも遥かに濃密。この試合で敗北した者は気絶で済むかもわからない。
「―やはり持て余したか」
 同時進行で3位決定戦の準備が進む中、ルナティック・ソーマの狙い通りの反応に朔はほくそ笑む。
 朔がルナティック・ソーマを誕生させた理由。それは過剰な混沌でクリーチャーを暴走させ、世界を混沌に陥れる事であった。
「光矢殿!?」
 フィールドの影響なのか、突如態勢が崩れ、膝をつく光矢。
 過剰なカオス・フィールドが人体に影響出ているのだろうかと、クラウスが深刻な表情で心配していた。
「大丈夫だ…ミライが重かっただけだ」
「オイラが重いって嘘だろ…」
 光矢が体勢を崩した事で肩から振り落とされたミライは、床に着いた腕からぐいぐいとよじ登っていく。またしてもミライが肩に乗ってきた光矢は、慣れない重量感を前にバランスを取るので精一杯であった。
「ミライ降りろ。マジで重い!」
「What!?これはまずいでゴザルな…」
 光矢の何気ない一言がクラウスを驚愕させる。質量をもたないハズのクリーチャーが質量を持っている事がどれほど深刻な状況なのか、クラウスは知っていたのだ。
「クラウス、何か知ってるのか!?」
「蔵臼家の伝承によると、カオティックが暴れまわっていた戦国時代ではクリーチャーは触れるものであったらしいのでゴザル。今の状況が伝承通りであるのなら…」
 光矢がはじめてクラウスに会った時、彼はこう言った。デュエマはクリーチャーの力を呼び出す儀式のアイテムで古来より政治利用されてきたと。
 その時は半ば信じがたい所もあった光矢であったが、朔の計画を知り、実体を持ったミライを見た今ではそれが真実であると確信できる。
「最悪の場合セッシャかyouのどちらかが、この試合で命を落とすでゴザル」
「マジか…」
 この試合の雲行きが怪しい事は薄々気が付いていた光矢だが、こうもはっきりと言われてしまうと怖気つかざるを得なかった。
「ウチの御先祖様はそんな状況で戦ってきたんだ…そりゃ重苦しくなるよ」
 観客席でクラウスの話を聞いていたセブロウがぽつりと呟く。
 来るべき使命の為にデュエマをするという瀬武家の奇妙な仕来りも、今のような状況が恒常的に起こっていたのなら仕方ない。
 彼女はそう納得せざるを得なかった。
「サスケ。ユーがわざと負けようとすれば、あそこにいる者全員ジ・エンドデース…!」
 カオス・フィールドを展開してからも不気味に佇んでいたルナティック・ソーマの放った言葉はまさかの脅迫。
 自身のフィールドで完全な実体化を果たしている以上、観客を皆殺しにするのは簡単な事であった。
「OK!ならセッシャは全力で光矢殿を倒し、全ての者をthe endに導くでゴザルよ!」
「そっちがそのつもりなら、俺はお前達をぶっ倒す!」
 脅迫に屈するどころか見事な掌返しを行ったクラウスに対し、光矢は全力で戦う事を決意。
 クラウスがそう振る舞うのも戦いやすいようにするためだろうと、光矢には丸わかりだった。
「シールド展開!」
「シールド展開でゴザル!」
 二人はデッキをよくシャッフルすると、普段のデュエマではやらない大仰な言い回しで山札としたデッキの上から5枚を裏向きのまま並べていく。
「でけぇ…」
 普段のカオス・フィールドではカードと同じ大きさの光の楯が出現するが、ルナティック・ソーマの影響か畳一畳もの大きさの楯が出現。
 これならどんな攻撃も怖くないと一瞬思った光矢ではあるが、これをブレイクするクリーチャーの攻撃がどれほど強烈だと考えると恐ろしくて恐ろしくてたまらなかった。
「臨!兵!闘!者!皆!陣!烈!在!前!いくでゴザルよ!」
「ああ!ミライ、一緒に戦ってくれ!」
「もちろん!」
 最初の5枚を引いた光矢とクラウスは、じゃんけんで試合の先攻を決定。これで試合の準備は全て整った。
「「デュエマ・スタート!」」
 二人の掛け声と同時に、命と世界の危機、そして全国大会優勝を賭けた最後の戦いが始まる。世界の運命は光矢とミライに託された。
========================================================
以上です。遅くなって本当にすまなかったと思う。
2018-03-11 23:42
連投になりますがリジェネ投稿。
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            《掴め希望!ミライ・Future!!》VS《ルナティック忍法帖》
 ルナティック・ソーマの暴走によって優勝だけでなく自身の命と世界の危機までもがかかってしまった全国大会決勝戦。
 先攻をもぎ取った光矢は2ターン目に《ミライ・ドラグーン》を召喚。肩から降りたミライは光の右腕を持つ赤い龍人の姿となり、光矢と肩を並べていた。
 そして3ターン目にはミライを《MIRAI導師 ダークリフレイン》へと転成。その効果で《ミライ・ドラグーン》を光矢を挟んだ所に蘇生させていった。クラウスがまだカードを使えていない中、光矢の攻撃態勢は整いつつあった。

 後攻3ターン目。クリーチャーが実体を持つ真のデュエルのような状況の元、クラウスはどう動く。
「セッシャのターン、ドロー!マナチャージ!《クルー・L》を召喚!」
「カオティィィク!」
 ルナティック・ソーマが吠えると同時に、黒き混沌がクラウスの隣に出現。
黒き混沌が液状となって浮遊し人のような形に形作られる。そして混沌が透き通る水色に着色されていくと、そこには混沌のサイバーロード、クルー・Lが誕生した。
「本当に触れるでゴザルな…」
 光矢が言ってた事を確かめるためか、小学生ぐらいの大きさをしたクルー・Lの頭に軽く手を乗せて撫でまわすクラウス。その感触は人肌のように滑らかで、硝子のように固かった。
「クルー・Lの効果で1枚ドロー!セッシャはこれでターンエンドでゴザル!」
 長く触っているとクルー・Lが怒りそうだと思ったクラウスは早々と効果処理を行う。これで手札が5枚になったクラウスはそのままターンを終了した。

「俺のターン、ドロー!マナチャージ!ミライを転成!《メガ・ミライ・ジェットストリーマー》を4コストで召喚!」
 先攻4ターン目。光矢の隣にいたミライが紅き光を解き放ち、高速機動形態、ジェットストリーマーへと転成。紅き光で構成された二足歩行兵器に乗ったミライは右腕に取り付けられたキャノン砲でルナティック・ソーマを牽制していた。
「シノビが使えないうちに押しきる!メガミライでW・ブレイク!」
 攻撃を指示されたメガミライが背部のジェットパックで飛翔を開始。地面に吹きつけられる風が光矢を怯ませる中、メガミライは右腕部に装備された光のロケットランチャーをクラウスに目掛けて発射した。弾頭が迫る中、2枚の楯がクラウスを守るように移動。弾頭が1枚の楯に直撃すると、炸裂してもう1つの楯を巻き込み粉砕していった。
「ぐっ…!」
 粉砕された楯の破片がクラウスの忍装束を切り刻み、クラウスにも傷を付けていく。
「痛たたたた!」
 飛び散った破片に巻き込まれてしまったこの試合のジャッジは、クラウスの話を冗談だと思っていたがこの場で考えを改める。
 そして攻撃に巻き込まれたら危ないと判断したジャッジは、いつでも逃げられるよう席を外したまま試合を取り仕切る事にしたのだ。
「まるで闇のゲームだな…」
「いや、どちらかと言うと真のデュエルじゃないか?」
 観客席がざわつく中、雑談をする和池と里木。転成と混沌の戦いにいまいち蚊帳の外な二人だが、その表情は真剣そのものであった。
「クラウス!」
「Don't worry!S(シールド)・トリガー超動!《リボーン・オブ・ザ・シノビ》!メガミライとダークリフレインをタップ!」
 光矢が心配する中、ちゃっかりと反撃を仕掛けるクラウス。
 割れた楯があった場所にS・トリガーを示す稲妻の記号が出現。そこから走った稲妻は、瞬く間に光矢のクリーチャー達に直撃。これ以上の追撃を阻止して見せた。
「この呪文はスパイダー呪文!唱えた後でバトルゾーンにset up!」
 クラウスはそう言って唱えた呪文をバトルゾーンに置くと、会場に1本のワイヤーが垂れ下がる。1回戦では不死身のシノビ軍団を形成したこのワイヤーだが、決勝戦では同じような働きができるのだろうか?
「メガミライの効果は使わねぇ…ターンエンドだ!」
 準決勝では勝利の決め手となった自壊覚悟のドロー能力を使用せずにターンを終了した光矢。S・トリガーで追撃を阻止された以上、光矢はアタッカーを失う訳にはいかなかったのだ。

