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2017-09-29 17:40
デュエル物語(仮)一章 第10話 「煉獄の裁きvs神秘と奇跡のミステリー」

ゲートキーパー「俺のターン、マナをチャージしてターンエンド」
アガト「僕のターン、ドロー、マナをチャージしてターンエンド」
ゲートキーパー「俺のターン、ドロー、マナをチャージして呪文、勇愛の天秤、カルマ・スクラッパーを捨てて、2枚ドロー、ターンエンド」
アガト「僕のターン、ドロー、マナをチャージして、一撃奪取 ケラサスを召喚、ターンエンド」
ゲートキーパー「俺のターン、ドロー、マナをチャージして、業鬼 トウカツを召喚、ターンエンド」
アガト「僕のターン、ドロー、マナをチャージして、観測者 ヨンシルを召喚、ターンエンド」
ゲートキーパー「俺のターン、ドロー、マナをチャージして、業鬼 ホムラを召喚、ホムラで攻撃するとき、効果で業鬼 ヒグルマをバトルゾーンに、そして、シールドブレイク」
シールドチェック:✕
ゲートキーパー「そして、ターンエンドだ」
アガト「僕のターン、ドロー……では、そろそろ反撃と行きましょう、マナをチャージして、観測者 ヨンシルを、聖域の守護者サン・ニュートンに進化、これであなたはクリーチャーのコストを踏み倒せなくなります、そのままW・ブレイク!」
シールドチェック
1枚目:✕
2枚目:✕
アガト「ターンエンド」
ゲートキーパー「ほお…俺のターン、ドロー、こっちも何かするとしよう、マナをチャージして、業鬼 トウカツを召喚、そして、Dの煉獄 カルマデビベルグをコストを支払わずに展開、そして、呪文、煉獄地獄、効果で互いに山札の上から5枚を表向きにして、その中のクリーチャーを全て墓地に…おっと、どっちも全部クリーチャーか、ならば、互いにクリーチャーを1体破壊する、俺は業鬼 ホムラを破壊だ、さあ、何を破壊する?」
アガト「ケラサスを破壊…」
ゲートキーパー「ターンエンド」
アガト「僕のターン、ドロー、マナをチャージして…くっ、サン・ニュートンでW・ブレイク」
シールドチェック
1枚目:○
2枚目:○
ゲートキーパー「シールドトリガー、勇愛の天秤、効果で2枚ドロー、そして、イフリート・ハンド、効果でサンニュートンを破壊」
アガト「くっ、ターンエンド、」
ゲートキーパー「俺のターン、では、そろそろ決めようか、ドロー、マナをチャージして、呪文、迎え盆の地獄門、効果で、業鬼 トウカツを、煉獄の番人 カルエンマにNEO進化、効果で山札の上から2枚を墓地に..どちらも呪文か、まあいい、カルエンマでT・ブレイク」
シールドチェック
1枚目:✕
2枚目:✕
3枚目:○
アガト「くっ…トリガーが使えない…」
ゲートキーパー「トウカツで最後のシールドをブレイク」
シールドチェック:✕
ゲートキーパー「所詮はこの程度か…ヒグルマでダイレクトアタック」
アガト「…クッ、ククク」
ゲートキーパー「どうした?おかしくなったのか?」
アガト「ハハハハ!その程度で僕が負けるとでも?、全く、実に滑稽です」
ゲートキーパー「ほお、この状況から逆転してみせると、そういうわけだな?」
アガト「ええ、男に二言はないです!革命0トリガー!ミステリーとエネルギーの暴走!効果でクリーチャーを全部マナ送りに!」
ゲートキーパー「ほう…ダイレクトアタックを阻止するとは…」
アガト「まだまだです!効果で墓地にあるクリーチャーを全て山札に加えてシャッフル!そして、山札の上から5枚を表向きにし、その中からクリーチャーを全部バトルゾーンに!よって、観測者ヨンシルと、大地の超人をバトルゾーンに!」
ゲートキーパー「こっちはトウカツとヒグルマをバトルゾーンに」
アガト「大地の超人の効果で自身をマナに、」
ゲートキーパー「トウカツをマナに置いてターンエンド、だが、次のターンで決められなければお前の負けだ」
アガト「ええ、だからこそ、決めさせてもらいますよ!僕のターン!未解明の謎の向こう、そこに真の知がある!さあ、引き寄せてあげますよ!全てを知りし者よ!ネイチャー・ミステリー・ドロー!来ましたよ!僕の切り札!マナをチャージして、観測者 ヨンシルを謎々王 アガードリルに進化!さあ、ここから反撃だ!」
ゲートキーパー「ほお、こっからどのように反撃するのかな?」
アガト「アガードリルの登場時能力発動!山札の上から5枚を見て、さあ、ここから1枚選んでください」
ゲートキーパー「では、これを…」
アガト「ほお、では選ばれたカードを使わせてもらいます。呪文、大地の幻影!効果で山札から見ないで5枚選び、それを表向きに、どれどれ…出すのは、一撃奪取ケラサス、そして、冒険妖精ポレゴン!そして、ターン終了時、アガードリルの超リターンネイチャー16発動!カードを16枚山札に戻して、僕の勝ちです」



========================================
「ほお、どうやら情報どおり、強いようだな」
ゲートキーパーは低い声でそう言った、しかし、デュエル前にあった威圧感はかけらもない。
「ええ、では、約束どおり、ここを通していただきますよ」
アガトがそう言って、ゲートキーパーの横を通り過ぎようとしたが、ゲートキーパーはそれを止めた。
「まあ待て、ここは地下鉄の廃駅だが、我々が改変して、元の姿のかけらもない。お前たちだけでは迷い、ここから抜け出すのもままならないだろう」
「では、どうすれば良いと言うのですの?」
「俺が道案内をしてやろう」

to be continued...

使用したオリカ

業鬼 トウカツ(カンツウツボさん作)
http://dmvault.ath.cx/forum/read.php?TID=33&p=1147

観測者 ヨンシル
http://dmvault.ath.cx/forum/read.php?FID=3&TID=33&p=1146

業鬼 ホムラ(カンツウツボさん作)
http://dmvault.ath.cx/forum/read.php?FID=3&TID=33&p=1161

業鬼 ヒノタマ
http://dmvault.ath.cx/forum/read.php?FID=3&TID=33&p=1168

Dの煉獄 カルマデビベルグ
http://dmvault.ath.cx/forum/read.php?FID=3&TID=33&p=1166

煉獄地獄
http://dmvault.ath.cx/forum/read.php?FID=3&TID=33&p=1134

煉獄の番人 カルエンマ
http://dmvault.ath.cx/forum/read.php?FID=3&TID=33&p=1166

観測者 ヨンシル
http://dmvault.ath.cx/forum/read.php?FID=3&TID=33&p=1146

聖域の守護者 サン・ニュートン
http://dmvault.ath.cx/forum/read.php?TID=33&p=1163

ミステリーとエネルギーの暴走
http://dmvault.ath.cx/forum/read.php?TID=33&p=1147

謎々王 アガードリル
http://dmvault.ath.cx/forum/read.php?FID=3&TID=33&p=1145

大地の幻影
http://dmvault.ath.cx/forum/read.php?FID=3&TID=33&p=1167


2017-10-03 16:21
第11話「業火の帝王」

探偵団の3人は、ゲートキーパーの案内で、彼らが根城にしている地下鉄の廃駅を進んでいた。
一歩ずつ進むごとに何故かまだ乾ききっていない血糊がベチョ、ベチョ、と音を立ててくっついてきた。

「……ところで、あなたたちの部隊長はどのような人ですの?」
「俺たちの部隊長は、端的に言えば、業火の帝王だな」

恐る恐る聞いたヒカルに対し、ゲートキーパーはそう答えた。

「俺たちの部隊長、フレアル様は、貪欲なお方だ、その貪欲さは、業を積み重ねた者を焼き尽くす業火さえも操れるのではないかと思わせる。それほどの貪欲さでここまでのしあがったのだ。」

===================

「しかし、それも変わってきたな」
と、ゲートキーパーは可笑しそうに言う。

「俺たちは、何も考えずに奴らの言うとおりに人殺しとかをやって来た。だが、あの子に出会えたことで、そんな人生が馬鹿らしくなった気がした。これほど守りたいと思える奴が出来るとは、全く想像出来なかったよ」

ゲートキーパーは、威圧感のある顔を少し緩ませた。

「あの、あの子とは誰なんです?あと、奴らとは?」
と、アガトが好奇心丸出しで聞いた。しかし、

「お前らがそれを知るのは危険すぎる、知らない方が身のためだ」
と、ゲートキーパーは警告した。

===================

「さあ、着いた、ここが俺たちの部隊長、フレアル様のいらっしゃる部屋だ。」

そういうと、ゲートキーパーは、重厚感のある赤いトビラを開けた。

「ようこそ、我が部屋へ、私はフレアルだ、さあ、私と闘うのは誰かな?」
その部屋で待ち受けていた男は、そういって探偵団の3人を迎えた。

「じゃあ、僕が闘うよ」

そういったのは、巧であった。

「ちょっと巧、大丈夫ですの?この前みたいなへまをされたら困りますわ」
と、ヒカルは心配する、しかし、
「大丈夫!今度は失敗しないよ、安心して、」
と巧は応えた。。

「よし、では、そろそろ始めようか、真のデュエルを!」
フレアルがそういって右手を掲げると、彼らがいた部屋の壁や天井が消滅し、この前DJデスサイズとデュエルしたフィールドが現れた。

「覚悟はよいな?デュエル、スタート!」

to be continued……
2017-10-03 23:21
>煉獄の裁きvs神秘と奇跡のミステリー
ゲートキーパーの使用は普通にカルマメイカーだった。この組織は皆カルマメイカー使いなんだろうか。
>業火の帝王
フレアル様は業を積み重ねてるらしいからカルマメイカー使いで確定だけど、前の3人とはどんな違う使い方をするのか楽しみ。

裏切電専編2話です。
______それは少し昔の話
あるところに、一人のコミッカーがいた。彼は王の元に仕える傭兵として戦い、部下達からの人望も王や王の仲間達からの信頼も厚い男だった。だが、ある日を境に彼は少数の部下達と共に忽然と姿を消した…その行方は誰にも知らない…。___________