「セッシャのターン、ドロー!マナチャージ!《破牙暮忍 バルローグ》を召喚でゴザル!」
 後攻4ターン目。クラウスの宣言を機に、ルナティック・ソーマがもう1体のクリーチャーを生み出す。
「ヒョー!」
 金網のついた巨大な手裏剣に乗った人型クリーチャーが奇声と共に登場し、クラウスを挟んだ位置にゆったりと到着。手裏剣は常に浮遊し続けており、その技術力は現代の科学を遥かに超えていた。
「セッシャはこれでターンエンドでゴザル!」
 シールドとクリーチャーで大きな不利を背負っている中、クラウスはそのままターンを終了。後手後手のこの状況を覆す事は出来なかったクラウスだが、ルナティック・ソーマ降臨への準備は整いつつあった。

「俺のターン、ドロー!《make tomorrow MIRAI》を召喚!」
 先攻5ターン目。マナを追加せずに新たなミライを召喚した光矢は、残り1枚となった手札をクラウスに見せる。
「メガミライを転成!そしてダークリフレインで大転成!《Maximum In Resistance"Absolute Imperial"》略してMIRAIを0コストで召喚!」
 光矢の左右に並ぶメガミライとダークリフレインが紅き光を放ちながら上昇。2体が放つ光が1つになった時、紅き光の巨竜が光矢の背後に出現。その竜は、クラウスの奥にいるルナティック・ソーマと向かい合い、互いに睨みをきかせていた。
「MIRAIでQ・ブレイク!」
 攻撃指示を受けた光の巨竜が動き出し、ジャッジが対戦台から距離を取る。ここで残りのシールドを持ってかれば、クラウスに勝機はない。
「ニンジャ・ストライク3!破牙暮忍ゲッ―」
「MIRAIの攻撃中、全てのカードの能力はトリガーしない!まとめてブレイクだ!」
 クラウスのシノビによる防御網もMIRAIの未来を決定づける力の前には無力。光の爪による攻撃はクラウスのシールドを一方的に粉砕していった。
「!?」
 シールドを粉砕したMIRAIの攻撃はクラウスにも迫る。予想外の貫通にクラウスは身構えるが、攻撃はクラウスに致命傷を与える事なくすり抜けていった。
「シノビがあるのは分かりきってる!make tomorrow MIRAIでダイレクトアタック!」
「Come on!《破牙暮忍 ゲッコウマスク》!ゲッコウマスクでブロック!」
 ミライがクラウスに殴りかかろうとしたその時、ルナティック・ソーマが1体の人型クリーチャーを精製。生み出されたばかりのゲッコウマスクは突然の出来事に手を止めていたミライに不意打ちを叩き込んで攻撃を阻止して見せた。
「弱えぇ!」
 ゲッコウマスクの戦闘力は最弱のクリーチャーと名高い予言者クルトと同じレベル。
 不意打ちでミライを倒す事が出来なかったゲッコウマスクは、ミライの反撃を受けてそのままノックアウトされたかのように見えた。
「混沌忍法、ミガワリ・プロジェクション!貴様が今倒したのはPhantomなり!」
 聞き覚えの無い声を聞いた光矢達が目線を上に移すと、そこには倒したはずのゲッコウマスクがワイヤーでぶら下がっていた。
「ええっ!?」
 驚愕したミライは倒れているハズのゲッコウマスクに視線を移すが、そこには倒れたゲッコウマスクの映像が写し出されていたのだ。
「リボーン・オブ・ザ・シノビのカオティック・ソウル!ゲッコウマスクはバトルゾーンにとどまるでゴザル!」
 バルローグ、ゲッコウマスク、そしてスパイダー呪文。シノビのカード3枚がバトルゾーンに揃った事で、クラウスのシノビはすべて除去への耐性を獲得する。
 除去耐性とシノビによる鉄壁の防御こそがクラウスのスタイル。ミライ軍団の猛攻で追い詰められたクラウスは、この土壇場で鉄壁の防御陣形を整える事に成功したのだ。
「思っている以上に固ぇな。ターンエンドだ!」
「Youのターン終了時、ゲッコウマスクをバトルゾーンに残し、バルローグのカオティック・ソウルで山札の下2枚を手札に加えるでゴザル!」
 シノビ達に除去耐性が付いた以上、ターンの終わりに退場するニンジャ・ストライクのデメリットは無いに等しい。
 光矢が手札を使い切った状態でターンを終了する中、クラウスの手札は何と9枚。攻めると手札差がつくデュエル・マスターズではあるものの、この枚数は驚異的であった。

 後攻5ターン目。陣形は整ったクラウスだが、ニンジャ・ストライクが使えない上にブロックもされないMIRAIには無力。だが、クラウスは最初のドロー含めて10枚もある。
「そしてセッシャのターン、ドロー!マナチャージ!バルローグを転成するかわりにバトルゾーンに残し、《転成光牙龍サルト・ビーイング》を4コストで召喚!」
「リ…ジェネレイショォォン!」
 これまで混沌のクリーチャーを生み出してきたルナティック・ソーマだが、クラウスが転成のカードを使用した事で思いがけない反応を起こす。
 ルナティック・ソーマの胴体から眩い光が放たれ、そこから以前の姿であるサルト・ビーイングが飛び出してきたのだ。
「サルト・ビーイング、Assemble!」
「やっぱり来たか…あのカード!」
 クラウスが使用したサルト・ビーイングは光矢が初めて見た転成のカード。その後、自身も転成を使用するようになったものの、その強さは未だに一線級であった。
「サルト・ビーイングの効果でシールドを3枚追加!」
 見事なスーパーヒーロー風味の着地を決めたサルト・ビーイングは、クラウスの宣言に合わせてMIRAIに割られた楯を復活させる。
 MIRAIで王手をかけた光矢だが、シールド追加で王手から逃げられてしまった。
「さらに、サルトビーイングを転成するわりに除去耐性でreplace!came on サルト・ビーイング!効果でシールド3枚追加!」
 転成と除去耐性のコンボで2体目のサルト・ビーイングが登場し、クラウスのシールドは初期枚数の5つを超えて6つにまで増加した。
「MIRAIでトリガー化が腐るからいいけど、相変わらずものすごいカードパワーだね」
 観客席のセブロウが言うように、サルト・ビーイングの本命はシールドのシノビにS・トリガーを付与する能力。過去の対戦ではガロウズ・デビルドラゴンでクラウスを完封したセブロウだが、転成を手にした今でもその強さを厄介に思っていた。
「ああ。不死身のトリガー付与持ちが2体もいれば大体は詰む。だが、反撃を抑え込める光矢ならまだ望みはある!」
 セブロウの考えに共感するクロウは真剣な眼差しで二人の行動を見守っていた。
「これで攻撃は通せないでゴザル。ターンエンド!」
 シールドを万全に整えたクラウスは余裕を取り戻した状態でターンを終了した。

 先攻6ターン目。攻め手が切れた光矢は最初のドローに賭けるしかない。
「…ドロー!make tomorrow MIRAIを転成するかわりにゲッコウマスクを破壊!」
「リボーン・オブ・ザ・シノビのカオティック・ソウルで―What!?」
 クラウスの言葉の途中でミライがゲッコウマスクを消滅させる。その体は白く光り輝いていた。
 置換効果は他の効果で置き換える事はできない。それがデュエル・マスターズの鉄則。光矢はそれを利用したのだ。
「《ミライ・ライジングロード》を1コストで召喚!効果でカードを1枚引く!」
 新たなミライが光矢の隣に並ぶ。ミライの転成はさらなる未来へとつながっていく。
「…来た!ライジングロードを破壊し、カードを2枚引いて1枚捨てる!」
 良いカードを引けたにも拘らずさらに手札を追求していく光矢。そうした理由はすぐに明らかとなった。
「ライジングロードが破壊された事で《ミライ・ドラグーンEX》をミライ式クライマックス・ドロン・ゴー!」
 爆発四散したライジングロード。その先には黒服を纏ったミライがそこにいた。
「ミライEXの効果で手札を1枚捨ててカードを2枚引く!そして《MIRAI疾走 ロックハート》を召喚!」
 大型ではなかったものの、後続を引けた光矢は新たなティラノ・ドレイクを会場に呼び出した。戦況は厳しい。
「効果でカードを1枚引いて手札を1枚捨てる!MIRAIでQ・ブレイク!」
 クラウスのシールドが対処不能なまでにラインまで増加すれば俺に勝ち目はない。そう考えた光矢は手札を与えるのを承知で攻撃を仕掛けていった。
 MIRAIの能力はS・トリガーをも封殺する。S・トリガーでカウンターしてやりたいクラウスだが、ブレイクされたシールドを手札に加える他はなかった。
「ターンエンドだ!」
「ターン終了時、バルローグのカオティック・ソウルで山札の下2枚を手札に加えるでゴザル!」
 光矢が攻めあぐねる中、クラウスの手札は次々と増えていく。それでも、まだ攻撃を通せているだけ光矢はまだましであった。

 後攻6ターン目。転成の力で形勢を整えたクラウスは、その力で光矢をさらに追い詰めていった。
「そしてセッシャのターン、ドロー!マナチャージ!サルト・ビーイングの転成を耐性でReplace!Moonlight system!《破牙暮天龍王 ムーンサルト・ビーム》!」
 サルト・ビーイングの時と同様、ルナティック・ソーマの体から現れたサルトビーム。だが、周囲の混沌に汚染され、新たな形態へと転成。そこには月の防衛システムと化したサルトビームがいた。
「ムーンサルト・ビームの効果で山札の下から4枚の中から1枚をシールド、1枚を手札、1枚を山札の一番上にset up!」
 MIRAIにやられた楯が修復してゆく。
 そして、守りを固めたクラウスは手札の暴力でさらに後続を展開していく。
「さらに《破牙暮忍 バルローグ》を召喚!」
 クリーチャーを生み出し、ミライにプレッシャーをかけていくルナティック・ソーマ。
 これまで守勢に入ってばっかりだったクラウスは、不死身の軍団で反撃に出る。
「ルナティック・ソーマを出すまでもないでゴザルな。サルト・ビーイングでW・ブレイク!」
 ようやく出したクラウスの攻撃命令に、1体のサルト・ビーイングは大量のクナイビットを光矢に向けて射出。光矢を守る5つの楯は、弧を描いて飛ぶクナイビットを的確に防いでいった。
「痛ッ…!」
 サルト・ビーイングのクナイビットを止めた楯のうち2つが破損し、その破片が光矢を傷つける。
 そんな中、光矢は痛みを感じながらブレイクされたシールドを確認するが、そこにはS・トリガーは無い。
 クラウスに残るアタッカーはサルト・ビーイング1体とバルローグ、そしてクルー・L。1体でも退かせればワンショットを凌げるが、付与された除去耐性をそれを許さなかった。
「サルト・ビーイングでW・ブレイク!」
 サルト・ビーイングが繰り出すクナイビットの嵐に、光矢を守る楯が打ち砕かれていく。
 これで光矢のシールドは残り1つ。傷ついた光矢は、ブレイクされたシールドに望みを賭ける。
「S・トリガー《地獄門デス・ゲート》!クルー・Lを破壊!」
 会場に地獄の門が開く。門から湧き出る魔の手が唯一ワイヤーが付いていないクルー・Lを捕らえ、門の中へと引きずり込んで行った。
「止まったでゴザルな…」
「さらに、墓地から《ミライ・ドラグーン》をバトルゾーンに!」
 残された地獄の門からミライがやってくる。役目を終えた門は閉ざされ、この空間から消滅していった。
「クラウス…」
「まだyouがいるから心配ないでゴザルよ!クルー・Lのカオティック・ソウルで1枚ドローし、ターンエンド!」
 ワンショットを止められた事にルナティック・ソーマが問い詰めようとするが、クラウスは華麗に受け流していく。
 攻撃順が少しでも違えば、光矢は命を落としていただろう。