D・D・Dとムメイが不在のD・D・D城。そこの各地でクリーチャー達が倒れていた。
サニー「何…なの…コイツ…ら…。」
アインズ「我らがここまで追い詰められるとは…。」
「はっ、弱え弱え。所詮群れても雑魚同然だったな。」
「おとなしくすれば楽に地獄へ送ってやる。」
メタナイト「何なんだ…奴らは…。」
~数時間前~
クラッコ「奴ら…まっすぐ城に向かって来てやがるぜ。」
メタナイト「見たところ数は少数か…。大丈夫だろうか。」
「大丈夫だと思うか?」
メタナイト「なっ!?」
フジキド「ドラゴン・トビゲリ!イヤーッ!」
突如現れた謎の影にフジキドは飛び蹴りを浴びせるが、いとも簡単に受け止められてしまう。
「その程度の力で我々を倒せる確率は…分数にして65535分の1…つまり貴様らの勝機はほぼ無に等しい。」
最初に現れた影に続き、次々と新たな影がエントリーする。
「どうも、私達は裏切電専。貴殿方を倒しに来ました。そこの忍者さん、何故貴方の攻撃が私達に効かないのか…それは」
「喋りすぎだバルグラム。まあこのような死にゆく者共に話そうが意味ないがな。」
バルグラム「ああ、すいませんプログバグ。」
プログバグ「だが、せっかくなので名乗ってやろう。冥土の土産にでもするがいい。我々は裏切電専。そしてこの方が我々のボス、Bagtel・core7ー7700様だ。群れなければ何も出来ぬ弱者共よ。」
フジキド「群れなければ何も出来ぬ弱者…か。フッ、流石はレイテスト。よく調べている。全く間違っておらん。…なら貴様らは弱者を脅かし愉悦に浸る狂人共ではないのか?Bagtel・core=サン。」
Bagtel・core「何とでも言うがいい。弱者の言葉など耳を傾ける気にもならぬ。既に我々の仲間はこの城に侵入した。放っておいていいのか?」
メタナイト「何ッ!?」
__________________
サニー「で、何なのさ。あんたは。」
バグイズコ「もうお前達を遠くから狙ってるのは疲れたんだ…。直接潰しに来たんだよ!」
サニー「クッ、スター!電専チェンジ!」
スター「はいはい。分かったわ。」
サニーはバグイズコの背後に回ったサニー団の仲間、スターと瞬時に入れ替わろうとする。
バグイズコ「革命チェンジの応用か…無駄だぜ。」
移動したサニーに大量の棘が突き刺さる。
サニー「がっ…な、何で…。」
バグイズコ「俺の前で革命チェンジや侵略なんてノーサンキューだ。しかもコミッカー共が群がってやがるな…ほらよ。」
サニー団の面々に突如凄まじいGがかかり、地面に打ち付けられる。
バグイズコ「これが、裏切電専だ。お前らが群れば群れるほどこの力は発動する。」
サニー「なる…ほど…完全に私…達を殺しに来…てるって…わけね…。」
バグイズコ「ついでにお前には特別に俺の本当の姿を見せてやる。冥土の土産にでもするんだな。」
サニー「!…何で…アンタが…。」
__________________
バルチグーン「何だ。貴様は群れていないのか。これでは裏切電専は発動できないな。」
アインズ「我が死配電専は死した同胞の屍を力に発動する。貴様らの下らぬ力に屈しはしない。…?貴様、どこかで…。」
バルチグーン「……知らぬ。貴様など。」
バルチグーンが奇妙な空間を作り出す。全ての電専をシャットダウンする空間である。
アインズ「グッ…何だこれは…電専が発動しない!?」
バルチグーン「これで両方電専が使えぬという訳だ…さあ、小細工はなしだ、殴り合おう。」
二人は互角であった。だが、本来電専の力で戦うアインズと、裏切電専の他に侵略者の力でも戦えるバルチグーン。情勢は次第にバルチグーンへと傾いていった。
__________________
コスズ「私の相手はあなたね。」
バソースグ「お前は判読電専のコスズか。…まあ誰が来ようと全ては無駄なことだ…。お前が俺に攻撃しようとすればお前の本に書かれた知識は失われていく。」
コスズ「(なら失われる前に展開すれば…)」
バソースグ「おっと無駄だ。俺の裏切電専は俺に攻撃した者を消滅させる。展開すればするほどお前は窮地に立たされるんだよ。」
コスズ「な…。」
アキュー「なら私も行かせてもらうわ。」
コスズ「‼アキュー…。」
アキュー「恐らく奴らの裏切電専は私達とは逆…敵が多いほど力を得る。だけど、二人という少数なら発動はしないはず。」
バソースグ「ふむ…流石といっておく。クリーチャー記録家のアキュー、観察眼に優れている。」
アキュー「(裏切電専…乱闘空間でも見かけたけど…もっと前に見たことのある気がする…。バグイズコ…イズコ?バルチグーン…ルーチン?…いや、まさかね。)」
__________________
アドミラル「やはりこちらにも来たか…。‼な…何故ヤツが…乱闘空間で奴らは倒したはず…!?」
__________________
プログバグ「行け!迫外砲!群れる雑魚共を掃討せよ!」
プログバグは巨大な大砲を召喚し、撃ちまくる。
Bagtel・core「ゆけ、バグルス・B・クラウド。有象無象の力を吸いとり、我らに与えよ。」
B・クラウド「異端をハイジョ…ハイジョ…。」
Bagtel・coreの後ろから奇妙なロボットが現れ、不気味な光を出してBagtel・core達を強化する。
フジキド「イヤーッ!」
それに瞬時に反応したフジキドの投げつけたスリケンがB・クラウドの機関部に命中し、強化を止める。実際見事なワザマエ!
カービィ「うーん…このままじゃジリ貧だ…。どうにかしなきゃ…。」
~To be continued~
2017-10-04 00:24
>EXE・in・Re:generation 混沌のエグゼ 第7章“真相”
完結お疲れ様でした。やっぱり主人公補正ってすげぇや!(特大ブーメラン)
>VS裏切電専編・VS裏切電専編2
使用感謝。バルチグーンは裏切電専以外を封じるので彼の電専は一応使えるんですよね…あとBagtelがまんま悪役っぽい。すごい技術だ(語彙力)
>第11話「業火の帝王」
今度はEXWINしないよね…?と思いつつ読んでいたり。どうなることやら…

今回はネタバレ小話を。
明黒「そういえば和池先輩の親って見たことないんですけど…一体何の職業に就いているんですか?」
和池「バカ親父がプロのカードゲーマーやってる。一応世界大会で何回も優勝してるんだけど…」
明黒(地雷踏んだかも)
和池「この際いいや、話すよ…僕と咲希との血縁関係を…」
明黒(本当に地雷だった)
和池「大会がいろんな場所であって…うちの親父は欲求に対して色々あれだから…現地で子供作っちゃって…自分含めたら6人くらいいるよ…」
明黒(和池先輩の目からハイライトが消えてる)
和池「でもって僕と咲希は父は一緒だけど…母が違う異母兄妹なんだよ…というか兄弟全員がそうなんだよ…」
明黒「そ、その親に会ったことは」
和池「何回もあるよ…僕以外の男は殴ってるらしいけど…正直殴っても問題解決しないから…」
明黒「…他の兄弟に会ったことは」
和池「2,3年くらい前の正月に会ったと思う。今どうしてるかな…」
明黒「…」
和池「咲希は僕のことが好きみたいだけど…兄妹どうしってのは色々と社会的な問題があるからね…その感情を君が一心に受ける時が来ることを願うよ…」
明黒「だ、大丈夫ですか?」
和池「全国近いのにこんな話聞かせてごめんよ…」
2017-10-11 23:55
>《和池の親》
確かに凄いやつだけど6股以上とかいうやべーやつだった。母が違うとはいえやっぱり兄妹同士はマズイので目黒がんばれ。

《裏切電専編》3話です。今回は艦娘達編が半分を締めてます。
アドミラル「バカな…深海電専だと…?奴らは確かに乱闘空間で倒したはず…。」
オオヨド「しかもデータにない全くの新種です!さらにコミッカーを妨害する電波が発生しているようです!」
アドミラル「成程…コイツが裏切電専ってわけか…。」
深海の力を持つ裏切電専、アビス・ソウヤの発生させる妨害電波により、艦娘達は近づけず、劣勢を余儀なくされていた。さらに、アビス・ソウヤは裏切電専達を次々と呼び寄せ、集まっていく。
タイホウ『こちら第三艦隊!三隻が大破!撤退します!』
ムサシ『こちら第二艦隊だ!こちらも危険だ!撤退させてもらう!』
アドミラル「…万事休すだな…!」
「諦めるんじゃねーでちよ!提督!」
万事休すと思っていたアドミラルに、特徴的な語尾の怒声がふりかかる。
アドミラル「…ゴーヤか。残念だがお前達でも奴には…。」
イ58「ちっちっち。ゴーヤ達Sのイニシャルズが何のために何日も資源集めしてたと思ってるんでち。乱闘空間の脱出前にコイツを回収しておいたんでちよ!」
58が指した先には、艦船とおぼしき残骸が集めてあった。
アドミラル「これは…シャングリラの残骸か!?」
イ58「目には目を。歯には歯を。レイテストにはレイテストでち。これを使って対抗するでちよ。」
アドミラル「だが…シャングリラの力を使うといえど誰が使うつもりなんだ?」
「私が行きます。私に使わせて下さい!」
そう言ったのは、かつて乱闘空間で自身の影《アビス・アカギ》と戦い、勝利したアカギだった。
アカギ「レイテストの力を制御できるのは自身の影に打ち勝った者だけ…なら、私がやります。」
そう言うとアカギは目を閉じた。すると、倒した自身の影が浮かび上がってくる。
アビス・アカギ「オマエハ…ウンメイニアラガイ、ワタシニナルコトヲコバンダノデハナイノカ…?」
アカギ「…いいえ…どんな姿でも私は私。貴女は私。私は貴女。どんな運命だって受け入れ、それを乗り越えて見せます。」
アビス・アカギ「ソノコトバ…ソウ…オマエハワタシ…私は貴女。ええ。しかと聞き入れました。どうかこの力を…皆を守るために…。」
影は消えていく。アカギは一筋の涙を流し、影を抱く。
アカギ「はい。絶対に…皆を守ってみせます。」
アカギに続き、乱闘空間で自身の影を倒した者達が次々とシャングリラの力を手にしていく。
自らの影を受け入れ、手にしたレイテストの力を使い、彼女達は暴走を続けるアビス・ソウヤへと向かっていった。
___________________
コスズ「弱者や異端呼ばわりされて…仲間も傷つけられて…こっちだって黙っちゃいられないんですよ…!」
バソースグ「何?」
コスズ「…もう私は知りません…何がどうなろうとも…絶対に貴方達を完膚なきまでに叩きのめす…!この《百鬼夜行絵巻》を使ってでも!」
アキュー「コスズ、やめなさい!あれは…!」
コスズ「止めないでアキュー。私はもう決めたの。」
コスズが巻物を振りほどくとその体が瘴気に包まれ、髪やエプロンが紫に染まっていく。そして、彼女の背後には骸骨のような鬼の影が浮かび、見開いた彼女の目は正気には見えなかった。
コスズ「さて…こうなった以上もう私は止められませんよ。」
バソースグ「クッ…(何だコイツ…いや、ヤバいのはあの巻物だ…。だがヤツの判読電専は手に持つ本の力で上乗せできるがそれでもコミッカーを展開する必要がある…なら俺の裏切電専で消滅できる!)「私は判読電専なんて使いませんよ。」なっ!?」
バグイズコ「‼(不味い!)おいバソースグ!離れろ!」
コスズ「私にはこの絵巻の力だけで十分。"百鬼電専"発動。百鬼夜行絵巻の鬼よ。私に楯突く愚かな者を灰塵へと変えろ。」
コスズの背後の鬼がバグイズコとバソースグを包み込む。彼らは鬼にみるみる力を奪われていく。
バソースグ「すいません…Bagtel・core様…。」
バグイズコ「クソッ…油断…しち…まった…。もう…疲れたよ…俺は先に…行くぜ…。」
コスズ「あそこにもいますねえ。…百鬼夜行絵巻の鬼よ。私に楯突く愚かな者を灰塵へと変えろ。」
アインズ「‼気を付けろ!アキュー!サニー!」
アキュー「!?」
鬼はバルチグーンをも包み込む…さらに、アインズの腕を飲み込んでいた。
バルチグーン「何…だと…私達3人が一瞬のうちに…。」
アキュー「アインズさん!?腕が…。」
サニー「消えてる…けど…。」
アインズ「我が腕はすぐ修復できるため問題ない。しかし…アキューよ、あれはどういうことだ?」
アキュー「あの巻物は…コスズの家に封印されていた巻物なんです…確か…鬼が封印されてるとか…。」
アインズ「成程。それが背後のあれか。しかし不味いな。裏切電専共の力を取り込み、さらに魔力が増大している。このままでは…。」
コスズと鬼はあたり構わず破壊し取り込み城の中を進んでいく。
___________________
カービィ「鬼殺し火炎ハンマー!」
プログバグ「効かんぞ!ハァ!」
カービィのハンマーとプログバグの蹴りが相殺される。
バルグラム「さあ、ジャッジメントなんです!」
メタナイト「クッ、ディメンションマント!」
バルグラムが広範囲の爆破するが、メタナイトはディメンションマントでの瞬間移動で回避する。
Bagtel・core「バグイズコ、バルチグーン、バソースグのデータ反応が消えた。…すまない…お前達、後は任せろ。………だが貴様らが勝利する確率は…2^15…32768分の1。まだ貴様らが勝つことはほぼ不可能だ。」
フジキド「オヌシの戯言はもう十分だ!イヤーッ!」
フジキドがBagtel・coreに蹴りを放つが、Bagtel・coreは瞬時に回避する。
フジキド「その戦い方。…ようやく察しがついた。オヌシ…"777"=サンだな。」
Bagtel・core「………その名は捨てた。」
フジキド「インタビューだ。何故このような事を。」
Bagtel・core「弱者である貴様らに答える必要はなし。」
フジキド「なら力尽くで聞き出すまで。」
その時、彼らが戦っている最上階の床の一部が崩れ、異形の鬼の影が姿を現した。
___________________
~数分前~
コスズ「まだまだ敵は残ってますねえ。さあ、消えてください…。」
裏切の力で復活したレッドゾーンとドギラゴンがコスズへと襲いかかる。レッドゾーンの裏切形態、レッドラインがコスズを粉砕しようと殴りかかるが、百鬼夜行絵巻の鬼が庇い、消滅する。だが、百鬼夜行絵巻からまた出現し、レッドラインを飲み込む。ドギラゴンの裏切形態、Dドス・剣が百鬼夜行絵巻の鬼を封印するが、封印された体を切り離し、新たに力を取り込み続け、Dドス剣すらも飲み込む。
ネロ「うおっ、危ない!」
イリヤ「ちょっ、何あれ!?」
アインズ「ネロ!イリヤ!無事か!」
ネロ「おお、アインズではないか!何だ、あれは!コスズではないのか!?」
イリヤ「何かかなりヤバそうだけど…何かあったんですか?」
アインズ「話は後だ。取り敢えずあれはコスズだ。攻撃はするな!」
ネロ「うむ…よく分からんが分かった!取り敢えず後ろからあれを追うぞ!」
アインズ「そして…皆、もう裏切電専達には攻撃するな。」
ネロ「そんなことは分かっておる!奴らは…奴らは…。」
___________________
カービィ「デカっ!何あれ!?」
フジキド「コスズ=サン!何だその姿は!?」
コスズ「姿?そんなのどうだっていいじゃないですか。何で皆さんご一緒に?ああ、皆さん全員敵ですか…。」
メタナイト「様子が何かおかしい!来るぞ!避けろ!」
コスズの攻撃は、屋上を全てを薙ぎはらっていく。寸のところで皆避けることに成功した。
Bagtel・core「奴は自身の力の制御が出来ていない。…馬鹿な真似を。好機だ。バグイズコ、バルチグーン、バソースグよ。《プログラム・i9》を発動せよ。これで貴様らの勝率は再び65535分の1に低下した。」
フジキド「何を!」
___________________
アインズ「む、何事だ?」
サニー「…な、何で?アイツらはコスズに吸収されて力を失ったはず…。」
バルチグーン「《プログラム・i9》が実行された。貴様らにもう勝機はない。」
バグイズコ「まだまだ問題!気がつきゃ臨海!苦しめ!コミッカー共!」
バソースグ「コスズが屋上へと進行した今、お前達にまともな戦力は残っていまい。さあ、苦しんで死ね。」
~To be continued~
Bagtelが時々口調が変わるのは777の感情が表にでて来てるって設定です。普段はレイテストに乗っ取られてるのでかなり悪役っぽいです。
あと1話くらいかも。
2017-10-14 05:26
>《裏切電専編》3話
対コミッカーに特化した裏切電専使いの3人がやられる百鬼夜行絵巻の力はやばいけど、あの3人がどうして生きてたのか気になる所。乱闘編の世界観だとレッドゾーンはバイオプラズマーが別の時間軸からデッドゾーンを誘拐してるから複数体いてもおかしくないけど、ドギラゴンについては偽物が紛れ込んでたぐらいしか覚えていない。
>《和池の親》
明黒に父の事を話す和池に闇を感じる。そういえば普段、加賀見にしているあの仕打ちは自業自得な部分もあるとはいえども父からの遺伝を感じる。デュエマの実力の高さも遺伝なのだろう。
>第11話「業火の帝王」
そろそろ1章が終わる感じか。下っ端もゲートキーパーもカルマメイカー使いでフレアルも当然カルマメイカー使いなのだろうけど、彼はどんな動きで他のメンバーとの違いを見せてくるのかが自分の楽しみ。
>デュエル物語(仮)一章 第10話 「煉獄の裁きvs神秘と奇跡のミステリー」
アガトが格上のゲートキーパーに対して1枚のカードパワーで強引に勝ちもぎ取ったという印象。後、アガトがトリガーが使えないと言ってたのが気になってたけど、カルエンマに召喚封じ能力があったのね。それは強いわ。