 先攻7ターン目。サルト・ビーイングの攻撃を受けて手札が増えた光矢だが、クラウスの牙城を崩すにはまだカードが足りない。このターンで決着を付けなければ負けると判断した光矢は、戦局を変える切り札の引き込みを狙った。
「俺のターン!アレを止めるにはここで勝つしかねぇ!大博打だ!ドロー!」
 大博打とまで意気込んで引く光矢の渾身のドロー。その結果次第で世界の運命は一変する事になる。その結果は如何に。
「よっしゃぁ!マナチャージ!MIRAIを転成!《MIRAI龍覇 ドラグブラスター》を召喚!」
 光矢が引いた切り札を使用すると同時に、背後のMIRAIが光となる。光が収まるとそこには新たなミライがいた。
「光矢!オイラと一緒に、未来を切り拓いてやろうぜ!」
「ああ!ドラグブラスターの効果で、超次元ゾーンから《MIRAI・ブラスター》をバトルゾーンに出し、ドラグブラスターに装備!」
 光矢の宣言と同時に、ドラグブラスターの上空に時空の穴が開かれる。そこからミライを模した銃を取り出したドラグブラスターは、それをルナティック・ソーマに向けて構えていた。
 ここでMIRAIをドラグブラスターに変えた光矢は、手札から1枚のカードをクラウスに見せる。そのカードは最終兵器(リーサルウェポン)とまで言われる1枚。
「さらに、俺のクリーチャーすべてで希望転成!ロックハートをエスケープし、ドラグブラスターを破壊されるかわりにMIRAI・ブラスターを龍解!駆け抜けろ!《次元走破 ドラグMIRAI・ソニック》!」
 光矢のクリーチャー達が一斉に光を放つ中、ドラグブラスター持っていた武器が解き放たれ、新たなミライをこの場に姿を現す。
「ルナティック・ソーマ!お前はオイラがぶった切ってやる!」
 そう啖呵を切るこのミライは、光速で全てを切り裂く光速戦闘形態。異なる次元をも走破する光速のミライ、ドラグMIRAI・ソニックであった。
「そして、これが俺の、俺たちの希望!《希望の転成 ミライ・Future》!」
 光が収まった先には、白き光を纏ったミライが1体。これこそが仲間達の希望を力に変える、ミライの最終決戦形態、ミライ・Futureであった。
 強力なクリーチャーを複数用意した光矢の戦力はロックハート、ドラグブラスター、ドラグMIRAI・ソニック、そしてミライ・Futureの4体。
 光矢はこれらのクリーチャーでクラウスの牙城を攻略しにかかった。
「ミライ・Futureでシールドブレイク!ミライ Futureのパワーは30000!よって、墓地にあるクリーチャー9体で9ターン追加だ!!」
「Whaaat!?」
 様々なカードを封殺してきたミライの終着点。それは相手のターンを封殺する事。ミライ Futureの追加ターン獲得能力はVV-8やあの鬼丸『覇(ヘッド)』を遥かに超越している。クラウスが動揺するのも無理はなかった。
「ニンジャ・ストライク《光牙忍テンモンマル》!攻撃はthroughでゴザル!」
 対戦台上空に謎の円盤が出現した所で、クラウスの元へ飛び掛かるミライ・Future。その攻撃は1つの楯で防がれた。だが、ミライ
Futureは蹴りで防がれた楯を粉砕。その反動で光矢の元へと戻ってきた。
 この攻撃は特にロックもかかっていない迂闊な攻撃。クラウスはブレイクされたシールドを意気揚々と見せていった。
「S・トリガー超動!《光牙先代頭龍サンダユウ》!ここから先は強制攻撃でゴザル!」
「次の頭がこんな有様では、おちおち引退もできぬなあ…」
 クラウスの危機に駆け付けたサンダユウは奥にいるルナティック・ソーマを見てそう呟く。
 この局面で結構なミスを犯してしまった光矢だが、最初に手札破壊を仕掛けるのは危険だと感じた故の結果であった。
「ドラグMIRAI・ソニックでW・ブレイク!効果で手札を2枚選び、捨てさせる!」
「かかったでゴザルな!《斬隠蒼頭龍バイケン》!ミライ Futureをバウンス!」
 サンダユウに続き、クラウスの元に駆け付けてきたバイケンがミライ Futureを消失させる。
 バイケンを選んでしまい、嫌な予感が的中してしまった光矢だが、2枚目の手札破壊で《混沌の忍龍(カオスニンジャ) ムーンレイカー》を捨てさせる。ドラグMIRAI・ソニックの本命は捨てたカードに依存したカードの使用禁止。これでS・トリガーを突破するのが光矢の狙いであった。
「だが、このターン、光のカードは一切使えない!W・ブレイク!」
「テンモンマルを手札に戻し、時空ニンジャ・ストライク5《時空の光牙 サルトビーム》をバトルゾーンに!」
 リボーン・オブ・ザ・シノビのカオティック・ソウルにはバトルゾーンにとどめるだけでなく手札に戻す選択肢も存在する。
 対戦台上空にいたテンモンマルが空間ごと消失し、そこには時空の穴が残される。そこから新たなサルトビームが登場すると、時空の穴は閉ざされていった。
「バトルゾーンに出す事はカードを使った訳ではないって事か…!」
「Yeees!サルト・ビーイングをアンタップし、テンモンマルの効果でthe end!《終焉の混沌 ルナティック・ソーマ》をバトルゾーンに!」
「ユー達は全員、ジ・エンドデス!!」
 光矢が3体のシノビに追い詰められる中、ルナティック・ソーマがついに出陣する。テンモンマルの残した天国への門が、世界の終わりを感じさせていた。
「ルナティック・ソーマの効果でバトルゾーンとマナゾーンにあるカードすべてを山札の下に置くでゴザルが、バルローグとリボーン・オブ・ザ・シノビで全てreplace!」
 ルナティック・ソーマは敵味方を問わず終焉に導くが、クラウスの構築は自軍への被害を0に抑え込む。
「ルナティック・ソーマで…ブロック!」
「ジ・エェェェンド!」
 クラウスの戦闘許可が出た事でルナティック・ソーマは大量のビットを煌めかせる。
「まずい!」
 ルナティック・ソーマのねらいに気づいたドラグMIRAI・ソニックは、高く飛んで攻撃の的を自身のみに絞らせる。
 しかし、それはブラフ。こうして逃げ場がない空中におびき出されたドラグMIRAI・ソニックは、多数のビットから放たれたビームによって天井ごとハチの巣にされてしまった。
「…ルナティック・ソーマをアンタップ!Hellはまだ始まったばかりでゴザル!」
「ちくしょう…!ドラグブラスターでW・ブレイク!」
 サンダユウの効果で嫌でも攻撃せざるを得ない光矢。希望の追加ターンが絶望へと変化した瞬間であった。
「ルナティック・ソーマでブロック!」
 光の銃を構え、観客を巻き込まないために空中から光弾を放つドラグブラスター。だが、銃撃はルナティック・ソーマに阻まれ、ダメージも全く期待できない。そんな意図はお見通しなのか、ルナティック・ソーマは空中で返り討ちにせずあえて着地地点にキャノン砲を構えていたのだ。
「危ない!」
 狙いに気づいた光矢が叫ぶ。
「ジ・エンド!」
 着地際で放たれたルナティック・ソーマのキャノン砲。砲撃を受けたドラグブラスターは塵となって消滅する。
 ドラグブラスターを貫く砲撃の先には観客席。砲撃は今にも観客席を貫こうとしていた。
「誰かが理不尽に傷つくのを。俺は見てられない!」
 砲撃の先にいたのはスペリオラ。ツクヨミを葬ったあのルナティック・ソーマの砲撃を剛腕のオーラで防ぎ切っていたのだ。
「いいぞスペリオラ!光矢!被害は俺たちが食い止める!思う存分戦え!」
「クラウスも悪ぶってないで、もっとのびのび戦いなよ!」
 際見とセブロウの他にもクロウ、守野兄妹、その他の転成使いとクリーチャー達が観客席全域をカバー。例えルナティック・ソーマが暴れまわったとしても被害を極力を抑えられる算段であった。
「分かった!ロックハートでシールドをブレイク!」
「OK!サンダユウでブロック!」
 サンダユウの雷遁術によってロックハートはエスケープするまでもなく倒されてしまう。
 光矢のクリーチャーはロックハートで最後。初っ端の追加ターンで光矢はアタッカーを全て失ってしまった。
「ターンエンドだ!」
「Youのターンの終わりにサルトビームを覚醒!Reset and go!《光迅の覚醒者 アポロ・サルトビーム》!!」
 時空の穴から登場したサルトビームがロケットを彷彿とさせる形態へと変化。
 2体のサルト・ビーイングにアポロ・サルトビーム。そしてサンダユウにルナティック・ソーマ。クリーチャーを出しても強制攻撃とブロックで返り討ちに遭い、除去耐性でブロッカーを退かすのも困難。仮にシールドを割ったとしても、クラウスにはS・トリガーがある。この布陣はまさに難攻不落であった。
「そしてセッシャのクリーチャーが得たカオティック・ソウルは2つ!残り1つで、世界の全てはthe endでゴザル!!」
 ルナティック・ソーマのウルトラ・ルナティック・ソウルが発動すれば、光矢は追加ターンがあってもなす術もなく敗北する。
 そして、そうなればルナティック・ソーマは会場だけでなく全てを破壊し尽くすと、光矢はそう受け取っていた。

 そんな最悪の状況の中、光矢の追加ターンが始まった。盤石なクラウスに対しは光矢はどう攻略していくのだろうか。
「そんな事は絶対にさせねぇ!俺のターン!ドロー、マナチャージ!《make tommorow MIRAI》を召喚!そして希望転成!破壊するかわりにサンダユウを破壊!」
「オラァ!」
 不死身なはずのシノビ軍団を当たり前のように撃破するミライ。この力はルナティック・ソーマを光矢にとって最後の希望であった。
「《希望の転成 ミライ Future》をバトルゾーンに!」
 切り札をすぐに出し直した光矢だが、1体しか破壊できていないためパワーは6000。追加ターンを獲得するにはパワーが25000以上なければならないため、その力は大きく制限されていた。
「サンダユウを倒したでゴザルか」
「コーヤ。あのカードをあんな使い方をするなんて、キミはボクの想像を遥かに超えていたよ」
 サンダユウを除去するためにミライ Futureでミライの効果を起動させた事に感心するセブロウ。これならクラウスに勝てるだろうと、彼女は光矢を信じていた。
「ターンエンドだ!」
 無事クラウスのコントロール下から逃れた光矢は、すぐさまターンを終了する。時間ならたっぷりある。勝てる手が整うまで、光矢は攻撃を仕掛けない算段であった。