リジェネをコンボ人間さんが完結させたので保留してたストーリーを投稿。このデュエマのルールは以前のもので行われています。
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                  《怨恨に燃える混沌蠱毒》VS《美麗の転成霊》
 ヒデの先攻で始まったエリア代表戦決勝戦。序盤、ヒデは満足に動けていない中、妖蟲は得意の同士討ち戦術でアドバンテージを稼ぎにいく。彼女のバトルゾーンには同士討ちに勝利した《混沌蟲ドメスティック・ワーム》があり、破壊された《混沌蟲 フライング・ワーム》がヒデの手札を削り取っていた。

 先攻4ターン目。妖蟲に先手を取られたヒデはどのような動きを見せていくのだろうか。
「私のターン、ドロー!マナをチャージし、《天羽の精霊ニーケ》を召喚!」
 1体の精霊が戦場を飛来する。その精霊は勢い余る着地をしながら、尾のように浮遊させていた2門のビーム砲を回転させ、対面にいるドメスティック・ワームに狙いを定める。
「わたし、参上しました!」
 その精霊はきゃぴきゃぴとした声を上げる。精霊の名はニーケ。美しき翼を持った両腕なき天使である。
「ターンエンドだ」
 ニーケの召喚で4つのマナを使い切ったヒデはターンを終了する。

 後攻4ターン目。妖蟲は動き始めたヒデの出足を挫きにかかる。
「私のターン、ドロー。マナチャージ。貴方に新たな力を見せてあげるわ!《焔混蟲ブレイズ・ワーム》を召喚!」
 戦場に現れた新たな混沌蟲もとい焔混蟲。その蟲が纏うは怨みの炎。
「ブレイズ・ワームの効果でブレイズ・ワームとニーケとバトルさせるわ!」
 戦場のブレイズ・ワームは、ニーケに向かって突撃を始める。ニーケはビーム砲で迎撃するものの、その閃光は怨みの炎に打ち消される。間合いに入ったブレイズ・ワームは炎を纏った飛び掛かり、ニーケを撃破する。バトルの勝敗を決めたパワーの差は500と僅かなものであった。
「破壊されたニーケの効果で山札の上から3枚表向きにし、その中から《天羽の精霊ニーケ》と《ヘブンズ・ゲート》を回収!」
 ヒデはニーケの能力で光コマンドと呪文を手札に加える。彼は次のターンを動くためにニーケを手札に加える選択をする。
「ビクト・ニーケは無かったようね!私はこれでターンエンド!」
 妖蟲はヒデのデッキの内容を知っているような言動を見せてターンを終了する。

 先攻5ターン目。ヒデは転成の起点となるクリーチャーを倒され、苦境に立たされる。
「私のターン、ドロー!・・・マナをチャージし、ターンエンドだ」
 ヒデは良いカードを引いたのか、前のターンに手札に加えたニーケをマナに置いてターンを終了する。

 後攻5ターン目。ヒデがヘブンズ・ゲート狙いにシフトしたのを察した妖蟲はそれに対応しようとする。
「私のターン、ドロー」
 妖蟲はマナチャージをする前にどの行動が最適解であるかを考える。
 彼女の理想は手札の《混沌蟲チェイン・ワーム》で墓地のフライング・ワームを復活させて破壊し、ヒデの手札にある《ヘブンズ・ゲート》を落とす事だが、ヒデの手札4枚の中から1枚を選ぶ必要があるため、安定する手ではない。万が一マッドネス持ちの《提督の精霊パンサール》を引き当ててしまえば、手札を増やされた挙句に転成で大型クリーチャーを展開されてしまう。
 過去の対戦でマッドネスで強烈な反撃を受けた事のある妖蟲は妨害する事よりも自らの動きを優先する判断を下した。
「・・・マナチャージ!《Dの蠱毒 バトル・ロワイヤル》を展開!」
 戦場に巨大な壺が落下し、戦場が大きく震動する。続いて戦場の中央に落下したのはその壺よりも巨大な皿。壺の回りには4本の巨大な蝋燭が立てられ、戦場はおどろおどろしい儀式の場と化す。
「私はこれでターンエンド!」
 妖蟲は主軸となるD2フィールドを展開してターンを終了する。彼女の判断は戦況にどのような影響を与えるのだろうか。

 先攻6ターン目。妖蟲が見逃したヒデの《ヘブンズ・ゲート》が炸裂する。
「私のターン、ドロー!マナをチャージし、呪文《ヘブンズ・ゲート》!《提督の精霊パンサール》をバトルゾーンに出し、それを転成!《艶美の精霊ミロ・ビーナス》をバトルゾーンに!」
 天国への門から1体の精霊が戦場に落下する。その正体は土埃でよく見えない。すると、その精霊から放たれた白い光が土埃を吹き飛ばしその正体を現す。その姿は両腕なき精霊ニーケと似通っているが、より巨大になった浮遊する一対のビーム砲とドレス部分を形成する多数のビットがニーケとの強さと美しさの差を強調していた。
 ヒデが手札からパンサールが出した事から、妖蟲の読みの正確性が裏付けられる。
「パンサールが破壊されたことで《転機の精霊ビクト・ニーケ》をバトルゾーンへ!」
 ミロ・ビーナスの登場により、より強く美しくなったニーケも戦場に駆け付ける。
「パンサールの効果で山札の上から3枚を表向きにし、《聖歌の翼 アンドロム》、《転成霊王ビクトリア》、《清浄の精霊ウル》を回収!」
 《提督の精霊龍 ボンソワール》とほぼ同一の性能を持つパンサールの効果で使い切った手札を補填していく。
「ミロ・ビーナスの効果で山札の上から3枚を見て、その中から1枚をシールドゾーンに追加し、残りを手札だ」
 ヒデは1枚の《ヘブンズ・ゲート》で2体の大型クリーチャーと手札5枚、さらにシールド1枚追加と莫大なアドバンテージを獲得する。
「これで逆転だ。ターンエンドだ」
 ヒデは優位を突きつけていくような物言いでターンを終了する。

 後攻6ターン目。カオティック・ゴッドの使い手、神威の忠告が妖蟲の脳裏に過る。
「ビクト・ニーケのエスケープ付与効果を利用して高コストのエンコマ転成を並べていくのが主な動きです。僕は大量展開からのビクトリアでワンショットキルされました」
 あの男が神威君の言った通りに動くとしたら、このままだと私は敗北するわ。そう考えた妖蟲は、最初のドローで切り札の引き込みを狙う!
「私は諦めないわ…絶対に!私のターン!これからがホントの呪滅地獄、貴方に真の呪いを見せてあげるわ!さあ、究極の悪意よ、今こそ私の手に!ポイゾニング・ドロォォォォ!」
 山札に黒い靄が集結し、渦を巻きながら壺のような形に形作られる。妖蟲は躊躇なくその中に手を突っ込み、1枚のカードを引き上げる。彼女が引いたカードは一体!?
「来たわ、呪いの到達点!マナチャージして墓地の《焔混蟲ヘルファイア・ワーム》で超無限墓地進化!這い出よ、全ての同胞を喰らいし究極の呪物!《混沌呪蟲カースキル・ワーム》!」
 妖蟲が引いたのは彼女がデュエマを始めた時から使い続けている切り札、混沌の呪殺蟲ことカースキル・ワーム。妖蟲はそれを必要最小限の進化元で召喚する。
「きゅう?ッキュウウアァァァァァ!」
 戦場の壺の前に現れたカースキル・ワームは甲高い咆哮を上げる。1体の進化元で召喚したせいか、カースキル・ワームの体は呪いのオーラで覆われておらず、本来の実力を発揮できていない様子である。
「これで準備は整ったわ!私はこれでターンエンド!」
 切り札を召喚した妖蟲は、特に攻撃を仕掛けることなく意気揚々とターンを終了する。

 エリア代表戦の会場が決勝戦で賑わう中、転成師の使い手、力は決勝戦の様子をモニターで見守っていた。
「ついに揃っちまったか…こいつはトリガー1発でも負けかねないぞ…」
 力は自身が敗北した恐るべきコンボが実行されようとしている様を見て呟く。
「あの呪文の事を伝え忘れてましたね、力」
 力の連れているクリーチャー、ラフランスが力に諌言する。
「ああ、確かに言い忘れてたな…だが、今はあいつの事を信じようぜ。あいつならやれるってな」
「そうですね」
 力はラフランスとの会話をさくっと切り上げ、二人は再び決勝戦の様子を見守っていった。