「俺のターン、ドロー!make tommorow MIRAIを転成!かわりにアポロ・サルトビームを破壊だ!」
 2回目の追加ターン。ミライは果敢にもアポロ・サルトビームに挑んでいく。ロケットクナイビットを放つアポロ・サルトビームだが、ミライは弾幕をすり抜けていく。間合いに入ったミライは輝きながらアポロ・サルトビームに強力な一撃を放った。
「Too sweetだミライ!…!?」
 ミライの攻撃を防いだアポロ・サルトビームだが、防いだ腕から身体が急速に風化していく。これはまずいと判断したサルトビームは、すぐさま時空の穴を開いて撤退していった。
「《MIRAI導師 ダークリフレイン》を召喚!効果でmake tommorow MIRAIを転成するかわりにルナティック・ソーマを破壊!」
 サンダユウに続き、アポロ・サルトビームを倒したミライは、この状況に導いたルナティック・ソーマにも挑んでいく。
「ジ・エェェェンド!」
 ミライを阻むようにビットからレーザーを放っていくルナティック・ソーマ。レーザーを次々と回避していくミライだが、その先にはまたしても観客席。このままでは多数のレーザーが観客席を細切れになってしまう。
 そんなその時、銃撃音が会場中に響き渡り、レーザーを照射しているビットは次々と撃墜されていった。
「気にするな!そのまま突っ込め!」
 声の主はサファもといサクリファイス。腕からはみ出た機関銃で、ルナティック・ソーマのビットを撃墜していたのだ。
「手荒な手になってしまったが、これも世界を救うためだ」
 サクリファイスにそう指示したのは影ながら光矢達に貢献した繰儡。現実逃避気味だった彼も、転成使いとして世界を救う使命に燃えていた。
「行っけぇぇぇぇ!」
 光矢の声援を受けて、光り輝くミライはルナティック・ソーマに強烈な一撃を叩き込む。アポロ・サルトビームと同様、ルナティック・ソーマの身体は急速に風化していき、ボロボロのサルトビームへと姿を変えていった。
 その影響か、会場全域に展開されたフィールドの混沌も薄まり、会場にいるクリーチャー達が実体を失っていく。会場中に吹き荒れていた強風もいつの間にかにおさまり、どちらかが命を落とすとまで言われたこの試合は安心安全かつド派手ないつもの戦いへと変貌したのであった。
「ミライ殿、good jobでゴザル!」
 ルナティック・ソーマを倒してくれたミライに感謝するクラウス。試合直前の掌返しは全て演技であったのだ。
「《ミライ・ライジングロード》をバトルゾーンに!効果でカードを1枚引く!そしてミライ Futureを転成!《超極転成 オメガミライ・レイジングソード》!」
 ミライがルナティック・ソーマを倒した所で増援のミライ達が駆け付ける。勝利は光矢の元へと迫りつつあった…かのように見えた。
「オメガミライの効果でコスト6以下のカードの使用を完全に封じる!オメガミライでT・ブレイク!」
「ようやく本気を出せるでゴザル!サルト・ビーイングを転成するかわりに耐性でreplace!時空ニンジャ・ストライク《時空の光牙 サルトビーム》!効果でミライをタップし、サルトビームでブロック!」
 時空の穴から現れたサルトビームとオメガミライが激突する。クナイビットの弾幕で寄せ付けないサルトビームだが、オメガミライは前進に生えた光の刃で強引に弾き返していく。一瞬にして間合いに入ったオメガミライはサルトビームを一閃。サルトビームは倒れたかのように見えた。
「サルトビームを破壊するかわりに手札に!」
 サイキック・クリーチャーのルールに基づき、手札に加えたサルトビームを超次元ゾーンに落としていくクラウス。
 倒れたかのように見えたサルトビームはワイヤーに引っ張られ、時空の穴に回収されていたのだ。
「このままだと押し切れねぇって事か…!ターンエンドだ!」
「ターン終了時、2体のバルローグで山札の下4枚を手札に加えるでゴザル!」
 サルトビームを倒し続ける限り勝ち目はないと判断した光矢は、総攻撃を次のターンに持ち越していった。

「俺のターン、ドロー!呪文《地獄門デス・ゲート》!ムーンサルト・ビームを破壊!」
 3回目の追加ターン。本気を出すというクラウスに対し、光矢は死力を尽くしていく。
「それは効かぬでゴザルな!耐性でreplace!」
「墓地から《make tommorow MIRAI》バトルゾーンに!オメガミライでT・ブレイク!効果もう一度コスト6以下を完全に封じる!」
 後続を追加し、アタッカーを追加した光矢はもう一度攻撃を試みる。クラウスの行動は当然。
「サルト・ビーイングを転成するかわりに耐性でreplace!《時空の光牙 サルトビーム》!効果でミライをタップし、サルトビームでブロック!」
 前回と同じようにサルトビームを返り討ちにしていくオメガミライ。だが、あと一歩の所で倒しきれてはいなかった。
「サルトビームを手札に!」
「やはりそう来るか…!」
 ルナティック・ソーマを失ってもなお、リボーン・オブ・ザ・シノビと時空ニンジャストライクを駆使した無限防御で粘り続けるクラウス。
 この局面でも苦戦を強いられる光矢だが、彼にはこれを突破する策があった。
「だが、俺は勝つ!make tomorrow MIRAIでシールドブレイク!」
「甘いでゴザルな!時空ニンジャ・ストライク《時空の光牙 サルトビーム》!ダークリフレインをタップし、サルトビームでブロック!」
 ミライとサルトビームがぶつかり合う。前のターンに見事な大立ち回りをしたミライだが、サルトビームのクナイビットを前に苦戦していた。だが、それも光矢の狙い通りであった。
「お前の守りには穴がある!ミライの効果で、俺はサルトビームを破壊しない!」
「What!?」
 光矢の取った策。それはサルトビームを倒さない事。サルトビームに自分のクリーチャーを倒させる事でバトルゾーンに残し、退場までに総攻撃を仕掛けるという、まさに肉を切らせて骨を断つ決死の策であった。
「かかったな!オイラは囮だ!ぐあッ!」
「これで攻撃を通せる!ミライでシールドブレイク!」
 オメガミライのロックがかかった中、2体目のミライがクラウスの楯を破壊しに向かう。だが、クラウスの防御網のすべてを突破した訳ではなかったのだ。
「サルトビームを手札に戻し、転成ニンジャ・ストライク、activation!《蓮華の輪廻 サルトビーム》!効果でライジングロードをタップし、ブロック!」
「これだけじゃないのか!」
 転成ニンジャ・ストライク。それは自分のシノビを破壊し、マナゾーンにあるカードの枚数がそのシノビのコスト以下ならバトルゾーンに出せるという特別なニンジャ・ストライク。このカードのコストも7とオメガミライのロック範囲外。クラウスはルナティック・ソーマで自身のマナがなくなった時の事を考え、デッキにこのカードを投入していたのだ。
 光矢の策でバトルゾーンに残されていたサルトビームも時空の穴へと還り、再出撃の準備は万全だった。
「ミライを破壊するかわりにサルトビームを破壊!」
 光矢達の不意を突くように現れた新たなサルトビームに足止めを受ける中、ミライは一瞬の隙を突いて撃破する。
「くっ…!これでもダメか!ターンエンドだ!」
「残念でゴザったな!セッシャの布陣は未だ健在でゴザル!」
 クラウスはそう言って山札の下4枚を手札に加え、貪欲に防御札を確保していく。
 光矢はクラウスの防御網を攻略し一歩一歩着実に追い詰めてはいるものの、追加ターン中一度もシールドを割らせないというシノビ軍団の圧倒的な防御力を前に心が折れかけていた。

 ついに4回目となった追加ターン。クラウスの防御網を突破するため、光矢はあの切り札を引き込みを狙った。
「俺のターン!あれが無ければ俺は勝てねぇ!大博打だ!ドロー!!」
 もう一度大博打と意気込んで引く光矢。その結果は如何に。
「来た!俺はお前を倒し、全国大会に優勝する!オメガミライを転成!《Maximum In Resistance"Absolute Imperial(ミライ)》、召喚!」
 誰にも止められない切り札を引いた光矢は、それを決意と共に召喚する。
 光矢の思いに応えるように、オメガミライはMIRAIへと転成。一人と1体は膠着するこの状況を打ち砕き、望む未来を勝ち取ろうとしていた。
「MIRAIで、Q・ブレイク!」
「くっ…ニンジャ・ストライクが使えないでゴザル…!」
 どんなに守りを固めようとも、MIRAIは決して止まらない。クラウスはブレイクされたシールドを手札に加えるしかなかった。
「次のターンで終わりだ!ターンエンドだ!」
 そして5回目の追加ターン。長きに長引いた二人の戦いに決着の時が訪れる。
「そして俺のターン、ドロー!これで終わりだ!MIRAIでダイレクトアタック!」
「…光矢殿そしてミライ殿。世界を救い、セッシャの布陣を突破するとは見事でゴザった!」
 クラウスがそう言い終えると同時にMIRAIの一撃がクラウスに決まる。カオス・フィールドの影響は一般人にもクリーチャーを視認できる程度に収まっているため、クラウスにダメージらしいダメージはなかった。
「よっしゃあぁぁぁ!」
 試合が決着し、光矢が雄叫びをあげる。
 世界の危機と自身の命、そして優勝を賭けたこの戦いは、誰もが攻略できなかったクラウスの牙城を、莫大な追加ターンで攻略していった光矢の勝利で終わった。
 そして仲間達の尽力もあり、周囲の被害は最小限に抑えられた。

                            ◇

 会場全域に展開されたカオス・フィールドが解除され、観客達の視界からクリーチャー達が消失していく。薄まった混沌のおかげか、試合に敗れたクラウスも気絶も死亡もする事は一切なかった。しかし、天井に空けられた穴や高熱やクリーチャーの重量で変形した床の跡は一切元に戻る事がなく、決勝戦の過酷っぷりを存分に物語っていた。
 そんな中、傷だらけかつ疲労困憊の二人の元に仲間達がやってきた。
「やったな、光矢!」
「クラウスも、追加ターン5回も耐え抜くとか本当に凄かったよ!」
 激闘を繰り広げた両者を称える際見とセブロウ。
「二人とも、よくぞ生還してくれた!」
「兄さんも心配性なんだから」
 光矢とクラウスの肩に手を置き、デュエマで死なずに済んだ事を心から祝福するクロウ。
「あれもこれも全部、オイラのおかげだな!」
「ああ。お前がいなかったらどうなってた事やら…」
 光矢は声のする方に振り向くが、そこにはミライはいない。
「ミライ…?」
 視線の先を足元に向けると、そこには《make tomorrow MIRAI》のカードが無造作に置かれていた。
「ミライィーー!!」
 事態を察した光矢が叫ぶ。ルナティック・ソーマを倒し、多くの命と世界を救ったミライは、その代償に姿を維持する事も出来なくなっていたのだ。
========================================================
以上です。make tomorrow MIRAIが無かったら詰んでた。次回最終回。

使用カード(基本まくらいさん作)
ミライ・ドラグーン
http://dmvault.ath.cx/forum/read.php?FID=3&TID=33&p=921
光牙先代頭龍サンダユウ
http://dmvault.ath.cx/forum/read.php?TID=33&p=973
転成光牙龍サルト・ビーイング
http://dmvault.ath.cx/forum/read.php?TID=33&p=982
光牙忍テンモンマル(自作)
http://dmvault.ath.cx/forum/read.php?FID=3&TID=33&p=988
クルー・L(haribote13さん作)
http://dmvault.ath.cx/forum/read.php?FID=3&TID=33&p=989
ミライ・ドラグーンEX
http://dmvault.ath.cx/forum/read.php?FID=3&TID=33&p=1036
ミライ・ライジングロード、超極転成 オメガミライ・レイジングソード
http://dmvault.ath.cx/forum/read.php?FID=3&TID=33&p=1038
メガ・ミライ・ジェットストリーマー
http://dmvault.ath.cx/forum/read.php?FID=3&TID=33&p=1041
蓮華の輪廻 サルトビーム
http://dmvault.ath.cx/forum/read.php?FID=3&TID=33&p=1061
Maximum In Resistance“Absolute Imperial”
http://dmvault.ath.cx/forum/read.php?FID=3&TID=33&p=1066
破牙暮忍ゲッコウマスク、混沌の忍龍 ムーンレイカー(夜雀さん作)
http://dmvault.ath.cx/forum/read.php?FID=3&TID=33&p=1068
MIRAI疾走 ロックハート、MIRAI導師 ダークリフレイン
http://dmvault.ath.cx/forum/read.php?TID=33&p=1103
MIRAI龍覇 ドラグブラスター
http://dmvault.ath.cx/forum/read.php?FID=3&TID=33&p=1108
MIRAI・ブラスター/次元走破 ドラグMIRAI・ソニック(訂正版)
http://dmvault.ath.cx/forum/read.php?TID=33&p=1110
リボーン・オブ・ザ・シノビ、時空の光牙 サルトビーム/煌迅の覚醒者 アポロ・サルトビーム
http://dmvault.ath.cx/forum/read.php?FID=3&TID=33&p=1112
希望の転成 ミライ Future(コンボ人間さん作)、赤月の凶華 ツクヨミ・エンシャント(コンボ人間さん作)
http://dmvault.ath.cx/forum/read.php?FID=3&TID=33&p=1185
終焉の混沌 ルナティック・ソーマ(コンボ人間さん作)、make tomorrow MIRAI(コンボ人間さん作)
http://dmvault.ath.cx/forum/read.php?FID=3&TID=33&p=1187
破牙暮忍 バルローグ(自作)
http://dmvault.ath.cx/forum/read.php?FID=3&TID=33&p=1219
2018-03-12 13:03
>《終焉に導く者》
朔、平然を装ってるけどやっぱ計画をあとひと押しってところで全部パーにされたのは精神的にキツかったか。どっちも世界救いたいのに本気で戦って光矢が勝たなければならないという。頑張って光矢。
>《掴め希望!ミライ・Future!!》VS《ルナティック忍法帖》
ミライFuture相当強いのにそのミライFutureを持ってしてもギリギリの勝利という蔵臼の強さ。ミライ...この後の展開も気になる。

この長さなのに遅くなるって逢魔編終わるまでにヘンジの旅書き終えれるか心配になってきた

第6話「パーティ」

タンクが開けた扉の先、そこは至って普通の盛りあがっている酒場だった
そうパッと見ただけなら

ヘンジ「ここは...!!」
タンク「眺めてないでさっさと入れ!!」
ヘンジ「いでっ!!何すんだ!!」

タンクの腰の入った蹴りを受けダイナミックな入店を果たしたヘンジだったが店内が騒がしかったためか彼に気づいた者はいないようだった
店内に入ると店の外ではとてもじゃないが聞き取れなかった会話の内容が聞き取れるようになっていた

R「俺らの今日の収穫は上々だったぜ!いや~、やっぱ貨物列車はオイシイねぇ 。お前らのとこは?」
M「3カードか、なるほど強い手だ。だがこっちはフルハウスだ!!残念だったな!!」

ヘンジ「ここは...いったい...」

ヘンジの漏らした言葉にタンクが答える

タンク「はぐれ者達の集まる場所、いわば裏世界。ここはそちら側だ。」
ヘンジ「なっ!?お前さっきディメンション・ギルドだって...」
タンク「それは本当だ。では要件を話そう。
コホン、俺は逢魔にちょいとした用がある。その為に傭兵も雇った。
ヘンジ、お前も逢魔に恨みがあるんだろ?俺の仲間になってくれないか?」

タンクの目的、それはヘンジの勧誘
彼は少しでも仲間が欲しかった、そのためヘンジに声をかけたのだった

ヘンジ「...いいけど条件が1つだけある。」
タンク「条件?なんだ。」
ヘンジ「途中で辞めるだとか諦めるだとか言い出すなよ。」
タンク「もちろん。はなから途中で辞めたりする気はない!」
ヘンジ「よし!そうと決まればさっさと出発__」
タンク「人待ってるって2回くらい言わなかったっけ?ハァ...ほら来い、こっちだ。」