 先攻7ターン目。妖蟲の盤面を見たヒデも力との会話を思い出す。
「これがバトル・ロワイヤルとカースキルのコンボ・・・一度でもバトルを起こせば私は敗北するという事か」
「ご明察。蟲達が1体でも出れば貴方の天使ちゃん達を殲滅し、山札を一気に奪い取る。これが私の混沌蠱毒。貴方に時間は残されていないわ」
 妖蟲の恐るべきコンボを未然に看破したヒデに対し、彼女は試合の様子を見守るニーケに語りかけるかのように解説する。
「ふむ・・・それでも私は敗れたりはしない。何故なら、真の美しさを私は持っているからだ!」
 ヒデは妖蟲に対して啖呵を切ると、自身の山札の枚数を確認する。
 枚数を数え終えると、ヒデは山札を元の場所に戻し、最初のドローで切り札の引き込みを狙う。
「私のターン!フッ・・・天は真に美しきものにこそ啓示を与えてくれる。ならば、今の私に引けないものはない!」
 周囲が暗転する中、スポットライトに照らされるヒデ。彼は手を天にかざし、天を見上げながら自らの信条を語る。舞い散る羽毛が耽美な雰囲気を演出する。
「リべレーション・・・ドロォー!」
 ヒデは山札の上に手を置き、渾身の引きを見せる。狙うは切り札の《転成霊王ダビデ》。引かなければ次のターンで敗北が確定する。
 ダビデを引く事に成功したのか不明だが、ヒデは不敵な笑みを見せる。
「フッ…マナをチャージし、ビクト・ニーケを転成エスケープ!《転成霊王ビクトリア》を1マナで召喚!そして…」
 戦場のビクト・ニーケの前に現れたのはセイント・ペガサスの戦車(チャリオット)に乗る霊王の一体、ビクトリア。霊王の降臨により、精霊達の士気は大きく向上する。
 ヒデにとってビクトリアは前座。彼は本命の切り札を妖蟲につきつける。
「ビクトリアを転成エスケープ!《転成霊王ダビデ》を2マナで召喚!」
 ビクトリアが右手に持つ杖を天に掲げると、筋肉質かつ無機質な精霊が天上より降臨する。その精霊の名はダビデ。ビクトリアと同じ霊王の名を持つエンジェル・コマンドである。
「ハアアアァァァ・・・フン!」
 ダビデは掌に光を球体の形に集めると、それを強く握り潰す。握りつぶした光の粒子は戦場中に広がっていき、粒子は光なき者の介入を阻止する強力な結界へと変化した。
「ダビデの効果で光以外のクリーチャーの展開を封殺し、ビクトリアの効果で自分のクリーチャーの攻撃できない能力はすべて無効になる!」
 このターンで2体の霊王を召喚したヒデは、すぐさま一斉攻撃を仕掛ける。
「一気に攻め込む!ミロ・ビーナスでシールドをW・ブレイク!」
 一斉攻撃の先陣を切ったのはミロ・ビーナスだった。彼女は浮遊する2丁のビーム砲と多数のビットによる閃光の弾幕で妖蟲のシールドを2つ粉砕する。
 妖蟲はブレイクされた2枚のシールドを1枚ずつ確認していくが、そこにはS(シールド)・トリガーを持つカードは存在しない。
 ここで反撃が飛んでこなかった事で、ヒデの攻撃はさらにエスカレートしていく。
「ビクトリアでシールドをT・ブレイク!」
 ビクトリアは戦車を駆り、残った妖蟲のシールドを蹂躙する。
 残ったシールドをすべてブレイクされた妖蟲は、シールドを1枚ずつ確認して手札に加えていくが、1枚目のシールドにS・トリガーを持つカードはなかった。2枚目のシールドを確認した妖蟲は高笑いと共にそのカードをヒデに見せびらかす。
「アハハハハハ!来たわ!S・トリガー《テリブル・ブックメーカー》!ブレイズ・ワームをカースキル・ワームに食わせる!」
 ブックメーカーの恐るべき指名により、カースキル・ワームは怨みの炎を纏ったブレイズ・ワームを食らう。仲間を食らったカースキル・ワームは戦場の中央に設置された皿の上まで移動し、呪いのオーラを甲高い咆哮と共に拡散させる。
 妖蟲が妨害を捨ててまで準備した恐るべき必殺コンボが今、ここに完成した。
「カースキル・ワームがバトルに勝った事でバトル・ロワイヤルの効果が発動!でミロ・ビーナスとバトル!」
 ミロ・ビーナスは巨大な皿の上で待つカースキル・ワームにビーム砲の一撃を浴びせるものの、厚い甲殻の前に大きなダメージを与えられない。間合いに入らないミロ・ビーナスに痺れを切らしたカースキル・ワームは、閃光の弾幕に怯むことなく猛進し、蠱毒の一撃によってミロ・ビーナスを撃破する。そのパワーの差は1000。差自体は大きなものではないが、クリーチャー達にとっては大きなものであった。
「エスケープは使用せずに破壊する。次はなんだ?」
 ヒデはバトルゾーンに残すこともできたにも関わらずミロ・ビーナスを破壊する。彼がそうした理由にはカースキル・ワームの持つ能力が関係していた。
「ビクト・ニーケとバトルさせるわ」
 妖蟲はデュエマを見守るニーケを視線を向けながらヒデの質問に対応する。
 ミロ・ビーナスを撃破したカースキル・ワームはビクト・ニーケに狙いを定める。ビクト・ニーケは強い恐怖を抱きながらも一対の浮遊するビーム砲で立ち向かうが、カースキル・ワームの前になす術もなく倒されてしまう。
「エスケープはしない。ビクト・ニーケを破壊だ。次はダビデにでもバトルを仕掛けるか?」
 ヒデはまたしても破壊する事を選択する。これにより、ビクトリアとダビデに付与されていた破壊耐性がすべて解除されてしまう。
「そうやって墓地を肥やしてあげてもいいけど、ここでバトルを切り上げるわ」
 倒せるクリーチャーがいなくなった妖蟲はヒデの挑発に乗らずにバトルの連鎖を終了し、既にトリガーしていたカースキル・ワームの効果を発動する。
「ブレイズ・ワームにミロ・ビーナス。そしてビクト・ニーケ。3体のクリーチャーに勝った事でカースキル・ワームの効果が3回発動!貴方の山札の上から計12枚を墓地へ置いてもらうわ!これで貴方は呪い殺されるのよ!」
「ついにこの時が来たか…」
 ヒデは山札のカードを1枚ずつ墓地に置いていく。ヒデの墓地が10枚・・・15枚と増えていく中、会場中の人々はその様子を固く見守る。そうして12枚目のカードを墓地に置いた時、ヒデの山札はわずか4枚で踏みとどまった。
「どうして…」
「どうした、贄田妖蟲。君の想定は覆ったぞ」
 カースキル・ワームの効果でヒデの山札を削りきる事ができなかった妖蟲は明らかな動揺を見せる。
「どうして呪い殺されないの!」
「クリーチャーの展開を最小限に抑え、山札を温存したからだ。最後のシールドを手札に加えた時が君の最期だ…!」
 ヒデはデッキ破壊に耐えられた理由を簡潔に話し、妖蟲にシールドの確認を強要する。逆転の一手を耐えられてしまった妖蟲は、追い詰められた表情で最後のシールドを確認する。S・トリガーがあればこのターンを耐え凌ぎ、あの男を負かせる事ができる。そんな思いで確認したそのシールドの正体は《焔混蟲グラッジ・ワーム》。カオティック・ソウル2で相手のマナを削ることができる、妖蟲の第二の切り札であった。
「くっ…!」
 S・トリガーを引けなかった妖蟲は、最期のシールドを手札を加えると、手札をテーブルに叩きつけるように伏せる。
 妖蟲の最後の反撃を耐え切ったヒデは、長いエリア代表戦に終止符を打つ。
「これで終わりだ!ダビデでダイレクトアタック!」
 戦場のダビデは右手に光を集めると、それを妖蟲に目掛けて全力投球する。
「朔様…申し訳ございません…!」
 ダビデが放った光の玉は、守るものがなくなった妖蟲に炸裂し、青白い大爆発を起こす。その爆発は妖蟲の背後にある巨大な壺を木端微塵に粉砕し、戦場は本来あるべき姿に戻す。
 エリア代表戦最後の戦いは、妖蟲の恐るべきカウンターを緻密なプレイングで受け流したヒデの勝利で終わった。

                            ◇

 ショップ大会で敗れた妖蟲にリベンジを果たし、見事エリア代表戦に優勝したヒデ。彼はエリア代表戦を突破したことで全国大会への出場資格を獲得する。だが、出場資格を得たのはヒデだけではなかった。
「えっ…優勝できなかったんですけど、もらってもいいんですか?」
 エリア代表戦のスタッフから全国大会への出場チケットをもらった妖蟲はその理由をスタッフに質問する。
「試合中とのギャップが激しいね君…全国大会の出場資格を持つのは一部を除いてエリア代表戦の上位2名なんだ」
「そうなんですか…このチケットはありがたくいただきますわ。全国大会、頑張りますので」
 猫をかぶった妖蟲はチケットをバッグにしまうと、軽く礼をしてスタッフの元から去っていった。
「神威君が敗れた時点であの男の全国出場は確定してたのね…とんだ茶番だったわ…!」
 妖蟲は独り言を呟きながら早歩きで会場の出入り口に向かっていくが、その表情は酷く苛ついたものであった。

 エリア代表戦が終了し、混沌と転成の戦いの場は全国大会へとエスカレートしていく。この戦いの末に何があるのだろうか?続く。
==============================================================
以上です。ちなみに書き始めた当初はかなり一方的な戦いになってた。全国大会編は誰が書くんだろうね。

使用カード
混沌蟲ドメスティック・ワーム
http://dmvault.ath.cx/forum/read.php?FID=3&TID=33&p=1010
混沌呪蟲カースキル・ワーム
http://dmvault.ath.cx/forum/read.php?FID=3&TID=33&p=1011
艶美の精霊ミロ・ビーナス、天羽の精霊ニーケ
http://dmvault.ath.cx/forum/read.php?FID=3&TID=33&p=1033
転成霊王ダビデ
http://dmvault.ath.cx/forum/read.php?FID=3&TID=33&p=1034
混沌蟲チェイン・ワーム
http://dmvault.ath.cx/forum/read.php?FID=3&TID=33&p=1036
転機の精霊ビクト・ニーケ、転成霊王ビクトリア
http://dmvault.ath.cx/forum/read.php?FID=3&TID=33&p=1058
提督の精霊パンサール
http://dmvault.ath.cx/forum/read.php?FID=3&TID=33&p=1059
焔混蟲ブレイズ・ワーム、Dの蠱毒 バトル・ロワイヤル、焔混蟲グラッジ・ワーム、焔混蟲ヘルファイア・ワーム
http://dmvault.ath.cx/forum/read.php?FID=3&TID=33&p=1068
テリブル・ブックメーカー
http://dmvault.ath.cx/forum/read.php?FID=3&TID=33&p=1077
2017-10-14 22:05
>《怨恨に燃える混沌蠱毒》VS《美麗の転成霊》
ヒデが勝ったのね。エスケープ多めのヒデの戦力はバトルに強いけどマイナスに弱いと妖蟲の戦略には強いとも言えるし弱いともいえるからどうなるかと思ったけど。そういえばショップ大会でのリベンジを果たせたのか。

さて、今回は裏切電専編…ではなくリジェネストーリーです。

________数日前
???「失礼します。」
機理香「おや、これは珍しいお方が。無何有さんのお母様ではないですか。」
蓬莱母「あらあら、改堂先生。そんなにかしこまらなくてもいいんですよ。」
機理香「いえ、一応私も教師ですので。…ここに来たということは何かご用件が?」
蓬莱母「…それが…。」
機理香「蓬莱が最近仕事に行ってない?」
蓬莱母「ええ。最近何かと暗い顔をしていて、依頼も受けてないそうなんです。改堂先生なら何か知らないかと思いまして。」
機理香「いや、初耳ですね。何か心当たりのあることは?」
蓬莱母「……まさかあの子、あの事をまだ…。」
機理香「………あの事?」
__________________
機理香「やめなよ蓬莱。もうこんなこと。」
蓬莱「あらあら、これはこれは改堂先生。決勝の相手は貴女でしたか♪これは楽しそうですね~♪」
機理香「知ってるんだよ。アンタが何で時を戻したがってるか。」
蓬莱「…!(お母様…)…でも私はやめませんよ。私は罪を償うために時を戻さなきゃいけないんです。」
機理香「なら力ずくでやめさせるまでだ。ライブ!」
ライブ「OK、キリカ!」
蓬莱「やむを得ませんね。シャンバラ!」
シャンバラ「任せよ!」
機理香&蓬莱「カオスフィールド、展開!」
《無限改造工場ターミネーター》VS《災厄魔幻のディストピア》
1ターン目(機理香先行)
機理香「マナチャージ。ターンエンドだよ。」
2ターン目
蓬莱「こちらも何もしません。ターンエンドです。」
3ターン目
機理香「《月光電人 オボロカゲロウ》を召喚するよ。私のマナには水、光、闇の3色があるから3枚ドローして3枚デッキボトムに。」
4ターン目
蓬莱「では《ウェブ・ライフ》を唱えます。1マナ加速してスパイダー呪文なのでバトルゾーンに置きますね。ターンエンドです。」
5ターン目
機理香「ま、いつも通り《改造王機 アルファプログ》を召喚するね。ターンエンド。」
6ターン目
蓬莱「では《ウィドウ・トラップ》を唱えます。アルファプログをマナゾーンに♪」
7ターン目
機理香「(スパイダー呪文を並べていってる…厄介だな…。)《障壁王機 バリアタンク》を召喚。ターンエンド。」
8ターン目
蓬莱「あらあらぁ♪ただのデカい壁出してもどうにもなりませんよ♪《侵蝕大地 ベンサレム》を召喚。カオティックソウル3発動♪山札をシャッフルしてトップがカオティック、ガイア・コマンド、スパイダー呪文のどれかなら踏み倒せます。ではトップは…うふふふ…素晴らしいですね。《郷龍覇 ツリー・オブ・ノーレッジ》をバトルゾーンに!」
機理香「(龍覇!?まさかドラグハート!?)」
ザ・デッドマンを象った木像が現れ、その目に赤い光が宿る。彼の名はツリー・オブ・ノーレッジ。原初のドラグナーを象ったことでドラグハートを操ることができるガイア・コマンドだ。
蓬莱「そして、ノーレッジの能力でコスト5以下のドラグハート《神域遺跡 エデン》をバトルゾーンに!」
ツリー・オブ・ノーレッジが手に持つ斧で大地を割る。すると光輝く遺跡、エデンが地中から出現した。
蓬莱「さて、ターンエン「ちょっと待った!」…やっぱそうなりますよねー♪」
機理香「残念だけど超次元使うようになったのはアンタだけじゃないんだよねー。ベンサレムにより踏み倒したため侵略ZERO発動!オボロカゲロウを転成!《ZERO次元 プログラビティ》召喚!」
未来的な武装を纏い、宙に浮いたプログが現れる。覚醒獣を呼び出す力を得た新たなプログである。
プログ「踏み倒しちゃったことが運の尽きさ!」
機理香「プログラビティの能力発動!超次元ゾーンからコスト7以下のサイキック、《時空の爆走 スカイミッション》をバトルゾーンに!」
プログが謎の機械を設置すると、その中から超次元の門が開き、バイク型のメカオーが飛び出した。さらに能力でパトカーを模したメカオーが現れる。
機械香「スカイミッションの能力で《特警機装 パトロール・ファンクション》をバトルゾーンに!能力で4枚ドロー!」
蓬莱「(一気に3体展開とは…さすがね。)今度こそターンエンドです。」
9ターン目
機理香「私のターン!スカイミッションの能力発動!スカイミッション、パトロール・ファンクション、プログラビティを破壊!《転成覚醒》発動!覚醒せよ!《神速の覚醒者 スカイミッション IceBreak》!」
プログ「んじゃ、また後でー。」
スカイミッションを中心に、プログラビティ、パトロール・ファンクションのパーツが集まり人型へと変形していく。
機理香「さらにバリアタンクを転成!手札進化!《爆走変形! スカイミッションX》を召喚!これでアンタのシールドは全部ブレイクできる!スカイミッションXでTブレイク!その時にベンサレムをバウンスしてベンサレムより小さいメカオー、《奇天烈 シャッフ》をバトルゾーンに!(確か蓬莱の呪文トリガーは10マナで両者にマナ版転生スイッチの獰猛なる神域…)能力で10を選択!」
蓬莱「あらららら…何もないですね…。」
機理香「ならIceBreakで残りの2枚もブレイク!能力でトップを見てコスト6以下のメカオー、バリアタンクをバトルゾーンに!」
蓬莱「…うふふふ♪来ましたよ。スーパー・S・トリガー発動。《コクーン・シャナバガン》♪」
機理香「コクーン・シャナバガン!?」
上空から巨大な繭が現れ、ガイア・コマンドを2体産み落とす。
蓬莱「まずは2マナ加速してマナゾーンにある《月輪神域 シャンバラ・ルナティック》を回収。さらにスーパーボーナスにより、マナゾーンから《侵蝕大地 ネバーランド》と《侵蝕大地 リュウグウ》をバトルゾーンに♪リュウグウの効果で2マナ加速。さらにネバーランドのカオティックソウルでマナを2倍に。16マナになります♪」
機理香「…ターンエンド。」
10ターン目
蓬莱「うふふ…♪さあ、始めましょうか。D2フィールド、《泡沫の楽園 夢想幻想大空間》を展開します!」
バトルゾーンが七色の空間へと染まる。さらに地面から無数の泡が現れ、消えていく。
蓬莱「夢想幻想大空間の能力。私のマナゾーンのカオティックまたはガイア・コマンドのマナ数字は2になります。さらに、ノーレッジで私のマナゾーンのカードは全てカオティックになっています。つまり私のマナは34マナ♪」
機理香「クッ…(シャンバラを出されてもタイムロイドで何とか止められる!さあ…どうする気…?)」
蓬莱「これはなるべく取っておきたかったんですけどね…♪まあ、相手が機理香先生なら特別です♪泡沫マナ爆誕10ー8発動。マナから《泡沫理想狂 クンルンシャン》をバトルゾーンに…♪」
機理香「…!?(何この威圧感…マズイ…コイツは…ヤバい!!)」
夢想幻想大空間の一角の地面が割れ、地中から超巨大ゴーレムが現れる。彼の背や頭には花が咲き、神々しさが感じられるが、それと同時に、凄まじい禍々しさも感じられた。
蓬莱「残り24マナです…。カオスマナ爆誕9ー6発動♪マナは数字が2になってるだけですから実質10ー6ですけどね。《幻月神域 マヨヒガ・ユエリャン》を召喚。能力でカードを2枚引いて私の手札8枚をマナゾーンに♪そして先程使用したマナ8枚を回収します♪これで私のアンタップしているマナは15枚。つまり30マナです♪さらにカオスマナ爆誕12ー10発動♪マナゾーンのカード2枚から超無限進化・Ω。《月輪神域 シャンバラ・ルナティック》召喚です♪」
機理香「超巨大ガイアコマンドが…3体…?」
蓬莱「マナ大分余っちゃいましたね…まあいいです♪最後にD2フィールド張り替え。《幻月空間 Dystopia The Hourai》を展開します♪」
夢想幻想大空間の泡の結界が消えていき、本来の姿を現す。その空間は、一言で現すと、一面の輝く花畑が広がっていた。…輝き過ぎて逆に恐怖すら感じられる花畑が。
蓬莱「では、ターン終了時、Dystopia The Houraiの能力発動。クリーチャーを1体選び、そのクリーチャーは次の自分のターンのはじめまでバトル以外で離れなくなります。クンルンシャンを選択♪さらに、エデンの能力。マナゾーンにカオティックが10枚以上あるため、龍解発動!《創世忌 ロストエデン》!」
エデンが龍解し、4体目の超巨大ガイアコマンドが姿を現す。その姿はレオザワルドのような、遺跡から巨大なゴーレムが生えているものだった。
蓬莱「そして、龍解時…23000未満のクリーチャーを全てマナゾーンに♪」
機理香「なっ!?23000未満…だって…?」
スカイミッション2体と、シャッフ、バリアタンクが全て地中へと引きずり込まれていく。しかし、蓬莱のクリーチャーはマヨヒガしか消えていなかった。
蓬莱「クンルンシャンはDystopiaの能力で離れませんし、シャンバラは進化元2枚をマナに置けば生き残ります。マヨヒガはすぐに復活できますし♪ターンエンドです♪」
11ターン目
機理香「私のターン…(クンルンシャンで何を出してもタップインだ…クソッ)ターン…エンド。」
12ターン目
蓬莱「あらあら、何もしないんですか。では、」
機理香「(まだだ…私にはタイムロイドがある!ターンを飛ばせば…!)」
蓬莱「カオスマナ爆誕7ー5《侵蝕大地 アルカディア》を召喚します♪カオスマナ爆誕能力でこのターン、コストを支払わずにクリーチャーを出した場合、かわりにマナゾーンに送り、誰も自然以外の呪文を使えません♪」
機理香「!?そんな…そんな…。」
蓬莱「クンルンシャンとシャンバラで全ブレイク♪ロストエデンでトドメです♪」
《勝者:無何有 蓬莱》
※残りの突破者の数の都合上、ここの大会の突破権は優勝者のみになっています。

機理香「(また…止められなかった…砲場も…蓬莱も…皆遠いところに行っちゃう…。)」
蓬莱「では機理香先生、ごきげんよう♪」
機理香「…(蓬莱…アンタを止められなかった私は…私は…。)」
__________________
プログ「キリカ…ごめん。私達も力不足だった。」
ライブ「ボク達がもっとがんばればホウライも止めれたかもしれないのに…。」
機理香「アンタらのせいじゃないよ。私が悪いんだ…。」
「あ、機理香先生じゃん。どうしたんだよそんなに落ち込んで。」
声の先には、光矢と際見がいた。あちらも大会帰りのようだ。
機理香「アンタら…勝ったの?」
際見「いや、俺は負けてしまった。だが赤斬は勝ったぞ。」
光矢「まあ、際見達の分まで頑張って来るぜ。…おい!先生、何で泣いてんだよ!?」
プログ「ちょっ、キリカ!?こんなとこで泣くの!?」
機理香「あかぎりぃ…あいつを…あいつをとめて…もう…あんたにしか…たのめないの……。」
赤斬「ちょっ、ちょっ、待て!アイツって誰だよ!?」
ライブ「あー…キリカなら泣き疲れて寝たよ。」
ミライ「はええよ!てか子供か!」
赤斬「はぁ…しょうがねえなあ…際見、先生おぶってってくれ。とりあえず先生家行くぞ。」
際見「ああ。っと軽いな…。」
__________________
プログ「…と、言うわけなんだよねー。」
光矢「えーと…つまり教え子が混沌使いでヤバいことになってるから止めてくれ…ってことか。」
「おい、いるか?入るぞ。」
光矢「あ?誰だ…砲場ぁ!?何で?」
砲場「いやいや、俺一応コイツの元カレだぜ?そんなに驚くことじゃねえだろ。」
際見「俺が呼んだ。先生には必要な奴だと思ったからな。」
砲場「…で、光矢。お前機理香に蓬莱倒せって頼まれたんだって?」
光矢「そうなんだけどよ。どうするべきだと思う?」
砲場「あー、うん、そうだな。…混沌使いの俺が言うのもアレだけどよ…受けてやっちゃくれねえか?コイツは…機理香は…いつもはあんな奴だが本当は凄い心配性でよ…俺と別れたときも最後に泣きながら俺のこと殴って来やがった。」
プログ「私が壊れかけたときも凄く落ち込んでたしねー。」
砲場「俺は混沌使いだし手は出せねえ。コイツは死んでも俺に頼みはしねえだろうしな。だからよ…コイツの敵はお前がとってくれ。」
光矢「仕方ないな…分かったよ。先生の敵は俺がとる。今の先生の教え子としてな。」
際見「おい赤斬、取り込み中悪いがもう遅い。帰るぞ。」
光矢「おっとヤバいヤバい。じゃあな!お邪魔しましたー!」
砲場「……おい機理香。起きてるだろ?」
機理香「…うっさい。はよ帰れ、バーカ。」
砲場「おいおいヒデェな。んじゃ、帰りますよーっと。」
機理香「…砲場。」
砲場「…あ?」
機理香「…ありがとね。」
砲場「…へっ。どういたしまして。」
__________________
すっかり日も暮れ、真っ暗になった夜道を歩きながら、砲場は呟いた。
砲場「さーて、俺も頑張らなくっちゃな。簡単に負けたら機理香に殺されちまう。」