人の話を忘れているらしいヘンジにやや呆れながらもタンクは彼を連れて数名が座っている奥のテーブルへと向かった

タンク「待たせてしまいすみませんでした。」
???A「おっ、ようやく依頼主が来たみたいだよ!」
???B「...来たか。」
???C「ちょっと遅いよー、タンクさーん。で、そっちのは?」
タンク「あぁ、彼は_」
???D「おっ!誰かと思えば!たしかヘンジ君だっけ?」
ヘンジ「そ、その声、その喋り方は...!!」

聞き覚えある声、人をナメてるような喋り方、昨日会ったばかりのそいつをヘンジが忘れるはずがなっかった

ヘンジ「シザーソー!!!」
???D→シザーソー「久しぶり〜!覚えててもらえてるとはありがたいねぇ。」
タンク「なんだ、知り合いだったのか。それなら良か_」
ヘンジ「知ってるも何も昨夜アイツに殺されかけたんだぞ!!!なんでてめぇがココにいるんだよ!!??」
シザーソー「なんで?そんなの雇われたからに決まってるじゃないか!ヘンジ君たら鈍いなぁ〜!で、逆になんで君がいるのかなぁ?」
タンク「な、なぁ、一旦落ち着_」
シザーソー「なんか探し物か?それとも探し人か?なんだ?なんだ?ん?」
???B「...雇い主が何か言いたげだ。少し黙れ。」
シザーソー「チェー、分かりましたよ。相変わらずブラッド・ロスさんはお堅いことで。やっぱベテラン傭兵は違うのかねぇ〜。」

タンクが喋ろうとしても黙る気配のなかったシザーソーだったがブラッド・ロスと呼ばれた男が注意すると喋るのを止めた
もっとも不平をこぼしていたしかなり不服そうではあったが

タンク「ブラッド・ロスさんありがとうございます。」
???B→ブラッド・ロス「構わん。喋ってくれ。」

タンクは軽く頭を下げた後話を始める

タンク「まず待たせてしまいすみませんでした。こちらはヘンジ。急ですが、今回の旅に加わることになりました。よろしくお願いします。」
シザーソー「えっ?マージで?それマジで言ってんの?!そいつ弱かったのに?それ本気d_」
ブラッド・ロス(以下ロス)「静かにしろ...雇い主が話してる途中だ。」
シザーソー「おっと、そうでした。まぁ、おしゃべりなのは俺の悪い癖だ!ま!多めに見てくれると助かる!
ブラッド・ロスさんもそう堅くなさらず気楽にいきましょうぜ。」
ロス「お前のおしゃべりは度が過ぎる。それに俺はこういう生き方しか知らん...傭兵には雇い主以上の決定権はない。雇い主に従え。」
シザーソー「へーいへい。」
タンク「それじゃあ今後の予定立てといきたいところですけど…とりあえずお互いの自己紹介といきませんか?
互いのことを先に知っておいた方が物事も上手く回るでしょうし、なによりそうした方が作戦や戦略も立てやすいでしょうから。ね?」
ロス「なるほど...確かに一理あるな。だがその前に...」
タンク「その前に...なんです?」

ブラッド・ロスのセリフの続きが気になったタンクは続きを訊ねる
しかし、ブラッド・ロスはそれには答えず奥の方に座っている2人に近づく



2人は最悪な目覚め方をした
人を待ちながら酒を飲み、ほろ酔い気分で寝たと思ったら腹部に強烈な蹴りをくらって目覚めたのだから
その上2人に蹴りを入れたのが自分より強い奴ときた
そのため2人はこの雑な起こし方に文句1つ言えなかった

ロス「起きろ。」

こうして若干重い雰囲気(シザーソー以外)のまま自己紹介が幕を開けるのだった...

〜続く〜


〜Q&Aコーナー〜
ロス「...ブラッド・ロスだ。今回は俺がこのコーナーを担当することになった。幸い筆者がQと捉えたものも少ない。さっさと終わらせよう」

Q1.ブドウビールのワイン抜き
A.合言葉みたいなものだ。「一般人や保安官が酒場に入ったら指名手配犯がいた」なんてことは避けたいからな。

Q2.兵士達の認識と老人の認識どちらが正しいのか
A.まずはストーリー執筆やらで忙しい筆者のかわりに俺から謝っておこう。分かりにくい書き方をしてしまってすまない。
居場所以外のいい表現の仕方が思いつかなかったらしい。もっとも、筆者があんなめんどくさい設定のキャラにしたのが悪いんだがな。
認識についての話だが、一応老人も兵士達も『魔境』についての認識は大体一緒だ。
ただ、兵士達も忙しくてな。『魔境』をアレ呼ばわりするくらいにはストレスが溜まっている。...という設定らしい。
まぁ、意志を持った森と認識してくれると助かる。...助かるのは俺ではなく筆者だけどな。

ロス「さて、Q&Aはこれで終わりだ。次回を楽しみに待ってもらえると助かる。...俺も筆者のhariboteもな。それではまた機会があれば。」
2018-05-09 03:04
モチベの低下で遅くなり真にすみませんでした。これより、リジェネ最終回を投稿。
========================================================
 あの過酷な全国大会が終了して一か月。クラウスは珍しく実家に帰省していた。
 居間ではクラウスとその父、貞夫がテーブルを挟んで向かい合い、その間には神妙な雰囲気が漂っていた。
「父上。これをSealしてもらうでゴザル」
 クラウスが貞夫に差し出したのは《終焉の混沌 ルナティック・ソーマ》2枚。
 全国大会でフィニッシャーとして活躍したこのカードを封印し、これまでのケジメを付ける事がクラウスが実家に帰省した理由であった。
「全国大会で何があったかは知っている。お前に未熟な所はあれど、誰も命を落とす事なく戦い終結させられればそれで十分だろう」
「But!あの戦いで生み出されたカオティックは今もセッシャの元にいるでゴザル。セッシャは別のloadを進まざるを得ないでゴザルよ!」
「お前の考えはよく分かった。お前がそう思うならそうすればいい」
 貞夫はそう言い放つと、クラウスが差し出したカードを受け取った。
「セッシャにはやりたい事があるでゴザル。父上にはそれを見守ってもらいたいでゴザル」
 クラウスは貞夫に1枚のチラシとチケットを渡すと、居間から去っていった。
「お前のやりたい事…しかと見せてもらうぞ」
 渡されたチラシを見た貞夫は、クラウスがこれからする事を楽しみにしていた。

 一方、光矢達が通ういつものカードショップでは光矢とセブロウがデュエマによる対戦を繰り広げていた。
 光矢が全国大会で優勝したせいか、クロウの他に周りの客も注目するほどの一戦となっていた。
 試合は終盤。光矢は転成したミライの能力でセブロウのS・トリガーを封殺しながらシールドを全てブレイク。勝利は目前だった。
「これで終わりだ!MIRAIでダイレクトアタック!」
 決して阻止できない攻撃を最後に決め、セブロウとのデュエマは光矢の勝利で終わった。
「ボクの負けだよ。本当に強くなったね、コーヤ」
「あの時から光矢が勝つようになったな。いいだろう、セブロウの敵は俺が討ってやる」
 光矢とセブロウのデュエマを見届けたクロウは、デッキを取り出して光矢にデュエマを挑もうとする。
 そんな時、クロウの携帯にメールが着信。そして光矢達の携帯にも次々とメールが着信していった。
「クラウスから対戦会のお誘いだな」
「ボクもだよ。どうやら市民ホールでやるみたいだね」
「混沌使いも来るのか…俺、ミライいないけど来ていいのか?」
 大会が終わって一か月がたっても尚、ミライは復活する気配がない。
 こんな状態の中で対戦会に来てもいいのだろうかと、光矢は戸惑っていた。
「いいんじゃない。今のコーヤはセブ・ウェーブのいないボクの頃と同じようなものだし問題ないと思うよ」
「メールが来ているなら問題ないだろう。用事があるなら別だが」
「なら行くか!対戦会に!」
 二人に後押しされ、光矢はクラウスの主催する対戦会に参加する事を決意する。
 この対戦会に参加すれば何かいい事が起きる気がする、光矢はそんな予感がしていた。