終われ。大分蓬莱の一方的な殴りだったなあ…。光矢の一回戦は出来れば蓬莱とぶつけたいです(ワガママ)。

使用カード
《改造王機 アルファプログ》
http://dmvault.ath.cx/forum/read.php?FID=3&TID=33&p=997
《ウェブ・ライフ(まくらいさん作)》
http://dmvault.ath.cx/forum/read.php?FID=3&TID=33&p=1007
《侵蝕大地 ネバーランド》
http://dmvault.ath.cx/forum/read.php?FID=3&TID=33&p=1010
《爆走変形! スカイミッションX》
http://dmvault.ath.cx/forum/read.php?FID=3&TID=33&p=1012
《斬隠王機 タイムロイド》
http://dmvault.ath.cx/forum/read.php?FID=3&TID=33&p=1014
《侵蝕大地 アルカディア》
http://dmvault.ath.cx/forum/read.php?FID=3&TID=33&p=1022
《ウィドウ・トラップ(Fryerさん作)》
http://dmvault.ath.cx/forum/read.php?FID=3&TID=33&p=1028
《侵蝕大地 リュウグウ(newton611さん作)》
http://dmvault.ath.cx/forum/read.php?FID=3&TID=33&p=1082
《月輪神域 シャンバラ・ルナティック》
http://dmvault.ath.cx/forum/read.php?FID=3&TID=33&p=1100
《幻月神域 マヨヒガ・ユエリャン》
http://dmvault.ath.cx/forum/read.php?FID=3&TID=33&p=1101
《ZERO次元 プログラビティ》
http://dmvault.ath.cx/forum/read.php?FID=3&TID=33&p=1107
《時空の爆走 スカイミッション》/《神速の覚醒者 スカイミッション・IceBreak》
http://dmvault.ath.cx/forum/read.php?FID=3&TID=33&p=1108
《郷龍覇 ツリー・オブ・ノーレッジ》《神域遺跡 エデン》/《創世忌 ロストエデン》
http://dmvault.ath.cx/forum/read.php?FID=3&TID=33&p=1113
《泡沫の楽園 夢想幻想大空間》
http://dmvault.ath.cx/forum/read.php?FID=3&TID=33&p=1116
《障壁王機 バリアタンク》
http://dmvault.ath.cx/forum/read.php?TID=33&p=1118#122232
《泡沫理想狂 クンルンシャン》《幻月空間 Dystopia The Hourai》
http://dmvault.ath.cx/forum/read.php?FID=3&TID=33&p=1167
2017-10-15 11:15
《逢魔ヶ刻の来訪者 始の章》

闇文明の片隅には、誰も立ち入ることのない古城がある。
今にも崩れてしまいそうなこの城がいつから存在するのか、それは誰にも分からない。

......城の主である、私の他には。

私の名は、ヴァンパイア一世。
不老不死の血と、世界を我が手中に収める宿命を持って生まれ、この世界が争いで満ちるずっと前から、何十万年と悠久の時を過ごしてきた者。

私はずっと、世界を我がものにする好機を伺ってきた。だが、どの時代もそれを果たせはしなかった。
世界には常に光と影があり、最後に勝つのは光......それぞれの時代の英雄たち。私は、影の者が次々と敗れ去っていくのを幾年もの間に渡って見せつけられた。

そして、私は気づいてしまった。
この世に、英雄がいない時など必ず無いということを。
あと何万年、何十万年待っても、我が血族が支配する夜は訪れないということを。

それならば、こんな世界にいつまでも留まっていても、全くの無意味である。
皆が羨み、気味悪がり、欲しようとする無限の命。だが、私に必要なのはそんなものではなかった。
英雄がいない世。私が世界を手に入れられる世が、私にあったなら。私の人生は、より実りあるものになっていたに違いない。

恨むべきは、世界の理。
憎むべきは、己の弱さ。
哀れむべきは、たった一人の我が息子。

彼にも私と同じ思いを強いることになる。
あぁ、どうか私を許してくれ。
君に、我が支配する世を見せてやりたかった。

私は、自らの人生に幕を閉じることにした。
忌むべき不死の血族が、ただ一つ人生を終わらせる方法。それは、自らの手で自らの心臓を抉り取ること。
覚悟など、千年前から出来ている。


我が息子は、ヴァンパイアの名を受け継ぐだろう。
最後に願いがあるとするならば、神に祈るとするならば、出来るなら、地獄にいる私にヴァンパイアが治める世界を見せてくれ。
我が辿り着くことができなかった世界を。

——逢魔ヶ刻を。



this is a man's death.
and this is the whole beginning.


the night of OMA is started!
2017-10-21 01:03
>逢魔ヶ刻の来訪者 始の章
逢魔達の目的は世界征服か。分かりやすい。逢魔ヶ刻は蘇生能力だけど、ヴァンパイア2世はどのような手で世界に侵攻をかけていくのだろうか。
>《無限改造工場ターミネーター》VS《災厄魔幻のディストピア》
物凄いカードパワーの暴力。光也はこれに勝てるのだろうか。個人的な事だけど決勝戦の内容がこれと矛盾しないように頑張ろうと思う。

>夜雀さん
全国大会での光也のデッキは任せた。

まくらいさんから勝手に引き継いだリ・ジェネレーションを投稿。最初に言っておく。ダイジェストはやらないと。
==============================================================
                《ライト・パニッシャー》VS《TIME:Reverse 始動のツクヨミ》
「ここで貴方の出鼻をくじくことで、混沌の戦いを終わらせる!」
「―面白い。ならばその力、俺に見せてみろ!」
 このような掛け合いと共に始まったミナと朔の準決勝戦。試合はミナの先攻で始まった。
 展開されたカオス・フィールドによって召喚されたクリーチャーが実体化し、会場は大いに盛り上がっていた。
 序盤は互いにクリーチャーを召喚していく展開合戦となり、序盤を制したのはミナの方であった。
 そんなミナのクリーチャーは《予言者クルト》、《予言者ワンディアス》、《予言者カオス・クルト》、《予言者キュベラ》、《断罪の時 カオス・クルト》の5体。対する朔は《ルナティック・コア》と《月の尖兵 ギョクト》2体。戦場はブロッカー同士が睨みを利かせる膠着した状況となっていた。

 先攻4ターン目。早期決着を望むミナはこのターンで大きな1手に出る。
「私のターン、ドロー。シンパシーで《Dの天啓 グランドクルス・ロード》、1コストで展開!」
 天上より差し込まれる光がミナの周囲を照らす。その温かみのある光は、まだ見ぬ未来を掴み取るための道標でもあった。
「更に、《予言者パフラ・ペンラ》を召喚!そして、《予言者 カオス・クルト》を進化!」
 差し込まれた光の元に予言者達が集結していく。そんな中、カオス・クルトが光の元まで飛翔したことで光はさらに強いものとなる。
「さあおいでなさい、混沌に染まりし聖者の光翼、《神智 ロードクルス》!」
 光の中から現れたのは流線的かつ無機質な身体を持つ人型クリーチャー、ロードクルス。各部に彩られた意匠がカオス・クルトの面影を感じさせる。
「更に、グランドクルス・ロードの効果発動!デデンデンデン、デンジャラスイッチ、オン!」
 ミナが発動したD(デンジャラ)スイッチによって彼女を照らす光はさらに大きなものとなり、対戦席の対面に座る朔を飲み込んでいく。
「このターン、私の光のクリーチャー全ての攻撃できない制約は無効!そしてロードクルスのカオティック・ソウルで、ライトブリンガーのパワーは+8000し、シールドをもう1つブレイクする!」
 二つの効果で自軍を限界まで強化したミナは、ブロッカーを展開している朔に対し強行突破を狙う。
「総攻撃、行きます!ロードクルスでT・ブレイク!」
「―ブロックしない」
 ロードクルスの攻撃を通す判断を下した朔は3つのシールドを粉砕される。カオス・フィールドによって臨場感をさらに演出し、会場はさらにヒートアップする。
 朔が1枚目のシールドブレイクの際に放ったS(シールド)・トリガーによって事態はさらに混沌としていく。
「―S・トリガー《混沌に満ちる月夜》。クリーチャーをすべてタップし、カオティック・ソウルで混沌の月を手札から降臨させる。
さあ、顕現せよ、蒼き月を望む混沌なる兵器よ。《カオスインパクト・ザ・ムーン》」
 鳥のような意匠を持った巨大な人工衛星、カオスインパクトが光の外から降臨する。
 会場内に浮かぶカオスインパクトは、蒼き月の光によって無力化された予言者達の戦力を冷静に分析していく。
「あれはあの時、兄さんを封殺したカード…!」
 カオスインパクトを見たミナの頭には、朔が兄であるクロウを完封した倉庫でのデュエマの記憶が蘇っていた。
「―カオスインパクトの効果でカードを1枚引く。そして2枚目。S(ストライク)・バック、《拾参の幾望 ゲッカ》。カオティック・ソウルでロードクルスの一番上を手札に戻す。カオスインパクトの効果で1枚引く」
 ロードクルスがカオス・クルトの姿に戻された事によって、予言者達は大きく弱体化する。
 S・トリガーとS・バックでミナのワンショットを阻止し、逆に大打撃を与えた朔は悠々と3枚目のシールドを手札に加える。
「…くっ、ターンエンド…!」
 ワンショットを阻止されたミナは悔しさを顔に見せながらターンを終了する。
 対戦席を照らしていた光がミナの周囲にまで縮小されていく様は、彼女の行く末を暗示しているかのようにも見えた。

 後攻4ターン目。無力化した予言者軍団の殲滅を図る朔に対し、ミナは朔のターンのはじめにあがきを見せる。
「グランドクルス・ロードの効果で、手札から《予言者 リリム・リア》を出し、1枚ドロー!リリム・リアの効果で光のコスト3以下のパワーは+1000されます」
 ミナは想定外のタイミングでリリム・リアを出された朔は、少し考える時間を取ってから行動を開始する。
「―俺のターン、ドロー。マナチャージし、《壱の既朔 ツクヨミ・フラグメント》召喚。そしてツクヨミ・フラグメントの効果発動。カオスインパクトの効果でドローするかわりに山札の上から5枚を表向きにし、その中のカオティックまたはムーンを手札に加える」
 カオスインパクトでツクヨミ・フラグメントのカオティック・ソウルをすぐに発動させ、狙ったカードを手札に加えようと。
「―さあツクヨミよ、お前が選びし世界、俺に見せてみろ!ルナティック・タイム!」
 朔はそう言い放つと、カオス・フィールドの力で山札の上から5枚のカードを公開する。見せたカードは《ルナ・T・ク》《零の新月 ツクヨミ》《リバース・ザ・タイム》《月の結界師 セレーネー》《ルナティック・コア》の5枚。
 会場が宙を浮かぶカードでどよめく中、朔が手札に加えるカードは一体!?
「―来たか、《零の新月 ツクヨミ》。そしてゲッカでワンディアスを攻撃」
 ゲッカはワンディアスをターゲットに据え、攻撃態勢に入る。ワンディアスを守れるのはリリム・リアのみ。
 そんな状況の中、ミナはすぐに判断を下す。
「ブロックはしません!」
 ミナはきっぱりとした口調でドローソースであるワンディアスを切り捨てる。ゲッカの攻撃は阻止される事なくワンディアスに炸裂した。
「カオスインパクトで断罪カオス・クルトを攻撃」
 会場の天井にいるカオスインパクトは尾部を断罪カオス・クルトに向け、尾部の先端にエネルギーを集中させる。
 ミナは再び判断の時が訪れるが、彼女の判断は変わらない。
「これもブロックしません!」
 上空からカオスインパクトの放たれた閃光は、直撃したカオス・クルトを蒸発させる。閃光の着弾時点には大地の焼け焦げた跡が残されていた。
「―思っているよりも残ったな。ターンエンドだ」
 これ以上の攻撃は無駄だと判断した朔は攻撃を切り上げてターンを終了する。

 先攻5ターン目。ミナは前のターンで5体のクリーチャーを維持する事に成功するものの、カオスインパクトの存在を厄介と考えていた。
「私のターン。手札から《予言者ジェス》をバトルゾーンに!」
「―カオスインパクトのカオティック・ソウルにより、相手のカード使用コストは4増える。―が、どうにかするだろうな」
 朔はどこか投げやりな口調でカオスインパクトの能力を解説し、ミナはそれに応えるかのように切り札を再召喚する。
「その通りです!ドロー!マナチャージし、4コストでジェスを《神智 ロードクルス》に進化!」
 ゲッカに抹消されたロードクルスは再び戦場に舞い戻る。そしてロードクルスは混沌の力によって予言者達を再び超強化する。
「キュベラでカオスインパクトを攻撃!」
「―ブロックしない。」
 本来、パワー1000のキュベラではパワー7000のカオスインパクトを倒すことはできない。だが、今回は違う。ロードクルスとリリム・リアの効果でキュベラのパワーは10000にまで強化されている。
 大幅に強化されたキュベラは猛スピードで上方にいるカオスインパクトの上を取り、最も強力な閃光を真下に向けて放つ。想定外の飛行速度で移動するキュベラにあっけを取られたカオスインパクトは放たれた閃光によって撃墜され、対戦台の中央で爆発した。
「パフラ・ペンラでゲッカを攻撃!」
 この殴り返しに対しても朔はブロックを行わない。
 元々パワーで上回っていたパフラ・ペンラはゲッカを問題なく撃破する。
 攻撃してきたクリーチャーを一掃し、普通にカードを使えるようになったミナは、朔に対してさらにプレッシャーをかけていく。
「ロードクルスでT・ブレイク!」
 復活したロードクルスは、閃光で目の前に立ちふさがるシールドを1枚ずつ粉砕していく。
 朔は残り2つのシールドを1つずつ手札に加えていく。
「―S・トリガー《リバース・ザ・タイム》。シールドの時を巻き戻す」
 朔は独特の言い回しで手札2枚をシールドゾーンに追加する。
 シールドの時間は戻ったものの、時間が巻き戻らなかったロードクルスの追撃が炸裂する!
「ロードクルスはT・ブレイカー!シールドをもう1つブレイク!」
 追撃で放たれたロードクルスの一撃は、1枚目のシールドを粉砕するものの、2枚目で完全に受け止められる。
 朔がブレイクされたシールドは手札から追加したもの。そこには当然、S・トリガーが待ち受ける。
「―S・トリガー《拾七の居待 エンゲツ》。効果でロードクルスをシールドへ」
 ロードクルスをシールドに埋められ、大きく弱体化した予言者達。シールドは2枚増えたが、それ以上に損失が大きい。
「くっ…ターンエンド」
 このターンで勝てるとは思っていなかったミナだったが、ロードクルスを除去された今、ターンを終了する他はなかった。

 後攻5ターン目。手札を使い切ったミナはツクヨミ・フラグメントのサーチを見守るしかなかった。
「―来たか。《拾七の居待 エンゲツ》を手札に。マナチャージし、《零の新月 ツクヨミ》を5コストで召喚!」
 空間の歪みと共に現れた1体の女性型クリーチャー、ツクヨミ。機械的な装飾と日本神話の女神のような服を纏った彼女は古風な言い回しで自らの目的を語る。
「オオオ…さあ、わらわが世界を作ろうぞ…!」
「―ツクヨミの効果で、シールドの時を巻き戻す。エンゲツをシールドに戻し、手札から3枚を追加!」
 ツクヨミの力によって朔のシールドは最初の5枚に復活する。復活したシールドの中には2体のエンゲツが潜んでおり、3体のブロッカーも相まって難攻不落の布陣となっていた。
「―さあ。過去を辿り、敗北しろ。ターンエンドだ」
 朔は突きつけるような物言いでターンを終了する。

 先攻6ターン目。シールドを再展開されたミナは、デッキトップに望みをかける。
「私のターン、ドロー!…来た…!カオス・クルトを進化。《神智 エクスプロードクルス》、召喚!」
 光の中に入ったカオス・クルトが人型のクリーチャーに姿を変えて登場する。その姿は予測外の未来を掴み取るためのものであった。
「行け、エクスプロードクルス!T・ブレイク!」
「―通す。S・トリガー―」
 エンゲツのシールドをブレイクしにきたミナに対し、朔はエンゲツで返り討ちにしようとする。だが、ミナにはS・トリガーに対する策があった。
「エクスプロードクルスのカオティック・ソウル7!相手は自分のマナの数よりコストが大きいカードを使えない!」
「―トリガーを潰しに来たという事か」
 朔のマナゾーンにあるカードは5枚なのに対しエンゲツのコストは6。S・トリガーを封じられた朔はやむなくエンゲツを手札に加え、ブレイクされたもう1つのエンゲツとシールド1つも手札に加えざるを得なかった。
「ターンエンド」
 ミナは返しに除去されるリスクを負いながらもターンを終了する。

後攻6ターン目。手札がすべて多色カードの朔は思いもよらぬ行動に出る。
「―俺のターン、ツクヨミのカオティック・ソウルでドローのかわりに手札と墓地を全て山札に戻す」
「えっ…なんでそんな事を」
 単色カードを引いてエンゲツでエクスプロードクルスを除去しに来ると思っていたミナはまさかの手札リセットにあっけを取られる。
 試合を観戦していた鏡花と不可思議も驚きを見せる。
「―そうした場合、山札をシャッフルし、カードを5枚引く。そのドローをツクヨミ・フラグメントですべて置き換える!」
「ケケケ、そう言う事か」
 朔の解説に不可思議はドローの部分が置換効果ではない事に気づき、不気味な笑みを見せる。
「―さあツクヨミよ、時を戻した先にある、お前の世界を見せてみろ!スーパー・ルナティック・タイム!」
 そうして朔が5回のサーチで手札に加えたカードは《ルナ・T・ク》《拾七の居待 エンゲツ》《拾参の幾望 ゲッカ》《神月の覚醒 ツクヨミ》《月の尖兵 ギョクト》の5枚。
 《ルナ・T・ク》をマナに置いた朔はエクスプロードクルスを除去しにかかる。
「―《拾七の居待 エンゲツ》を召喚。エクスプロードクルスをシールドへ」
 ロードクルスだけでなくエクスプロードクルスもシールドに埋められてしまったミナはさらに追い詰められる。
「―今のお前に俺を倒す事はできない。ターンエンドだ」
 朔はそう言うと、攻撃に入ることなくターンを終了する。

 先攻7ターン目。手札が枯渇し、二つの切り札を突破されたミナはもう一度グランクルス・ロードを引こうとするものの、引いたカードは《ヘブンズ・フォース》。
 ミナは引いたカードをマナゾーンに置いてターンを終了する。
「こうなったら詰みだな。こっからは朔の独壇場だ」
「だけども、シールドはまだ割られていない。彼女もまだ諦めてはいないはずです」
 その様子を眺める不可思議はこう呟き、対する鏡花はミナの戦いを見守っていた。

 後攻7ターン目。朔は前のターンと同様に手札を5枚のカオティックに変換し、ミナの盤面を制圧しにかかる。
「―マナチャージし、呪文《混沌に満ちる月夜》。クリーチャーをすべてタップし、《神月の覚醒 ツクヨミ》をバトルゾーンに」
 新たな力に覚醒したツクヨミが蒼き月と共に降臨する。彼女は朔を含めた味方全員に巻き戻しの加護を授ける。
「―ツクヨミ・フラグメントでリリム・リアを攻撃」
 ツクヨミ・フラグメントの放った閃光はリリム・リアを飲み込む。リリム・リアが破壊された事で無力化された予言者軍団はさらに弱体化する。
「―ギョクトでキュベラを攻撃」
 兎型の戦闘兵器であるギョクトはキュベラの放つ閃光を掻い潜り、跳躍からの一撃でキュベラを破壊する。
 予言者軍団が殲滅された事でパフラ・ペンラを繋ぎとめていた混沌の力が喪失する。
「パワー0のパフラ・ペンラは墓地へ送られます。だけども、キュベラの効果でツクヨミをタップします!」
「―覚醒のツクヨミがいる限り、自分のムーンは選べない。ツクヨミでクルトを攻撃」
 キュベラの最期の反撃は覚醒ツクヨミによって阻止され、攻撃はそのまま実行される。
 ツクヨミが放った閃光はツクヨミ・フラグメントの比ではない。フラグメントの攻撃すら耐えられないクルトは当然、灰と化してしまう。
「―ミナ。お前は今、あの時の兄と同じ末路へと向かっている。ターンエンドだ」
 ミナのクリーチャーを一掃した朔は、シールドを割る事なくターンを終了する。

 先攻8ターン目。絶体絶命の中、ミナは数ターンぶりにグランクルス・ロードの効果を発動する。
「グランクルス・ロードの効果でキュベラを復活させます!私のターン、ドロー!」
 ミナが狙うのは2枚目のグランクルス・ロード。彼女が引いたカードは一体!?
「来た…!《Dの天啓 グランドクルス・ロード》を再展開!私はそのような道には進みません!ターンエンド!」
 グランクルス・ロードのDスイッチを再び使用できるようにしたミナはそのままターンを終了する。
 再展開されたグランクルス・ロードは、ミナにとって最後の希望であった。

 後攻8ターン目。ミナはグランクルス・ロードの再展開を機に少しづつ形勢を立て直していく。
「グランクルス・ロードの効果でリリム・リアを復活!」
 対する朔は2体のツクヨミの効果で手札を5枚のカオティックに変換する。
「―呪文《混沌に満ちる月夜》。クリーチャーをすべてタップし、《零の新月 ツクヨミ》をバトルゾーンに」
 前のターンからミナに反撃の気配を感じていた朔は、サーチの段階でさらに守りを固めながら攻める方針へと考えを変えていた。
「―効果でシールドの時を巻き戻す。エンゲツをシールドに戻し、手札から2枚を追加!」
 ツクヨミでありったけのS・トリガーをシールドに仕込んだ朔はとうとうシールドを削りにいく。
「ツクヨミでシールドを攻撃」
 ツクヨミの放つ閃光が、ミナのシールド3つを粉砕する。
 ブレイクされたシールドを手札に加えていくミナだが、手札に加えたカードはいずれも軽量クリーチャー。
 朔はミナに追撃をかけていく。
「覚醒したツクヨミでシールドを攻撃」
 ツクヨミに続き、覚醒したツクヨミも閃光でシールドを粉砕する。
 ミナがブレイクされたシールド2つは最初からあったシールド。ここでS・トリガーを引かなければ彼女に後はない。
 1つ目のシールドを確認したミナは、そのカードを朔に見せつける。
「1枚目…S・トリガー《マスター・スパーク》!相手のクリーチャーを全タップして、1枚ドロー!」
 S・トリガーで追撃を阻止しつつ手札を補充したミナは再びS・トリガーを引き当てる。
「S・トリガー《ヘブンズ・フォース》!ワンディアスとクルト、断罪カオス・クルトをバトルゾーンに!そして2枚ドロー!」
 ミナは見事S・トリガーを引き当て、予言者軍団を展開する。ワンディアスのおかげで手札も保持。
「―ターンエンドだ」
 元々多すぎるシールドを削るつもりだった朔は、ミナに切り札を与えないためにも攻撃を切り上げてターンを終了する。

 先攻9ターン目。ミナはここで形勢逆転を狙う。
「グランクルス・ロードの効果でプフラ・ペンラを復活し、1枚ドロー!」
 劣勢の中で形勢を立て直したミナは、ここで切り札の引き込みを狙う。
「反撃はここからだ!カオスライトドロー!」
 ミナを照らしていた光は山札のみを照らし、ミナは光を切るかように素早くカードを引く。彼女がカードを引いた瞬間、光はカオス・フィールド中を飲み込んだ。
 ミナが引いたカードは目の前の男から託された混沌のカード。
「来た…!マナチャージして断罪カオス・クルトを進化、《神智 ロードクルス》!」
 予言者軍団が再集結した中、ロードクルスが光の中から再臨する。これにより、戦況は一変する!
「ロードクルスでツクヨミを攻撃!」
 ロードクルスの放った混沌の閃光は、満足に動けないツクヨミを飲み込み、打ち倒す。
 ツクヨミを破壊する事に成功したミナはここでさらに追撃をかける!
「ロードクルスのカオティック・ソウルでライトブリンガーのパワーは+8000されています!断罪カオス・クルトで、覚醒ツクヨミを攻撃!」
 ロードクルスがツクヨミを撃破したことで、断罪カオス・クルトも覚醒ツクヨミに特攻をかける。
 断罪カオス・クルトの渾身の一撃は覚醒ツクヨミを見事打ち倒す事に成功する。
「キュベラでツクヨミ・フラグメントを攻撃!」
 カオスインパクトを倒したキュベラもツクヨミ・フラグメントを撃破。
 これで朔は手札を5枚のカオティックに変えるスーパー・ルナティック・タイムを使用できなくなる。
「リリム・リアでギョクトを攻撃!」
 ツクヨミ軍団を撃破した予言者軍団の次のターゲットはその残党。リリム・リアは当然のようにギョクトを撃破していく。
「ワンディアスでギョクトを攻撃!」
 2体目のギョクトを撃破した朔のクリーチャーはツクヨミとルナティック・コアのみ。
 粗方クリーチャーを殲滅したミナはシールドを削りに行く。
「クルトでシールドをブレイク!」
 クルトの放った電撃で特定のシールドをブレイクしにかかる。ミナの狙いは朔の仕込んだ《混沌に満ちる月夜》。
 朔は手札に加えた《混沌に満ちる月夜》を使用するか否かを少し考えると、彼はそれを使う事を決意する。
「―S・トリガー《混沌に満ちる月夜》。プフラ・ペンラをタップ。」
 トリガーを使う判断を下した朔はブロッカーを無力化し、2つ目のシールドを手札に加える。そのカードは仕込んだゲンゲツではなかった。
「これで形勢逆転です。ターンエンド」
 クリーチャーを殲滅し、ワンショットを阻止するS・トリガーも事前に処理したミナは、ここでターン終了する。