 そして対戦会当日。メールには遅刻厳禁と書かれていたため、光矢は予定の5分前に市民ホールに到着した。
「ここが対戦会の場所か…」
 クラウスが借りた会議室の入口に立つ光矢。
 入口の隣に設置されていた長テーブルと2つパイプイスを目にした光矢は、この対戦会に何か嫌な予感を感じとっていた。
 光矢が空いていた会議室の扉から入室すると、そこには対戦台となる長テーブルに誰が座るかわからない大量のパイプイス。
 そして主催のクラウスにセブロウ、際見、クロウのいつものメンバーだけでなく、ミナや取田三兄弟、砲場に麗華と、転成使い混沌使い問わず多数のデュエリストが一同に集結していた。
 しかし、その中に朔や妖蟲、餓朗の姿はない。それはツクヨミの力で時を巻き戻し、世界の頂点に立つという朔の野望が崩壊した現状を物語っていた。
「これ、お前達がやったのか?」
「そうだよ。コーヤだけ集合時間が遅く設定されてたんだ」
 光矢の疑問にセブロウが答える。
「Welcome、セッシャの対戦会へ。見ればわかると思うでゴザルが、この対戦会にはギャラリーを呼ぶ予定でゴザル。入場料は1000円」
「金取るのかよ!」
 驚愕する光矢。
「ちなみにこの対戦会で稼いだ金の大半は砲場殿のギャラに消える予定でゴザル」
「そいつは必要ねぇな。朔との契約はまだ活きてる。ここで転成使いを倒しまくって後で朔に請求するぜ」
 計画の崩壊によって打ち切られたかと思われた朔との契約は、全国大会が終わった今でも未だに続いていた。
 その事で気になった光矢は砲場に疑問を投げかけた。
「朔の奴、まだ何か企んでいるのか?」
「あいつは何も諦めてなんかねぇよ。朔は餓朗のとこで消されたツクヨミを復活させるつもりだぜ」
「朔さん…まだ諦めていなかったんだ…」
 砲場から告げられた事実にミナは唖然とする。会場の転成使い達もまた驚愕していた。
「死者を蘇らせる事すらできないのにクリーチャーの復活なんて可能なのか?」
「俺にはさっぱりわからねぇが、クリーチャーの力を使えば可能みたいだぜ」
 聞かされた餓朗の受け売りから、光矢は餓朗の研究所にあった装置を思い出す。
 全国大会で餓朗が何かを得ていれば、クリーチャーを実体化させるどころか復活させる事もできるのではないかと光矢は納得してしまった。
「辛気臭い話はここらで切り上げるとして、光矢殿には対戦会開始までにこれを読み込んでもらいたいでゴザル」
 クラウスは光矢に渡したのは対戦会の台本。
 受け取った本をさらりと流し読みした光矢は、ある事実に気づいてしまった。
「これ、俺一回しかデュエマできないのか!?」
「ミライ殿がいない今の光矢殿を対戦に組み込むにはエキシビジョンしかなかったでゴザル。申し訳ない」
「予想はしてたけどしょうがないな。これでいいぜ」
 そうして会話を繰り広げていると、一人の少女がひょっこりと会議室の入口から顔を出していた。
「そろそろ入場の時間だけど受付さんいないし大丈夫かな…あ、月形君だ」
 顔を出していたのは千早花凜。広告ポスターから感じたオーラが気になり、このデュエマ興行に来ていたのだ。
「おっと!そろそろ入場の時間でゴザルか!ミナ殿麗華殿、受付頼むでゴザル!」
「「はい!」」
 そうして入場の時は始まった。
 決して席が満杯になる程でもないが、そこそこの人数が集まった。はじめてのデュエマ興行としては妥当な結果であった。
「Youの誰もが知らないと思うでゴザルが、デュエマはかつてクリーチャーの力を呼び出す、儀式のアイテムであったでゴザル―」
 転成と混沌の戦いがどんなものであるかを、会場に来た観客に向けて演説していくクラウス。
 その内容は光矢が聞き覚えのある転成と混沌の戦いについてだった。
「全国大会の大半の試合で展開されたカオス・フィールドもまた、その名残でゴザル」
 クラウスの演説に合わせてサルトビームがカオス・フィールドを展開。
 黒い空間の中にだけ現れるシノビのクリーチャー達を前にした観客達は驚きながらもその内容が事実であると認識せざるを得なかった。
「そんなカオティックが暴れまわれば、いつかこの世界とクリーチャーの世界が繋がってしまう。その時、カオティックに立ち向かったのが『転成』という能力を持つクリーチャーを従える者、転成使い達でゴザル」
 クラウスの演説と共にサルトビームが転成。サルト・ビーイングとなって配下の混沌のシノビ達をまとめて吹き飛ばした。
 そうしてフィールドの外に出されたシノビ達は観客達の視界から消えていった。
「転成使いはカオティックの勢力をdefeetし、世界の危機を救って来たでゴザル。この現代においても、全国大会の舞台で転成と混沌の戦いが繰り広げられ見事、世界の危機を救う事に成功したでゴザル」
 演説を聞いていた光矢は全国大会決勝戦の事を振り返る。
 自身の命、そして世界の滅亡までもがかかった狂気のカオス・フィールドでの戦いで二人とも生還できたのはまさに奇跡そのものであったと。
「ここまでが転成と混沌の戦いの歴史。そしてこれから行われるのは転成陣営と混沌陣営に分かれて戦う勝ち抜き戦でゴザル!エキシビジョンマッチはセッシャ、サスケ=クラウスと、世界の危機を救ってくれた全国大会の優勝者、赤斬光矢殿でお送りするでゴザル!」
「俺の出番か!」
 指名された光矢は、クラウスのいる対戦台の前へとゆっくりと駆け付ける。
 サルトビームの展開したカオス・フィールドへと足を踏み入れた光矢だが、観客の視界にミライは現れない。
「Youをエキシビジョンに指名したのは、まだミライが復活していないと踏んだからでゴザル」
「ああ。ミライはまだカードのままだ。そんなミライのためにも、俺は勝つ!」
 光矢はそう言ってミライだったカードを対戦台の隅に置いた。
 対戦台に置かれたカードは真上に設置されたカメラを通じてディスプレイに表示され、試合中、二人がどんなカードを使ったか観客にも分かるようになっていた。
「オイラを呼んだかい!」
 聞き覚えのある声が会場に響き渡る。
 声の質にあの話し方。光矢の頭に浮かび上がる姿はあいつしかいない。
「ミライ!」
 光矢の叫びと同時に、先程置かれたカードが眩い光を放つ。
 光が収まるとそこには、紅い鱗に覆われた小さな竜、ミライが対戦台の上に立っていたのだ。
「ミライ……心配したんだぞ!」
 感極まってミライを強く抱きしめたかった光矢だが、普段のカオス・フィールドではクリーチャーに触れない事に気づく。
 クリーチャーに触れない事は光矢にとってはいつもの事だったが、こんな時に限ってミライに触れる事ができないのがもどかしかった。
「光矢、ここで何が起きてるんだい?」
「今、クラウスとデュエマするところだ。俺たちの戦いにこれだけお客さんが来てるんだ」
「Sure.ミライ殿のおかげで今があるでゴザル。さあ、いくでゴザルよ!」
「ああ!ミライと共に、俺がもう一度勝つ!」
 朔が復活しようとも光矢にはミライが、仲間達がいる。このエキシビジョンマッチは光矢にとって未来への第一歩となるだろう。
 準備は全て整い、二人は試合開始の合図を待つ。その合図とは。
「「デュエマ・スタート!」」
========================================================
以上です。これでリジェネ完結です。まくらいさん、進まないストーリーを乗っ取らざるを得なかった事を深くお詫びします。
掲示板DM総合雑談板 ≫ スレッド : DMオリカスレ連動 オリジナルデュエルストーリースレ
  


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