 後攻9ターン目。ミナはダメ押しにもう1つの切り札を出し、さらなる切り札を封殺する。
「グランクルス・ロードの効果でクルトをエクスプロードクルスに進化!時間を巻き戻すのは諦めてください!」
「―俺には時を巻き戻した先に見たいものがある。お前が何を言おうとも、俺は時を巻き戻す!」
 ミナに盤石を崩され追い詰められた朔は、目的への強い意志を露わにする。
「―俺のターン、ドロー!」
 そう言って朔が引いたカードは《ルナティック・コア》。彼はそれをすぐに使用する。
「―《ルナティック・コア》を召喚。カオティック・ソウルでカードを1枚引く!」
 朔が縋るように引いたカードは《ダイヤモンド・ソード》。
 勝負を決めるカードを引いた朔の表情は、これまでミナに見せたことのない、喜びの表情であった。
「―呪文《ダイヤモンド・ソード》!ルナティック・コアを攻撃可能に!」
「ここであのカードを引きましたか!」
 ダイヤモンド・ソードによるワンショットで敗れた鏡花が強い反応を示す。
 ミナを倒せる最小限の戦力を用意した朔は、ここで一斉攻撃を仕掛ける。
「―準備は整った。月の兵よ、総攻撃だ!」
 ツクヨミとルナティック・コアの攻撃でミナのシールドはすべてブレイクされる。
 ミナがブレイクされたシールドはすべてゲンゲツで送られたクリーチャー。彼女に打つ手はない。
「―ルナティック・コアでダイレクトアタックだ」
「戦いを…終わらせられなかった…」
 球体型の浮遊ユニットであるルナティック・コアの閃光が、誰にも阻止できないままミナに直撃する。
 ミナの敗北が確定すると同時に、彼女を照らしていた光もまた消失する。
 エリア代表戦準決勝は、反撃の機会を与えたものの、耐久戦術で盤面を支配し続けた朔の勝利で終わった。

                            ◇
 準決勝戦を終えた二人は試合の感想を話していた。
「―随分と力を付けたなミナ。俺をここまで追い詰めるとはな」
「だけど倒すまでには届かなかった…。朔さん、次に会った時はあなたを止めて見せます!」
「―次の機会はお前の頑張り次第だ。では、またな」
 リベンジすると聞いた朔は、ミナに次の機会を示唆してその場を去っていく。
 去っていく際の朔の顔を、ミナは忘れられなかった。

 そして3位決定戦。朔に敗れたミナの前に現れたのは兄であるクロウだった。
「ミナ。ここのスタッフに聞いたんだが、この戦いに勝てば決勝トーナメントに出られるらしい」
「兄さん、それって本当なの…?」
 ミナはクロウの言う事がにわかに信じられないのか真偽を確かめようとする。
「この事については本当だ。決勝トーナメントに出たければ、冥界の番人たるこの俺をここで倒してみろ!そして勝ってミナを取り戻す!」
 クロウはいつもの感じで3位決定戦に挑んでいく。そんなクロウの意気込みはミナを元気づける。
「ありがとう兄さん。でも、ここはいつものように勝つ!カオス・フィールド、展開!いきますよ!」
 兄妹対決となった3位決定戦。不本意ながらも、クロウは目的を達成する。
 混沌とした空間の中、二人がじゃんけんで先攻を決めると、大会の審判がデュエマの開始を宣言する。
                     「3位決定戦、デュエマ・スタート!」
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以上です。無駄に長くなった上にブロサムルドを使う機会がなかった。趣味枠はカオスインパクトぐらい。

使用カード(基本はまくらいさん作)
予言者カオス・クルト
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予言者ワンディアス
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神智 ロードクルス(訂正版)
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予言者リリム・リア
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カオスインパクト・ザ・ムーン
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予言者パフラ・ペンラ
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零の新月 ツクヨミ
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月の尖兵 ギョクト
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拾七の居待 エンゲツ(訂正版)
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ルナ・T・ク
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混沌に満ちる月夜(haribote13さん作)
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リバース・ザ・タイム
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壱の既朔 ツクヨミ・フラグメント、月の結界師 セレーネー、拾参の幾望 ゲッカ
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ルナティック・コア、神月の覚醒 ツクヨミ
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神智 エクスプロードクルス、断罪の時 カオス・クルト、Dの天啓 グランドクルス・ロード
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2017-10-25 22:28
デュエル物語(仮) 1章 第12話 「絶対なる業の帝王vsびっくり・ドッキリ・ジョーカーズ!」

「では、君に先攻を譲るよ、どうぞ」
「じゃあ、先攻をもらいます。マナをチャージして、呪文、ジョジョジョ・ジョーカーズ、効果でヤッタレマンを回収します、これでターンエンドです。」

「おお、今回は理想的な回りですね」
そう言うと、アガトはほっと胸をなでおろした。
「では、ターンをもらおう、ドロー、マナをチャージして、カルマの集まりし場所を展開。」
そう言ってフレアルが手を掲げると、空が赤く染まり、DJデスサイズの時と同じ墓石のフィールドが現れた。
「では、ターンエンド」
と、フレアルはターンを渡す。すると、墓石が妖しく輝き、2つの魂が墓石へと吸い込まれていく。
「僕のターン、ドロー、マナをチャージしてヤッタレマンを召喚、ターンエンド、」
更に魂が渦巻き、どんどんフィールドが禍々しくなる。
「私のターン、ドロー、マナをチャージして、業 ボマーズを召喚。」
そうしてフレアルが召喚すると同時に、フィールドに血のように朱い翼を持つファイアーバードが現れた。その鳥が甲高い声で啼くと、更に6体の魂が渦巻いた。
「では、ターンエンド。」
と、フレアルはターンを渡す。しかし、探偵団の面々は首をかしげていた。

「なぜ、ボマーズで攻撃しないんですの?ハンデスできますのに…」
「君たちはこれまで私の部下たちと戦ってきただろう、ならば、セルフハンデスのために殴るのは愚かな行為だと思うが…」
「なるほど、やはりこれまで戦ってきた人たちとは一味違いますね」
とアガトが感心する。
しかし、更に魂が墓石の周りを巡る。
「では、僕のターン、ドロー、マナをチャージしてパーリ騎士を召喚、更にツタンカーネンを召喚、ターンエンドです」
至極順調に進む巧とは裏腹に、なかなか展開してこないフレアル、しかし、その表情に全く焦りは見られない。
しかし、依然として魂は増え続ける。

「では、ターンをもらおう、ドロー、マナをチャージして、呪文、煉獄地獄、効果でお互い山札の上から5枚見て、クリーチャーを全部墓地に…そちらは3枚で、こちらは3体か…では、ターンエンド」

「僕のターン、ドロー、マナをチャージしてヘルコプ太を召喚、効果で4枚ドロー…よし、ターンエンド」

「お、どうやら今回は簡単に勝てそうですね」
巧の表情を見て、アガトはホッと安心した。

「ドロー、マナをチャージしてもう一度煉獄地獄、効果で…今度も3枚ずつか…ターンエンド」

「では、僕のターン、そろそろ決めます、ドロー、マナをチャージしてチョートッQを召喚、では、総攻撃です!」
そう言うと巧のクリーチャーがフレアルのシールドをブレイクする、しかし、フレアルは全く動揺しない。
そして、最後のシールドの中身を見ると、フレアルはニヤリと笑った。
「シールドトリガー発動、呪文、イフリートハンド、効果でヘルコプ太を破壊、」
「くっ…」
このターンで決めるつもりだったのか、巧に苦悶の表情が見える、このターンで決めたかった、そう読み取れる。

「では、このターンで勝負をつけさせてもらおう、さあ、深淵から這い上がれ、業の呪いを受けしもの、深い眠りより目覚めよ、業の宿命を負いし者よ!ドロー!さあ、来たぞ、私の切り札!」
そう言うと、フレアルはにやりと笑う、その笑みは見るものの背筋を凍らせる。現に探偵団の面々は、怯えて言葉も発せなかった。
「では行くぞ、ボマーズで攻撃する時、侵略発動!業の帝王アルアールに侵略だ。」
ボマーズが翼をはためかせながら巧に近づいていく、そして、だんだんと赤く光り始め、光が消えると、血にまみれた王のようなクリーチャーが現れた。

「では、アルアールのカルマ9発動、効果で君のクリーチャーとシールドを全て墓地送りに!」
アルアールが持つ朱き剣を掲げると、そこへ魂が集まる。そして剣を振り下ろすと、魂が巧のシールドとクリーチャーを喰らい、消え去ってしまった。
「では、ダイレクトアタック」
そして、アルアールは巧を殺そうと近づく。そしてまるでゴキブリを潰すが如く、剣で叩き潰そうとした。

しかし、以前のように2人は騒いだりしなかった。巧がかならず勝つと心の底から信じていたのである。
「巧!あんなやつに負けないでくださいまし!」
「巧君はかならず勝つ!僕らは心の底から信じてる!」
と、巧を奮い立たせる。その言葉に答えるかのように、巧の体が光り始めた。

「ああ、俺は…俺はまだ負けない!革命0トリガー!レジスタンス・バレット!効果で山札の上から4枚をめくり…ディール・ザ・トランプがめくれたからアルアールを破壊だ!」
巧から放たれる弾丸は光り輝き、そのままアルアールを貫いた。
「ほお、ターンエンド」
アルアールは興味深そうに巧を見ると、ターンを巧に渡した。
「俺のターン、さあ、相棒!このまま勝利をかっさらうぞ!決まりきった型なんてくそ食らえ!定型の向こう側から引き寄せてやるぜ!ジョ、ジョ、ジョ、ジョーカー・ド・ロー!来たぜ!俺の切り札!」
「さあ、あいつをぶちのめしてやろうぜ!タックー!」
「ああ!ゲラッチョ男爵を召喚するかわりに、ジョーカー・モード5で、ジョーカー・トランプをバトルゾーンに!」
「さあ、主役の登場だぜェ!」
そう言うと、ゲラッチョ男爵の輪郭からまるでピエロのような姿を持つ、ジョーカー・トランプがバトルゾーンに現れた。
「そして、G・ゼロ発動!呪文、リョウセイバイ・ボム!効果でお互い手札を1枚残して全て捨てる!そして、ターン終了時、ジョーカー・トランプの能力発動!手札が1枚だから、それを見せる!さあ、これはなんだ?」
「ほう…バイナラドアだな」
「だから、俺の勝ちだ!」
巧がそう高らかに宣言すると、トランプは持っているカードをフレアルに投げつけた。しかし、そのトランプはフレアルに当たる寸前で消滅した。

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「なるほど、やはり強いな」
フィールドが消え去り、もとの部屋の中で、フレアルはそう呟いた。
「では、私たちの所属する組織について知っていることを話そう」

「私の肩書はG部隊の部隊長だ。この組織には他の部隊があるが、一応1番のエリートとなっている。まあ、そいつはこういうわけだからな」
といって、アルアールを掲げると、急に光りはじめ、デュエル中の姿そのもののアルアールが現れた。
「我が名はアルアールだ。よろしく頼む」
とアルアールは探偵団に挨拶をした。
「まあ、私はアルアールを目覚めさせることができたから、部隊長になったというわけだ」

「では、話を続けよう、私たちは世界に変化をもたらさんとする組織直属の部隊だ、ということしか教えられない、残念だが…」
と、フレアルは少しおどけてみせた。
「なんで教えられないのですの?」
とヒカルが聞くと、
「残念ながら、私たちでさえあの組織について知っていることは少ない、それだけあの組織は慎重にことを進めているというわけだ。」
と答えた。
「1つ忠告する。13に気をつけろ、私たちの裏切りに感づかれるのも時間の問題、やつは私たちより恐ろしい、何しろ、やつは殺すのではなく、存在ごと全てを消す能力を持っている、気をつけろよ」
そう言うとフレアルとゲートキーパーは立ち去った。

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探偵団がいた場所よりもさらに地下深く、ある狭い部屋で、2人の男が厳かに話していた。
「ゾルゲ様、申し訳ありません、あいつらを捕らえることができませんでした。」
と、ある男が上司と見られる男に謝っている。
「まあ良い、何しろニューリーダーが3体もいる、そこまで期待はしていなかったよ」
「ですが…」
と男は言葉に詰まってしまった。
「なら、13、お前自身でこの汚名をそそぐのはどうだ?単体での力ならお前の右に出るものはいるまい」
「よろしいのですか?」
と男は嬉しそうに上司の顔を覗く。
「ああ、だが絶対にしくじるなよ、あのお方の計画にこれ以上遅れが出てはいけないからな」
「はい、了解しました!ゾルゲ様!」

To be continued…

使ったオリカ

カルマの集まりし場所、業の帝王 アルアール
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業 ボマーズ、煉獄地獄
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レジスタンス・バレット
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リョウセイバイ・ボム
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ジョーカー・トランプ
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掲示板DM総合雑談板 ≫ スレッド : DMオリカスレ連動 オリジナルデュエルストーリースレ
  


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